このページについて

シルバーテーブルは、フィン・ユールが1948年に設計した楕円形の伸長式テーブルである。天板に散らした銀の象嵌から「ユダステーブル」とも呼ばれる。ハウス・オブ・フィン・ユールが2014年から製造し、のちに小さいサイズ(Small Silver Table)も加えた。

このページでは、2つのサイズと象嵌の有無、素材の組み合わせ、延長板の扱い、手入れ、購入できる場所を扱う。設計の成り立ちについては紹介ページを参照されたい。

正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材

どちらのサイズにも延長板2枚が付属し、銀の象嵌がある型とない型がある。延長板はテーブル本体の中には収納できない。

項目 Silver Table(大) Small Silver Table(小)
型番 FJ 4810(象嵌あり)、FJ 4820(象嵌なし) FJ 4840(象嵌あり)、FJ 4830(象嵌なし)
寸法 長さ2,000mm(延長時3,100mm)× 幅1,400mm × 高さ725mm 長さ1,800mm(延長時2,900mm)× 幅1,200mm × 高さ725mm
重量 76kg 69kg
天板 突板 突板またはリノリウム。縁は無垢材
銀の象嵌 スターリングシルバー30個(延長時42個) スターリングシルバー22個(延長時34個)。象嵌はウォールナットの天板で選べる

寸法・重量は公式の製品ページと製品シートによる。

素材の組み合わせ

大(4通り)
天板チーク/脚部オーク、天板ウォールナット/脚部オーク、天板ウォールナット/脚部ウォールナット、天板オーク/脚部オーク。オーク/オークは象嵌なしの型だけ。
小
製品シートには、オーク/オーク、ウォールナット/ウォールナット、ウォールナット/オーク、リノリウム/オーク、リノリウム/ウォールナットの5通りが載る。製品ページにはチーク/オークも掲載されている。

銀の象嵌と延長板

円形の象嵌は飾りであると同時に、4人、6人、8人、10人で座るときの席の目安になっている。延長板2枚を入れると最大14人まで座れる。

延長するときは天板を左右に引き分けて板を差し込む。脚部は動かない。小さいサイズの天板の縁の下には、引き分けるときに手を掛ける浅いくぼみがある。

延長板は本体に収納できないため、置き場所を別に用意する。突板は光で色が変わるので、板をしまい込んでいると天板との色の差が出ることがある。

同種のテーブルとの比較

比較項目 シルバーテーブル(大) Small Silver Table コペンハーグ ダイニングテーブル
延長板 2枚付属 2枚付属 別売。3枚以上はサポートレッグ(別売)を併用
最大長 3,100mm 2,900mm 型により3,100〜4,500mm(伸長式)
天板の表面 突板(象嵌あり/なし) 突板またはリノリウム リノリウム、ラミネート、オーク突板

経年変化とメンテナンス

素材ごとに起きること

銀は時間とともに酸化し、色が暗く深くなる。手で触れた跡も残る。ハウス・オブ・フィン・ユールは、酸化した銀の色がウォールナットの色になじむとして、磨かずに変化を受け入れることを勧めている。

木部は日光、温度、湿度の影響を受け、暖房器具の近くや長時間の直射日光で乾燥して割れることがある。突板の天板に花瓶などを長く同じ位置に置くと、跡が色の差として残る。

日常の手入れ

ハウス・オブ・フィン・ユールの手入れの案内は次のとおりである。

突板の天板
乾いた柔らかい布で拭く。軽い汚れは湯冷ましで固く絞った布で拭き、こぼした液体はすぐに拭き取る。乾いて見えたら元と同じ種類のオイルを薄く塗る(年1〜2回まで)。突板は研磨しない。オイルを含んだ布は自然発火することがあるため、水を入れた密閉容器で保管して処分する。
銀の象嵌
磨く場合は、Sterling Polish Company の銀用の乾いたクロスだけを使う。研磨剤は木部を傷めるため使わない。迷ったときはメーカー(info@finnjuhl.com)に問い合わせる。
リノリウムの天板
固く絞ったマイクロファイバーの布で拭き、乾いた布で水気を取る。水を使いすぎない。表面は柔らかく傷が付くが、研磨や補修はしない(細かな傷はある程度目立たなくなる)。

どこで買うか

取扱店の調べ方

ハウス・オブ・フィン・ユールは公式サイトに国別の取扱店一覧を載せている。日本の欄には東京、京都、大阪、名古屋、福岡など各地の21件が並ぶ(2026年10月時点)。公式サイトに価格の掲載はないため、価格と納期は取扱店に問い合わせる。

注文時に決めるのは、サイズ、象嵌の有無、天板と脚部の素材の組み合わせである。

中古の流通

確認する箇所は、天板の輪染みと突板の傷み、象嵌の欠けや浮き、延長板2枚が揃っているか、脚部の接合部である。

購入前チェックリスト

  • サイズ(2,000×1,400mm/1,800×1,200mm)と延長時の長さ
  • 搬入経路と重量(76kg/69kg)
  • 象嵌の有無(選べる天板の素材が変わる)
  • 天板と脚部の素材の組み合わせ
  • 延長板を保管する場所(本体に収納できない)
  • 受注生産の納期

よくある質問

価格はどのくらいですか?
ハウス・オブ・フィン・ユールの公式サイトには価格の掲載がありません(2026年10月時点)。サイズ、象嵌の有無、素材の組み合わせで価格が変わるため、取扱店にお問い合わせください。
日本ではどこで購入できますか?
公式サイトの取扱店一覧に、日本の取扱店が21件掲載されています(2026年10月時点)。東京、京都、大阪、名古屋、福岡など各地にあります。
サイズは何種類ありますか?
2種類です。大きいサイズは長さ2,000mm×幅1,400mmで延長時3,100mm、小さいサイズは長さ1,800mm×幅1,200mmで延長時2,900mmです。高さはどちらも725mmです。
何人で使えますか?
大きいサイズの象嵌は4人、6人、8人、10人の席の目安になっており、延長板2枚を入れると最大14人まで座れます。
延長板は本体に収納できますか?
できません。公式サイトにも、延長板はテーブル本体の中に収納できないと明記されています。使わない時期の置き場所を用意してください。
象嵌のない型はありますか?
どちらのサイズにも象嵌のない型があります。大きいサイズのオークの天板は象嵌なしの型だけで、小さいサイズの象嵌はウォールナットの天板で選べます。
銀の象嵌は黒ずみますか?
銀は時間とともに酸化して色が暗くなります。メーカーは磨かずに変化を受け入れることを勧めており、磨く場合は銀用の乾いたクロスだけを使い、研磨剤は木部を傷めるため使わないよう案内しています。
重さはどのくらいですか?
公式の製品シートでは、大きいサイズが76kg、小さいサイズが69kgです。