概要

DLM サイドテーブルは、トーマス・ベントゼンがHAYのために設計したサイドテーブルである。天板の中央からハンドルが立ち上がり、物を載せたまま持ち運べる。名称の DLM は「Don't Leave Me」による。粉体塗装のスチールで構成される。

特徴・コンセプト

ハンドルを構造の一部にする

ハンドルは天板に後から取り付けた取手ではなく、フレームから続けて立ち上がる。別部品として付ければ接合部に力がかかるが、一続きにすれば持ち上げたときの荷重がそのまま脚まで伝わる。天板、三本の脚、ハンドルの三つで構成が完結する。

ハンドルが中央に立つため、天板の面は左右に分かれる。物を置ける面積は減るが、持ち上げたときに載せた物が中心へ寄る。

脚を三本にする

脚は三本で、外側へ傾く。三点で接地するため、床が平らでなくがたつかない。四本脚では一本が浮くことがある。傾けることで接地する範囲が広がり、細い部材のままで倒れにくくなる。

サイズ

標準のDLMは直径38cm、ハンドル上端までの高さ58cm、天面の高さは約44cm。DLM XLは直径48cm、ハンドル上端までの高さ65cmで、天板の面積が広い。二つを並べれば高さの違う組み合わせになる。

エピソード

ベントゼンはこの製品を、脚とハンドルの付いたトレイと説明している。カップを載せたまま椅子のそばへ、あるいは別の部屋へ移せる。ハンドルという一つの要素が、据え置く家具と持ち運ぶ道具の区別を変えている。

評価と影響

HAYの定番として扱われている。同じHAYのアバウト・ア・チェアニューオーダーと同様、部材を絞って構成する方向にある。屋内での使用を前提とする。粉体塗装のスチールのため、固く絞った布で拭いて水分を取れば手入れが済む。

基本情報

名称 DLM サイドテーブル / DLM (Don't Leave Me) Side Table
デザイナー トーマス・ベントゼン(Thomas Bentzen)
ブランド HAY
デザインの成立国 デンマーク
分類 サイドテーブル
主要素材 粉体塗装スチール
構造 フレームから続けて立ち上がるハンドル。外側へ傾く三本脚
サイズ(DLM) 直径38cm × 高さ58cm(天面の高さ約44cm)
サイズ(DLM XL) 直径48cm × 高さ65cm
使用環境 屋内

Reference