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606ユニバーサルシェルビングシステムは、ディーター・ラムスが1960年に発表した棚である。ヴィッツゥが製造する。縦の部材に棚板を掛ける。4つの設置方式から選ぶ。

このページでは、4つの設置方式、棚板の取り付けと拡張、注文と設置の流れ、手入れ、購入できる場所を扱う。設計の成り立ちについては紹介ページを参照されたい。

正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材

606ユニバーサルシェルビングシステムは、個々のコンポーネントを自由に組み合わせるモジュラーシステムであるため、固定的な完成品としての単一スペックは存在しない。以下に、システムの基本情報と主要コンポーネントの仕様を記載する。

正式名称 606ユニバーサルシェルビングシステム
製造ブランド ヴィッツゥ
主要素材 縦の部材と構造部品はアルミニウム。棚板は粉体塗装した鋼。収納の部材は塗装した繊維板。ブナ材の部材もある
区画の幅 2種から選ぶ。狭い型は667mm(使用面655mm)、広い型は912mm(使用面900mm)
縦の部材の高さ 570mm、1,140mm、1,710mm、2,000mm、2,280mmから選ぶ。縦に連結できる
設置方式 4つから選ぶ。壁に直接付ける方式、支柱を併用する方式、床と天井で突っ張る方式、自立させる方式がある
部材 縦の部材、棚板、収納の部材、机になる棚板、机、支柱、床に接する部材などがある
6つの組み合わせから選ぶ。棚板の色と木の部材の有無による
収蔵 MoMA 606ユニバーサルシェルビングシステム(1960年) 収蔵番号 499.2004
価格 ヴィッツゥは公式サイトで製品情報を公開している(2026年8月19日確認)。構成する部材の数と種類で価格が変わる。取扱いは製造元への問い合わせによる
付属品 壁面固定金具一式、設置テンプレート、設置説明書、ピン類(注文内容に応じた専用金具を同梱)
生産状況 1960年より現在まで継続生産中(65年以上)

4つの設置方式

設置方式は4つから選ぶ。工事の要否と設置の条件が変わる。

方式 設置 床の占有
壁に直接付ける 壁に固定する。下地が要る しない
支柱を併用する 壁に固定し支柱で支える する
床と天井で突っ張る 壁への固定を要さない する
自立させる 壁への固定を要さない する

壁に直接付ける方式では下地の有無を確かめる。賃貸では固定できない場合がある。

床と天井で突っ張る方式と自立させる方式は、壁に穴を開けない。

選び分けの目安

壁に穴を開けられない場合
突っ張る方式と自立させる方式がある。
床を占有したくない場合
壁に直接付ける方式による。下地の有無を確かめる。
耐荷重を考える場合
方式によって条件が異なる。製造元に確認する。

棚板の取り付けと拡張

縦の部材に棚板を掛ける。位置を後から変えられる。

縦の部材は5つの高さから選び、縦に連結できる。

区画の幅は2種から選ぶ。狭い型と広い型による。

棚板や収納の部材を後から足せる。使い方が変わった際に対応する。

選び分けの目安

置き場所から決める場合
縦の部材の高さと区画の幅を選ぶ。設置場所を実測する。
後から変えたい場合
棚板の位置を変えられる。部材も足せる。
用途から決める場合
棚板、収納の部材、机になる棚板などがある。

注文と設置の流れ

製造元への問い合わせによる。構成を相談してから注文する。

設置は自分で行うほか、業者に依頼することもできる。方式によって条件が変わる。

壁に直接付ける方式では、壁の材質と下地を事前に確かめる。

納期は構成によって変わる。問い合わせの際に確かめる。

選び分けの目安

構成を決める場合
製造元に相談する。設置場所の寸法を用意する。
設置を考える場合
自分で行うか業者に依頼するかを選ぶ。
納期を確かめる場合
構成によって変わる。問い合わせの際に確かめる。

