このページについて
アランダは、パオロ・ピーヴァが1982年に設計した机である。ビー・アンド・ビー イタリアが製造する。鋼の棒を三角形に組んだ枠に、ガラスの天板を載せる。2つの寸法が展開される。
このページでは、枠の構成とガラスの天板、寸法の選択、ライセンスを受けていない製品との違い、手入れ、購入できる場所を扱う。設計の成り立ちについては紹介ページを参照されたい。
アランダ・テーブルのデザインストーリーについて詳しくはアランダ・テーブル紹介ページをご覧ください。
正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材
現在B&B Italiaが製造・販売する正規品は、2018年にリイシューされた「Alanda '18」である。オリジナルの設計精神を忠実に継承しつつ、現代の製造技術と品質基準に適合した仕様となっている。
| 正式名称 | アランダ |
|---|---|
| 製造ブランド | ビー・アンド・ビー イタリア |
| 構造 | 鋼の棒を溶接し、三角形の面を積み重ねる。逆さの角錐を組み合わせた形状による |
| サイズ展開 | 2種。正方形は幅1,200 × 奥行1,200 × 高さ270mm。長方形は幅1,800 × 奥行1,200 × 高さ270mm |
| フレーム | 光沢の塗装による鋼の棒 |
| 天板 | ガラス。透明度の高い仕様と、色の付く仕様から選ぶ |
| 天板接合部 | 樹脂の部材を介する。ガラスと鋼が直接触れない |
| 脚先 | 樹脂とフェルトによる。床を保護する |
| 収蔵 | 本製品の美術館収蔵は、公開情報の範囲では確認できていない |
| 価格 | ビー・アンド・ビー イタリアは公式サイトで製品情報を公開している(2026年8月19日確認)。日本国内の価格は輸入代理店と取扱店により異なる |
枠の構成とガラスの天板
鋼の棒を溶接し、三角形の面を積み重ねる。逆さの角錐を組み合わせた形状による。
天板はガラスによる。透明度の高い仕様では、下の枠が透けて見える。色の付く仕様では見え方が変わる。
天板と枠のあいだに樹脂の部材が入る。ガラスと鋼が直接触れない構成にあたる。
枠は棒が交差する構成のため、隙間に埃が溜まる。柔らかい刷毛で払うことになる。
選び分けの目安
- 見え方で選ぶ場合
- 透明度の高い天板では下の枠が透けて見える。色の付く仕様とは印象が異なる。
- 手入れの手間を考える場合
- 枠の隙間に埃が溜まる。刷毛で払うことになる。
- 取り扱いを考える場合
- 天板はガラス。硬いものが当たると欠ける。
寸法の選択
正方形の仕様は幅1,200 × 奥行1,200mm、長方形の仕様は幅1,800 × 奥行1,200mm。高さはいずれも270mm。
高さ270mmは低い部類にあたる。座面の低い椅子と組み合わせる寸法である。
いずれも奥行が1,200mmある。中央に手が届きにくい場合がある。
ガラスの天板と鋼の枠による。重量があるため、搬入経路と運搬の手段を確かめる。
選び分けの目安
- 置き場所から決める場合
- 正方形と長方形の2種。奥行はいずれも1,200mm。
- 使い勝手を確かめる場合
- 奥行1,200mm。中央に手が届きにくい場合がある。
- 椅子と組み合わせる場合
- 高さ270mm。座面の低い椅子に合う寸法にあたる。
ライセンスを受けていない製品との違い
本製品には、ライセンスを受けていない類似の製品が流通する。
| 比較項目 | 正規品 | ライセンスを受けていない製品 |
|---|---|---|
| 製造 | ビー・アンド・ビー イタリアによる | 製造元は個々に異なる |
| 天板の仕様 | 公表される仕様による | 公表されない場合がある |
| 接合の部材 | 樹脂の部材を介する | 個々に確認が要る |
| 脚先 | 樹脂とフェルトによる | 個々に異なる |
| 部品の供給 | 取扱店を通じて相談できる | 個々に異なる |
ガラスの天板を用いる製品にあたるため、天板の仕様と接合の部材は安全に関わる。確認する事項になる。
選び分けの目安
- 安全を確かめる場合
- 天板の仕様と接合の部材を確認する。ガラスと鋼が直接触れない構成にあたる。
- 床材を確かめる場合
- 正規品は脚先が樹脂とフェルトによる。床を保護する。
- 長く使う前提の場合
- 部品の供給を確かめる。天板の交換も含まれる。
同種の机との比較
低い机は天板の素材と枠の構成で性格が分かれる。
| 比較項目 | アランダ | PK61 テーブル | スーパーエリプステーブル |
|---|---|---|---|
| 高さ | 270mm | 320mm | 720mm |
