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マラルンガは、ヴィコ・マジストレッティが1973年に発表し、カッシーナが製造するソファである。背もたれの上部を折り返して、ハイバックとローバックを切り替えられる。

このページでは、型と寸法、背もたれの機構、張地の仕様、手入れ、購入できる場所を扱う。設計の成り立ちについては紹介ページを参照されたい。

正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材

日本ではカッシーナ・イクスシーが、元の型の「675 MARALUNGA」、2014年に40周年を記念して出た縁にパイピングを施した「MARALUNGA 40-S/40」、それを大きくした「MARALUNGA 40 MAXI」を販売している。同社の表記では、40-Sは注文を受けて日本で生産する国内ライセンス品である。

正式名称 675 Maralunga
構造 鋼の内部フレームに成形ウレタンフォームとポリエステルの詰め物。座クッションはウレタンフォームとポリエステルの詰め物
背もたれ 上部を折り返してハイバック/ローバックを切り替える(ハイバック時の高さ1,030mm)。カッシーナの特許の機構で、クッションの中に組み込まれている
張地 布または革。40-Sの布張りはカバーを外せる(カバリング)。革は張り込み
脚先(グライド) ABS樹脂(ライトグレー、ベージュ、ブラック)またはアメリカンウォールナットの無垢材(カッシーナ・イクスシーの表記)
納期(日本) 675と40-Sは受注生産で1〜2か月、40 MAXIは受注輸入で6〜8か月(カッシーナ・イクスシー公式オンラインストアの表記)

型ごとの寸法と価格(日本)

675と40-Sは寸法が共通で、座面高465mm、肘掛けの高さ560mm、背もたれの高さは730〜1,030mm。価格はカッシーナ・イクスシー公式オンラインストアの税込価格(2026年10月時点)で、張地のランクと脚先によって幅がある。

型 寸法(幅 × 奥行) 675 40-S/40
1人掛け 970 × 895mm 616,000〜1,606,000円 616,000〜1,606,000円
2人掛け 1,620 × 895mm 968,000〜2,332,000円 957,000〜2,321,000円
2人掛けワイド 1,890 × 895mm 1,100,000〜2,651,000円 1,089,000〜2,640,000円
3人掛け 2,350 × 895mm 1,298,000〜3,410,000円 1,287,000〜3,410,000円
3人掛けワイド 2,720 × 895mm 1,397,000〜3,674,000円 1,386,000〜3,674,000円
オットマン 860 × 600mm(高さ490mm) 374,000〜880,000円 374,000〜880,000円

40 MAXI

従来の型より幅を35%、奥行を10%大きくした型で、背クッション(フェザー)が標準で付く。座面高と肘掛けの高さ、背もたれの高さは675と同じ。寸法と価格(税込、2026年10月時点)は、1人掛けが幅1,220 × 奥行1,050mmで1,298,000〜2,981,000円、2人掛けが幅2,140 × 奥行1,050mmで1,958,000〜4,488,000円、3人掛けが幅3,100 × 奥行1,050mmで2,420,000〜5,698,000円。ベルベットの張地は選べない。オットマンは40と共通で、MAXIの寸法の型はない。

背もたれの切り替え

背もたれの上部を折り返すとローバック、起こすとハイバックになり、高さは730mmと1,030mmで切り替わる。機構はクッションの中に組み込まれている。カッシーナによれば、2024年版では機構を補強し、背もたれの傾きを7度増やしている。

可動する機構を持つため、中古では切り替えの動きと、切り替えた状態で保持されるかを確かめる。

張地の仕様

40-Sは布張りのカバーを外せる。カッシーナ・イクスシーでは、カバーの交換作業は専任スタッフが現地で行うとしている。革は張り込みのため、張り替えは取扱店を通じた作業になる。

ライセンスを受けていない製品との違い

形の似たソファは流通しているが、背もたれの切り替え機構はカッシーナの特許である。機構の有無、内部構造の公表、張地の交換や部品の対応を販売元が示しているかが判断材料になる。

同じ製造元・同種の長椅子との比較

カッシーナのソファでは、同じ1970年前後の発表のソリアナがある。背もたれの高さを座る人が切り替えられる点はマラルンガに特有である。一人掛けの椅子として比べるなら、背もたれが回転するLC1 バスキュラントチェアもある。

経年変化とメンテナンス

素材ごとに起きること

布は日光で色褪せ、摩擦で毛羽立つ。革は使用で色と質感が変わり、乾燥すると硬くなる。フォームは経年で沈み、座る位置が偏るとその部分から差が出る。

日常の手入れ

張地ごとの手入れはカッシーナの手入れの案内にまとめられている。共通するのは、埃をこまめに払い、こぼした液体はすぐに吸い取ることである。背もたれの機構は、切り替えたときの動きと保持をときどき確かめる。張地の交換や機構の調整は取扱店に相談する。

どこで買うか

取扱店の調べ方

日本ではカッシーナ・イクスシーの公式オンラインストアと直営店、取扱店で購入できる。オンラインストアには型ごとの税込価格が載っている(2026年10月時点)。2人掛けワイド以上の大型品は配送費が別途見積りになる。

注文時に決めるのは、型(675/40-S/40 MAXI)、寸法、張地とそのランク、脚先である。

中古の流通

確認する箇所は、背もたれの切り替えの動きと保持、張地の傷みと色褪せ、フォームの沈みである。

購入前チェックリスト

  • 型(675/40-S/40 MAXI)と寸法
  • ハイバック時の高さ1,030mm
  • 張地(40-Sの布はカバーを外せる。革は張り込み)
  • 脚先の素材(ABS樹脂3色/ウォールナット)
  • 納期(675・40-Sは1〜2か月、40 MAXIは6〜8か月)と配送費
  • 中古の場合、背もたれの機構の動き

よくある質問

価格はどのくらいですか?
カッシーナ・イクスシー公式オンラインストアでは、675の1人掛けが616,000〜1,606,000円、3人掛けが1,298,000〜3,410,000円です(税込、2026年10月時点)。張地のランクと脚先によって価格が変わります。
どこで購入できますか?
日本ではカッシーナ・イクスシーの公式オンラインストアと直営店、取扱店で購入できます。675と40-Sは受注生産で納期1〜2か月、40 MAXIは受注輸入で6〜8か月とされています。
背もたれは動くのですか?
上部を折り返してハイバックとローバックを切り替えられます。高さは730mmと1,030mmで、機構はクッションの中に組み込まれています。
675と40-Sは何が違いますか?
40-Sは2014年に40周年を記念して出た型で、縁にパイピングを施しています。寸法は675と同じで、布張りはカバーを外せる仕様です。
40 MAXIとはどんな型ですか?
従来の型より幅を35%、奥行を10%大きくした型で、フェザーの背クッションが標準で付きます。3人掛けは幅3,100×奥行1,050mmです。
カバーは外して洗えますか?
40-Sの布張りはカバーを外せる仕様で、カッシーナ・イクスシーではカバーの交換作業を専任スタッフが現地で行うとしています。革は張り込みのため外せません。洗い方は張地によって異なるため、取扱店にご確認ください。
脚先は選べますか?
カッシーナ・イクスシーでは、ABS樹脂のライトグレー、ベージュ、ブラックと、アメリカンウォールナットの無垢材から選べます。
中古で確認すべき箇所はどこですか?
背もたれの切り替えの動きと、切り替えた状態で保持されるかを確かめてください。あわせて張地の傷みと色褪せ、フォームの沈みもご確認ください。