このページについて
DLM サイドテーブルは、トーマス・ベントゼンが2013年に設計しHAYが製造するサイドテーブルである。天板の縁が立ち上がってトレイ状になり、中央のハンドルで持ち上げられる。3本の脚で支える。
このページでは、2つの寸法の使い分け、持ち運べる構造が使い方に及ぼす条件、同種のテーブルとの比較、手入れ、購入できる場所を扱う。設計の成り立ちについては紹介ページを参照されたい。
トーマス・ベントゼンの設計思想や経歴について詳しくはトーマス・ベントゼン プロフィールページをご覧ください。
DLM サイドテーブルのデザインストーリーについて詳しくはDLM サイドテーブル紹介ページをご覧ください。
正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材
DLM サイドテーブルは、デンマークのインテリアブランドHAYの現行商品として、スタンダードとXLの2サイズ、複数のカラーで展開されている。屋内使用を前提としたプロダクトであり、住宅・オフィス・ホスピタリティなど幅広い環境に対応する。
| 正式名称 | DLM(Don't Leave Me)サイドテーブル / DLM Side Table |
|---|---|
| 素材 | 粉体塗装のスチール |
| サイズ(DLM) | 直径380mm × 高さ440mm(ハンドルの上端まで580mm) |
| サイズ(DLM XL) | 直径480mm × 高さ650mm(ハンドルの上端まで) |
| カラー | つや消しと光沢の複数色を展開する。扱われる色は時期によって変わるため、購入時に確認する |
| 構造 | 天板の縁が立ち上がってトレイ状になる。3本の脚が外へ傾き、中央にハンドルが立つ |
| 使用環境 | 屋内専用 |
| 参考価格帯(税込目安) | HAYは公式サイトで価格を公表していない(2026年8月19日確認)。正規取扱店への問い合わせによる。寸法と色で価格が変わり、輸入品のため為替の影響も受ける |
| 納期 | 在庫の状況によって変わる。取り寄せとなる色では期間を要する場合がある |
| お手入れ | 固く絞った布で拭き、乾いた布で水分を取る。研磨剤と硬いたわしは使えない |
DLMの設計上の核心は、フレームの一部として立ち上がるハンドルにある。付加された取っ手ではなく、製品の輪郭そのものを構成する要素である。ベントゼンは、使う人の必要を満たしながら、そこにあること自体が楽しさを生むような製品を目指すと語っている。トレイ状の天板は縁がわずかに立ち上がり、載せたものが滑り落ちにくい。3本の傾斜した脚は、見た目の軽さと安定性を両立させている。
類似商品・競合との比較
サイドテーブルは、置いたまま使うか、移動させて使うかで性格が分かれる。移動させる場合、持ち方と重量が使い勝手を決める。
| 比較項目 | DLM | E1027 アジャスタブルテーブル | 一般的な木製サイドテーブル |
|---|---|---|---|
| 持ち運び | 中央のハンドルで持ち上げる | 本体を抱える | 本体を抱える |
| 天板の縁 | 立ち上がる(トレイ状) | 平ら | 平らが多い |
| 高さ | 固定(2種から選ぶ) | 無段階で変えられる | 固定 |
| 素材 | 粉体塗装のスチール | スチールとガラス | 木 |
| 屋外での使用 | 屋内向け | 屋内向け | 製品による |
選び分けの目安
- 使うたびに位置を変える場合
- 中央のハンドルで片手で持ち上げられる。天板の縁が立ち上がるため、物を載せたまま移動させても落ちにくい。
- 高さを変えたい場合
- DLMの高さは固定で、2種から選ぶ。座る家具の高さに合わせて調節する必要がある場合、高さを変えられる製品が該当する。
- ベッドやソファの下に差し込みたい場合
- DLMは3本の脚が外へ傾くため、家具の下へ差し込めない。片持ちで天板を張り出す方式が該当する。
使用感と設置条件
持ち運べる構造
天板の中央にハンドルが立ち、片手で持ち上げられる。天板の縁が立ち上がってトレイ状になるため、物を載せたまま移動させても落ちにくい。
そのかわり、ハンドルが天板の中央を占める。天板の全面を使うことはできず、ハンドルの周囲に物を置くことになる。大きな皿や本を平らに置く用途には向かない。
2つの寸法