| 天板 | ガラス | 石またはガラス | 化粧板または木の突板 |
| 枠 | 棒を三角形に組む | 4つの部材をねじで接合 | 棒が中央に集まる |
| 天板の固定 | 樹脂の部材を介する | 重力のみ | 固定される |
| 手入れ | 枠の隙間の埃 | 石は水分と酸に弱い | 天板の素材による |
選び分けの目安
- 高さで選ぶ場合
- 270mm。低い机のなかでもさらに低い部類にあたる。
- 手入れの手間を考える場合
- 枠の隙間に埃が溜まる。平滑な台とは扱いが異なる。
- 見え方で選ぶ場合
- 天板がガラスのため下の枠が見える。石や木の天板とは異なる。
使用感と設置条件
枠の見え方
棒が交差する構成のため、見る角度によって重なり方が変わる。
光沢の塗装による。周囲の光を反射する。
透明度の高い天板では、下の枠が上から見える。
床との関係
脚先は樹脂とフェルトによる。床を保護する。
フェルトは経年で摩耗する。定期的に確かめる。
天板の扱い
ガラスによる。硬いものが当たると欠ける。
縁も研磨されるが、角にあたる箇所は注意する。
経年変化とメンテナンス
素材ごとに起きること
光沢の塗装は擦れると下地が現れる。棒が交差する箇所から進みやすい。
ガラスの天板は経年で変質しないが、傷が付くとそこから割れやすくなる。
樹脂の接合の部材は経年で硬くなる場合がある。
脚先のフェルトは摩耗する。床を保護する機能が落ちる。
日常の手入れ
- ガラスの天板
- 柔らかい布で拭く。研磨剤は表面を傷める。指紋が残りやすい。
- 枠
- 柔らかい布で拭く。研磨剤は塗装を削る。
- 枠の隙間
- 柔らかい刷毛で埃を払う。棒が交差する箇所に溜まる。
- 脚先
- フェルトの摩耗を定期的に確かめる。
修理と部品
天板が破損した場合の交換や、脚先の部材の交換については取扱店に確認する。
どこで買うか
取扱店の調べ方
ビー・アンド・ビー イタリアは公式サイトで製品情報を公開している。日本国内の正規取扱については、輸入代理店の案内を確認するのが確実である。
寸法と天板の仕様から選ぶ。納期も確かめる。
実物を確認する
棒が交差する枠は、見る角度によって重なり方が変わる。実物で確かめられるとよい。
透明度の高い天板と色の付く天板の見え方の違いも確認できる。
中古の流通
1982年から1989年にかけての個体と、2018年以降の個体が流通する。年式を確かめる。
確認箇所は、ガラスの傷と欠け、塗装の剥がれ、接合の部材の状態、脚先のフェルトの摩耗である。
購入前チェックリスト
- 寸法の選択(1,200mm四方/1,800 × 1,200mm)
- 高さ270mmと組み合わせる椅子
- 奥行1,200mm(中央に手が届きにくい場合がある)
- 天板の仕様(透明度の高い仕様/色の付く仕様)
- 搬入経路と重量
- 枠の隙間に埃が溜まること
- 脚先のフェルト(床を保護する)
- ガラスの天板の取り扱い
よくある質問
- 価格はどのくらいですか?
- ビー・アンド・ビー イタリアは公式サイトで製品情報を公開しています(2026年8月19日確認)。日本国内の価格は輸入代理店と取扱店により異なります。寸法と天板の仕様で価格が変わります。
- どこで購入できますか?
- ビー・アンド・ビー イタリアの公式サイトで製品情報を確認できます。日本国内の正規取扱については輸入代理店の案内をご確認ください。
- 設置に必要な寸法を教えてください。
- 正方形の仕様は幅1,200×奥行1,200mm、長方形の仕様は幅1,800×奥行1,200mmです。高さはいずれも270mmで、座面の低い椅子と組み合わせる寸法にあたります。
- 使い勝手はどうですか?
- いずれの仕様も奥行が1,200mmあるため、中央に手が届きにくい場合があります。天板はガラスで、透明度の高い仕様では下の枠が透けて見えます。
- 天板の仕様は選べますか?
- 透明度の高い仕様と色の付く仕様から選べます。透明度の高い仕様では下の枠が上から見え、色の付く仕様では見え方が変わります。
- 床は傷つきませんか?
- 脚先は樹脂とフェルトによるもので床を保護します。ただしフェルトは経年で摩耗するため、定期的にお確かめください。
- 正規品かどうかはどう見分けますか?
- 本製品にはライセンスを受けていない類似の製品が流通します。ガラスの天板を用いるため、天板の仕様と接合の部材は安全に関わります。正規品では樹脂の部材を介してガラスと鋼が直接触れない構成です。
- 手入れはどうすればよいですか?
- ガラスの天板は柔らかい布で拭き、研磨剤は表面を傷めます。指紋が残りやすくなります。枠は棒が交差する構成のため隙間に埃が溜まり、柔らかい刷毛で払うことになります。脚先のフェルトの摩耗も定期的にお確かめください。