このページについて

ビバリーは、エットレ・ソットサスが1981年に設計したメンフィスの収納家具である。両開きの扉を持つキャビネットの上に、斜めに立てた木の梯子状の柱と、クロームめっきのコート掛けを組み合わせる。コート掛けの先には赤い電球が付く。

このページでは、正規品の仕様、設置の条件、手入れ、購入できる場所を扱う。設計の成り立ちについては紹介ページを参照されたい。

正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材

メンフィス(Memphis S.r.l.)の公式サイトの製品ページに記載された仕様は次のとおりである。

素材 木に化粧板(デコラティブ・ラミネート)と木の突板を貼る
構成 両開きの扉のキャビネット、斜めに立つ柱、クロームめっきのコート掛けと赤い電球
価格 公式オンラインショップには掲載がなく、製品ページは問い合わせ窓口を案内している(2026年10月時点)

メンフィスの説明では、上から見たときの斜めの柱が「様式を分ける仕切り」で、右側に現代のクロームめっきのコート掛けと、遊びとして付けた「役に立たない」赤い電球を置いている。照明器具としての仕様(電源や電球の規格)は公式の製品ページに記載がない。

設置の条件

高さは2,280mmで、天井高2,400mm前後の部屋では上に120mmほどしか残らない。設置場所の天井高と、搬入経路(扉、廊下、階段、エレベーター)を先に実測する。分解して運べるかどうか、組み立ての手順は購入先に確かめる。

斜めの柱とコート掛けがキャビネットから張り出すため、収納として使えるのは扉の内側に限られる。

経年変化とメンテナンス

素材ごとに起きること

化粧板は表面が硬いが、角や縁は欠けることがある。木の突板は日光で色が変わり、乾燥や湿気で浮くことがある。クロームめっきは湿気の多い環境で曇りや点錆が出ることがある。

日常の手入れ

化粧板
柔らかい布で拭く。研磨剤は表面を傷める。
木の突板
乾いた布で拭き、水分を残さない。直射日光を避ける。
クロームめっき
乾いた布で拭き、水気を残さない。研磨剤は使わない。

どこで買うか

取扱いの調べ方

メンフィスは現在イタリアン・ラディカル・デザイン(Italian Radical Design)のグループに属し、同社の公式オンラインショップでメンフィスの製品を販売している。ビバリーはこのショップに掲載がなく、メンフィスの製品ページは問い合わせ窓口を案内している。ショップの配送先はイタリアとEU諸国である(2026年10月時点)。

日本の正規取扱店は、メンフィスとイタリアン・ラディカル・デザインの公式サイトでは確認できなかった(2026年10月時点)。日本から購入する場合は、メンフィスに直接問い合わせることになる。販売元は、製品に真正性の証明書が付くとしている。

中古の流通

中古で選ぶ場合の確認箇所は、証明書の有無、化粧板の角と縁の欠け、突板の浮きと退色、めっきの曇りと錆、柱とコート掛けの取り付け部の緩みである。

購入前チェックリスト

  • 設置場所の天井高(本体2,280mm)
  • 搬入経路と、分解して運べるか
  • 収納として使えるのは扉の内側だけであること
  • 素材ごとの手入れ(化粧板、突板、クロームめっき)
  • 購入先(日本の正規取扱店は公式サイトで確認できない)
  • 真正性の証明書

よくある質問

価格はどのくらいですか?
メンフィスの公式オンラインショップには掲載がなく、価格は公表されていません(2026年10月時点)。メンフィスの製品ページは問い合わせ窓口を案内しています。
日本ではどこで購入できますか?
日本の正規取扱店は、メンフィスと販売元のイタリアン・ラディカル・デザインの公式サイトでは確認できませんでした(2026年10月時点)。公式オンラインショップの配送先はイタリアとEU諸国です。日本から購入する場合はメンフィスに直接お問い合わせください。
天井が低くても置けますか?
高さは2,280mmです。天井高2,400mm前後の部屋では上に120mmほどしか残りません。設置場所の天井高と搬入経路を先に実測してください。
赤い電球は点灯しますか?
メンフィスの製品ページは、コート掛けの先の赤い電球を遊びとして付けた「役に立たない」電球と説明しており、電源や電球の規格は記載していません。点灯の可否は購入先にご確認ください。
素材は何ですか?
メンフィスの製品ページでは、木に化粧板と木の突板を貼ったキャビネットです。コート掛けはクロームめっきです。
正規品かどうかはどう見分けますか?
メンフィスの販売元は、製品に真正性の証明書が付くとしています。購入先がメンフィスか、その証明書が付くかをご確認ください。
手入れはどうすればよいですか?
化粧板は柔らかい布で拭き、研磨剤は使わないでください。木の突板は乾いた布で拭いて水分を残さず、直射日光を避けてください。クロームめっきは乾いた布で拭き、水気を残さないでください。