このページについて

カマレオンダは、マリオ・ベリーニが1970年に発表した長椅子である。ビー・アンド・ビー イタリアが製造する。紐と留め具で部材を連結する。カバーは取り外せる。

このページでは、部材を連結する機構、寸法と設置、ライセンスを受けていない製品との違い、手入れ、購入できる場所を扱う。設計の成り立ちについては紹介ページを参照されたい。

正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材

カマレオンダの正規品は、イタリアの高級家具メーカーB&B Italia社が製造し、日本国内では同社の日本法人が直接流通を管理している。2020年の復刻版は、オリジナルの外観・プロポーション・連結システムを忠実に再現しながら、内部構造を全面的にサステナブルな素材で刷新した、現代の環境基準に応える設計となっている。

正式名称 カマレオンダ
製造ブランド ビー・アンド・ビー イタリア
基盤 木質の板による
座面の詰め物 密度の異なる成形したフォームと化学繊維を重ねる
背もたれと肘掛けの詰め物 成形したフォームと化学繊維による
部材の連結 紐、留め具、輪で部材を連結する。工具を用いない
無垢材による。脚の先端に樹脂の部材が付く
張地 布と革から選ぶ。留め具で凹凸をつくる仕上げによる。選べる範囲は取扱店に確認する
カバー 取り外せる。手入れの方法は取扱店に確認する
価格 ビー・アンド・ビー イタリアは公式サイトで製品情報を公開している(2026年8月19日確認)。日本国内の価格は輸入代理店と取扱店により異なる。部材の構成と張地で価格が変わる
納期 受注生産。納期は取扱店に確認する
収蔵 本製品の収蔵は当サイトの照合対象4館では確認できていない

モジュール・サイズ一覧

カマレオンダはモジュラーシステムであり、各モジュールを自由に組み合わせて構成する。主要なモジュール構成は以下のとおりである。

座面ベースモジュール(CM96P) W960 × D960 × H400mm
プフ/座面ベース(CM96PQ) W960 × D960 × H400mm
小型プフ(CM66P) W960 × D660 × H400mm
センターモジュール(CM96C) W960 × D960 × H670mm(座面+背もたれ)
エンドモジュール(CM96B) W960 × D960 × H670mm(座面+背もたれ+片側アーム)
コーナーモジュール W960 × D960 × H670mm(座面+背もたれ×2面)
脚部高さ 50mm(標準)または 80mm(オプション)
重量 モジュール構成による(センターモジュール1基 約30〜35kg目安)

部材を組み合わせて構成する。構成する部材の数と張地の選択によって規模が変わる。以下は構成の目安である。

構成 部材の目安
1つの部材による構成 座面、背もたれ、肘掛けを1組ずつ
2〜3の部材による構成 2人が座る規模にあたる
大きい構成 L字や島型に組む。部材の数が増える

張地はB&B Italiaの全テキスタイル・レザーコレクションから選択でき、素材のグレードにより価格は大幅に変動する。レザー仕様や特別仕様はさらに高額となる。最新の正確な価格については、B&B Italia Tokyo(青山ショールーム)または公式サイトのプライスリストを参照されたい。

部材を連結する機構

紐、留め具、輪で部材を連結する。工具を用いない。

そのため、配置を変える際に連結を外して組み替えられる。

後から部材を買い足すこともできる。取扱店に確認する。

連結の箇所は荷重がかかる。緩みを定期的に確かめる。

選び分けの目安

置き場所から決める場合
部材を組み合わせて構成する。設置場所を実測する。
配置を変えたい場合
工具を用いずに組み替えられる。
長く使う前提の場合
連結の箇所に荷重がかかる。緩みを確かめる。

座面と表面の仕上げ

座面は密度の異なる成形したフォームと化学繊維を重ねる。

張地は留め具で凹凸をつくる仕上げによる。留めた箇所に凹みが生じる。

凹みに埃が溜まる場合がある。柔らかい布で拭く。

カバーは取り外せる。汚れた場合に手入れできる。

選び分けの目安

手入れの手間を考える場合
カバーを取り外せる。凹みには埃が溜まる。
見え方で選ぶ場合
留め具で凹凸をつくる。張地との対比が生じる。
座り心地で選ぶ場合
密度の異なるフォームを重ねる。実際に座って確かめられるとよい。

ライセンスを受けていない製品との違い

本製品には、ライセンスを受けていない類似の製品が流通する。

比較項目 正規品 ライセンスを受けていない製品
製造 ビー・アンド・ビー イタリアによる 製造元は個々に異なる
連結 紐、留め具、輪による 公表されない場合がある
詰め物 密度の異なるフォームを重ねる 公表されない場合がある
カバー 取り外せる 個々に確認が要る
部材の追加 取扱店を通じて相談できる 個々に異なる

