このページについて
マックス・ビル キッチンクロックは、マックス・ビルが1956年に設計しユンハンスが製造する壁掛け時計である。文字盤の下に機械式の60分タイマーを備える。ユンハンスは2021年にこの時計を復刻した。
このページでは、正規品の仕様、同じ用途の他の時計との比較、タイマーの扱い、手入れ、購入できる場所を扱う。造形の成り立ちについては紹介ページを参照されたい。
マックス・ビルの設計思想や経歴について詳しくはマックス・ビル プロフィールページをご覧ください。
キッチンクロック・ウィズ・タイマーのデザインストーリーについて詳しくはキッチンクロック・ウィズ・タイマー紹介ページをご覧ください。
正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材
現行の復刻版は、時計部がクオーツ、タイマー部が機械式である。
| 正式名称 | max bill Küchenuhr(Max Bill Kitchen Clock) |
|---|---|
| 型番 | 362/1100.00 |
| ムーブメント | クオーツ(J738) |
| タイマー | 機械式、60分 |
| ケース | セラミック、ライトブルーの釉薬仕上げ |
| ベゼル | クロームめっき |
| 風防 | ドーム型のミネラルガラス |
| 文字盤 | 白、釉薬仕上げ |
| 寸法 | 幅180mm(最大部)×高さ252mm×奥行56mm |
| 保証 | 購入日から2年(ユンハンスの保証規定) |
類似商品・競合との比較
壁掛け時計は、文字盤の有無と、時計以外の機能を持つかどうかで分かれる。
| 比較項目 | マックス・ビル キッチンクロック | ボールクロック | リキクロック |
|---|---|---|---|
| 時計以外の機能 | 機械式の60分タイマー | なし | なし |
| 文字盤の面 | あり(釉薬仕上げ) | なし(壁面が背景になる) | あり |
| 外形 | 縦長(幅180×高さ252mm) | 円形(直径330mm) | 円形 |
選び分けの目安
- 調理中に時間を計る場合
- 3点のうちタイマーを備えるのはこの時計だけである。
- 設置面の幅が限られる場合
- この時計は縦長で、幅180mmに対し高さ252mmある。円形の時計は直径分の幅と高さを等しく要する。
使用感と設置条件
タイマーの扱い
タイマーは機械式のため電池を使わず、時計部の電池が切れても使える。設定できるのは60分までで、それより長い時間を計る用途には向かない。
設置
寸法は幅180×高さ252×奥行56mm。ケースがセラミックのため、取り付ける壁面の下地とフックの耐荷重を確認しておく。
経年変化とメンテナンス
素材ごとに起きること
ケースは釉薬をかけたセラミックで、表面に汚れが染み込みにくく、台所の油分も拭き取れる。一方で衝撃には弱く、落とすと欠ける。
日常の手入れ
- ふだん
- 乾いた柔らかい布で拭く。油分が付いた場合は薄めた中性洗剤を含ませた布で拭き、乾いた布で仕上げる。
- 研磨剤
- 釉薬の面とめっきを傷めるため用いない。
保証
ユンハンスの保証は購入日から2年で、製造上の欠陥を無償で直す。正規取扱店が記入・押印した保証書と領収書が要り、ケースやガラスの通常の摩耗は対象外である。
どこで買うか
取扱店の調べ方
ユンハンスの公式オンラインショップ(米国向け)にはこの時計の掲載がない(2026年10月時点)。購入は時計の正規取扱店を通すことになる。保証書に正規取扱店の押印が要るため、販売店が正規取扱店かどうかを確かめる。
中古の流通
1950年代の個体と2021年以降の復刻版がある。確認箇所は、セラミックの欠けとひび、めっきの状態、タイマーが最後まで動いて鳴るか、である。
購入前チェックリスト
- 設置する壁面の幅と高さ(幅180×高さ252mm、奥行56mm)
- フックの耐荷重(ケースはセラミック)
- タイマーが60分までであること
- 正規輸入品か並行輸入品か(保証書に正規取扱店の押印が要る)
よくある質問
- どこで購入できますか?
- ユンハンスの時計を扱う正規取扱店で購入します。ユンハンスの公式オンラインショップ(米国向け)には掲載されていません(2026年10月時点)。
- 時計部とタイマーの駆動はどうなっていますか?
- 時計部はクオーツムーブメントJ738で、電池で動きます。タイマーは機械式で、電池が切れても使えます。
- タイマーは何分まで計れますか?
- 60分までです。それより長い時間を計る用途には向きません。
- 設置に必要な寸法を教えてください。
- 幅180×高さ252×奥行56mmです。ケースがセラミックのため、フックの耐荷重をご確認ください。
- 保証は何年ですか?
- ユンハンスの保証は購入日から2年です。正規取扱店が記入・押印した保証書と領収書が必要です。
- 手入れはどうすればよいですか?
- 乾いた柔らかい布で拭きます。油分が付いた場合は薄めた中性洗剤を含ませた布で拭き、乾いた布で仕上げてください。研磨剤は釉薬の面とめっきを傷めるため使えません。
- 他に検討すべき製品はありますか?
- タイマーを必要としない場合は、同じ設計者による壁掛け時計があります。文字盤を持たない構成ではボールクロック、円形の文字盤ではリキクロックが比較の対象になります。