DLMは直径380×高さ440mm(ハンドルの上端まで580mm)。DLM XLは直径480×高さ650mm(ハンドルの上端まで)。
高さ440mmは一般的なソファの座面に近く、座ったまま手が届く。650mmはこれより高く、立った姿勢や高い座面の家具に合わせる高さになる。置く場所の家具の高さから選ぶ。
設置
3本の脚は外へ傾く。床に接する範囲は天板の直径より広くなる。狭い隙間に置く場合、この点を確かめる。
3点で床に接するため、床に不陸があってもがたつかない。いっぽうで脚のない方向へは傾きやすく、天板の縁に強く力をかけると動く。
経年変化とメンテナンス
素材に起きること
粉体塗装は樹脂の粉を吹き付けて焼き付ける方法で、塗膜が厚い。液体の塗料を塗る方法より傷に強いが、硬いものが当たって剥がれると下地の金属が露出する。露出した箇所からは錆が進む。
ハンドルは持つたびに手が触れる。塗装の擦れはこの箇所から現れやすい。
光沢の仕上げは細かい傷が目立つ。つや消しの仕上げでは目立ちにくい。
日常の手入れ
- ふだん
- 固く絞った布で拭き、乾いた布で水分を取る。
- 避けるもの
- 研磨剤と硬いたわしは塗膜を削る。
- 置き場所
- 屋内向けである。湿気の多い場所では、塗装の剥がれた箇所から錆が進む。
どこで買うか
取扱店の調べ方
HAYは公式サイトで製品情報を公開している。同社は価格を公表しておらず、正規取扱店への問い合わせによる。日本国内の正規取扱については、輸入代理店の案内を確認するのが確実である。
注文の際に決めるのは寸法(DLMまたはDLM XL)と色である。扱われる色は時期によって変わる。
実物を確認する
ハンドルが天板のどの程度を占めるかは、写真では分かりにくい。何を載せるかが決まっている場合、実物で確かめられるとよい。
つや消しと光沢では、同じ色でも見え方が変わる。
中古の流通
相場は年式、寸法、色、状態で幅があり、一定していない。廃番となった色は中古でしか入手できない。
確認箇所は、塗装の剥がれと錆(とくにハンドルと脚の先端)、天板の凹み、脚の曲がり、脚裏の保護材の有無である。
購入前チェックリスト
- 寸法の選択(DLM 高さ440mm/DLM XL 高さ650mm。合わせる家具の高さから決める)
- 色と仕上げ(つや消し/光沢。光沢は傷が目立つ)
- ハンドルが天板の中央を占めること
- 床に接する範囲が天板の直径より広いこと
- 屋内向けであること
- 中古の場合、ハンドルと脚先の塗装の状態
よくある質問
- 価格はどのくらいですか?
- HAYは公式サイトで価格を公表しておらず、正規取扱店への問い合わせによります(2026年8月19日確認)。寸法と色で価格が変わり、輸入品のため為替の影響も受けます。
- どこで購入できますか?
- HAYの公式サイトで製品情報を確認できます。日本国内の正規取扱については輸入代理店の案内をご確認ください。
- DLM と DLM XL はどちらを選べばよいですか?
- DLMは直径380×高さ440mm、DLM XLは直径480×高さ650mmです。高さ440mmは一般的なソファの座面に近く座ったまま手が届きます。650mmはこれより高く、立った姿勢や高い座面の家具に合わせる高さになります。置く場所の家具の高さからお選びください。
- 持ち運べますか?
- 天板の中央にハンドルが立ち、片手で持ち上げられます。天板の縁が立ち上がってトレイ状になるため、物を載せたまま移動させても落ちにくくなっています。
- 天板は全面を使えますか?
- 使えません。ハンドルが天板の中央を占めるため、その周囲に物を置くことになります。大きな皿や本を平らに置く用途には向きません。
- 屋外で使えますか?
- 屋内向けです。粉体塗装のスチールですが、湿気の多い場所では塗装の剥がれた箇所から錆が進みます。
- 床が平らでない場所でも使えますか?
- 3点で床に接するため、不陸があってもがたつきません。ただし脚のない方向へは傾きやすく、天板の縁に強く力をかけると動きます。また3本の脚が外へ傾くため、床に接する範囲は天板の直径より広くなります。
- 手入れはどうすればよいですか?
- 固く絞った布で拭き、乾いた布で水分を取ってください。研磨剤と硬いたわしは塗膜を削ります。ハンドルは持つたびに手が触れるため、塗装の擦れがこの箇所から現れやすくなります。