部材を連結する構成のため、連結の仕様は組み替えと耐久に関わる。確認する事項になる。

選び分けの目安

組み替えを考える場合
連結の仕様が関わる。工具を用いずに外せるかを確かめる。
手入れの手間を考える場合
正規品はカバーを取り外せる。
長く使う前提の場合
部材の追加と張り替えの対応を確かめる。

同じ製造元・同種の長椅子との比較

長椅子は連結の方式と表面の仕上げで性格が分かれる。

比較項目 カマレオンダ タフティータイム エクストラソフト
連結 紐と留め具による 部材を組み合わせる 鉤による
組み替え 工具を用いずにできる 取扱店に確認する できる
表面 留め具で凹凸をつくる 留めて凹凸をつくる 平らな面
カバー 取り外せる 取り外せる 面ファスナーで取り外せる
屋外 該当しない 該当しない 対応する仕様がある

選び分けの目安

組み替えを考える場合
工具を用いずに外せる。他の製品とは方式が異なる。
手入れの手間を考える場合
凹みに埃が溜まる。平らな面の製品とは条件が異なる。
屋外で用いる場合
本製品は該当しない。対応する仕様のある製品を選ぶ。

使用感と設置条件

部材の構成

座面の部材、背もたれの部材、肘掛けの部材などを組み合わせる。

取り扱われる部材は取扱店に確認する。構成によって寸法が変わる。

無垢材による。脚の先端に樹脂の部材が付く。

床に接する箇所にあたる。経年で摩耗する。

搬入

部材ごとに搬入できる。最も大きい部材が通る経路を確かめる。

組み立ての手順は取扱店に確認する。

経年変化とメンテナンス

素材ごとに起きること

布の張地は日光で色褪せる。摩擦で毛羽立つ場合がある。

革の張地は使用によって色と質感が変わる。乾燥すると硬くなる。

フォームは経年で沈む。部材ごとに沈み方に差が生じる場合がある。

留め具の箇所は張地が引かれる。摩耗が生じる場合がある。

日常の手入れ

布の張地
埃を払う。カバーを取り外せる。方法を取扱店に確認する。
革の張地
乾いた柔らかい布で拭く。水分をすぐに拭き取る。
留め具の凹み
埃が溜まる場合がある。柔らかい布で拭く。
連結の箇所
緩みを定期的に確かめる。荷重がかかる箇所にあたる。

修理と部品

張地の交換と部材の追加については、取扱店を通じて相談する。

連結の部材の交換もあわせて確認する。

どこで買うか

取扱店の調べ方

ビー・アンド・ビー イタリアは公式サイトで製品情報を公開している。日本国内の正規取扱については、輸入代理店の案内を確認するのが確実である。

受注生産にあたる。部材の構成と張地を決めてから製作される。納期を確かめる。

実物を確認する

留め具で凹凸をつくる仕上げは、実物で確かめられるとよい。

沈み込む座り心地も現物で分かる。

中古の流通

当初の生産と近年の生産で仕様が異なる場合がある。年式を確かめる。

確認箇所は、張地の状態と留め具の箇所の摩耗、フォームの沈み、連結の部材が揃っているかである。

購入前チェックリスト

  • 部材の構成(設置場所を実測する)
  • 紐と留め具で連結すること(工具を用いない)
  • 連結の箇所の緩みを定期的に確かめること
  • 張地の選択(選べる範囲を取扱店に確認する)
  • カバーを取り外せること
  • 留め具でつくる凹みに埃が溜まること
  • 搬入経路(部材ごとに搬入できる)
  • 脚の先端の部材の摩耗

よくある質問

価格はどのくらいですか?
ビー・アンド・ビー イタリアは公式サイトで製品情報を公開しています(2026年8月19日確認)。日本国内の価格は輸入代理店と取扱店により異なります。部材の構成と張地で価格が変わります。
どこで購入できますか?
ビー・アンド・ビー イタリアの公式サイトで製品情報を確認できます。日本国内の正規取扱については輸入代理店の案内をご確認ください。受注生産にあたるため納期もお確かめください。
どのように連結しますか?
紐、留め具、輪で部材を連結し、工具を用いません。配置を変える際に連結を外して組み替えられます。
後から部材を足せますか?
買い足せます。取扱店にご確認ください。
座り心地はどうですか?
座面は密度の異なる成形したフォームと化学繊維を重ねます。実際に座ってお確かめください。
表面の凹凸は何ですか?
留め具で凹凸をつくる仕上げによるもので、留めた箇所に凹みが生じます。凹みには埃が溜まる場合があるため柔らかい布で拭いてください。
カバーは外せますか?
取り外せます。汚れた場合に手入れでき、方法は取扱店にご確認ください。
手入れで気をつけることはありますか?
連結の箇所は荷重がかかるため緩みを定期的にお確かめください。また留め具の箇所は張地が引かれるため摩耗が生じる場合があります。