同種の収納との比較

収納は設置の方式と拡張の条件で性格が分かれる。

比較項目 606 USMハラー モジュールファニチャー コンポニビリ
設置 4つの方式から選ぶ 床に置く 床に置く
壁への固定 方式による 要さない 要さない
拡張 部材を後から足せる 組み替え、拡張、分割ができる 段を足せる
素材 アルミニウムと鋼 鋼と真鍮 樹脂
注文 製造元に相談する 在庫と受注生産で分かれる 取扱店による

選び分けの目安

床を占有したくない場合
壁に直接付ける方式がある。床に置く収納とは条件が異なる。
賃貸で用いる場合
壁に穴を開けない方式もある。方式を選ぶ。
後から変えたい場合
部材を足せる。組み替えの自由度は製品によって異なる。

使用感と設置条件

縦の部材

アルミニウムによる。壁面に沿って立つ。

棚板を掛ける溝が並ぶ。位置を変えられる。

棚板と収納の部材

棚板は粉体塗装した鋼による。浅い型と深い型がある。

収納の部材は扉が付く。滑らせる扉と手前に倒す扉がある。

耐荷重

設置の方式と壁の材質によって条件が変わる。

載せるものの重量を想定する。製造元に確認する。

経年変化とメンテナンス

素材ごとに起きること

粉体塗装の棚板は擦れると下地が現れる。物の出し入れで生じやすい。

アルミニウムの部材は表面処理による。傷が付く場合がある。

塗装した繊維板の部材は湿気に弱い。水分を残さない。

木の部材は日光で色が変わる。棚板との対比も変わる。

日常の手入れ

棚板
柔らかい布で拭く。研磨剤は塗装を削る。
縦の部材
溝に埃が溜まる。柔らかい布で拭く。
収納の部材
扉の動きを確かめる。水分を残さない。
固定の箇所
緩みを定期的に確かめる。設置の方式による。

修理と部品

部材の交換と追加については、製造元を通じて相談する。

基本の設計が保たれているため、古い個体にも対応できる場合がある。

どこで買うか

取扱いの調べ方

ヴィッツゥは公式サイトで製品情報を公開している。取扱いは製造元への問い合わせによる。

設置場所の寸法を用意して構成を相談する。納期も確かめる。

実物を確認する

棚板を掛ける仕組みは、実物で確かめられるとよい。

色の組み合わせも現物で分かる。

中古の流通

基本の設計が保たれているため、中古の個体に部材を足せる場合がある。

確認箇所は、棚板の塗装の擦れ、縦の部材の傷、部材が揃っているか、固定の金具である。

購入前チェックリスト

  • 設置の方式(4つ。工事の要否が変わる)
  • 壁に直接付ける場合、下地の有無
  • 賃貸では壁に穴を開けない方式もあること
  • 縦の部材の高さ(5つ)と区画の幅(2種)
  • 設置場所の実測
  • 耐荷重(方式と壁の材質による)
  • 色の組み合わせ(6つ)
  • 製造元への問い合わせによる注文

よくある質問

価格はどのくらいですか?
ヴィッツゥは公式サイトで製品情報を公開しています(2026年8月19日確認)。構成する部材の数と種類で価格が変わり、取扱いは製造元への問い合わせによります。
どこで購入できますか?
製造元への問い合わせによります。設置場所の寸法を用意して構成をご相談ください。
設置の方式を教えてください。
壁に直接付ける方式、支柱を併用する方式、床と天井で突っ張る方式、自立させる方式の4つです。工事の要否と床の占有が変わります。
賃貸でも設置できますか?
床と天井で突っ張る方式と自立させる方式は壁への固定を要さないため、壁に穴を開けずに設置できます。
棚板の位置は変えられますか?
縦の部材に掛ける方式のため後から変えられます。棚板や収納の部材を後から足すこともできます。
どのような寸法がありますか?
縦の部材は570mm、1,140mm、1,710mm、2,000mm、2,280mmから選べ縦に連結できます。区画の幅は狭い型が667mm、広い型が912mmです。
耐荷重はどのくらいですか?
設置の方式と壁の材質によって条件が変わります。載せるものの重量を想定し、製造元にご確認ください。
収蔵されている美術館はありますか?
ニューヨーク近代美術館が収蔵しています(606ユニバーサルシェルビングシステム、1960年、収蔵番号499.2004)。