このページについて
トリニダードチェアは、ナナ・ディッツェルが1993年に設計した椅子である。フレデリシアが製造する。成形した合板のシェルに細い透かしが並ぶ。肘掛けのない仕様は8脚まで重ねられる。
このページでは、重ねられることと収納、シェルの透かしと手入れ、仕上げと座面の選択、購入できる場所を扱う。設計の成り立ちについては紹介ページを参照されたい。
ナナ・ディッツェルの設計思想や経歴について詳しくはナナ・ディッツェル プロフィールページをご覧ください。
トリニダードチェアのデザインストーリーについて詳しくはトリニダードチェア紹介ページをご覧ください。
正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材
トリニダードチェアは、フレデリシアが製造する。以下に、正規品の詳細なスペックを記す。
| 正式名称 | トリニダードチェア |
|---|---|
| 製造ブランド | フレデリシア |
| サイズ | 幅485 × 奥行570 × 高さ850mm。座面の高さ455mm |
| 重量 | 約4kg |
| 主要素材 | 成形した合板と鋼管の枠による |
| シェルの仕上げ | 複数の樹種と仕上げから選ぶ。着色したものと塗装によるものがある |
| 枠の仕上げ | めっきと塗装から選ぶ |
| 座面 | 板の座面が標準。布と革を張る仕様もある |
| スタッキング | 肘掛けのない仕様は8脚まで重ねられる |
| 収蔵 | 本製品の収蔵は当サイトの照合対象4館では確認できていない |
| 価格 | フレデリシアは公式サイトで製品情報を公開している(2026年8月19日確認)。日本国内の価格は輸入代理店と取扱店により異なる。仕上げと座面の仕様で価格が変わる |
| シリーズ展開 | 肘掛けのある仕様、座面の高い仕様、座面を張る仕様がある |
重ねられることと収納
肘掛けのない仕様は8脚まで重ねられる。重量は約4kgと軽い。
そのため、使わない時期に収納できる。来客の際に出す用途にも対応する。
重ねた状態の高さは脚数によって変わる。収納する場所の天井高を確かめる。
肘掛けのある仕様は重ねられない。用途によって選ぶ。
選び分けの目安
- 収納を考える場合
- 肘掛けのない仕様は8脚まで重ねられる。天井高を確かめる。
- 持ち運ぶ場合
- 約4kgと軽い。片手で持ち上げられる範囲にあたる。
- 肘掛けを求める場合
- ある仕様は重ねられない。用途によって選ぶ。
シェルの透かしと手入れ
成形した合板のシェルに細い透かしが並ぶ。座面と背もたれの両方にある。
そのため、透かしの隙間に埃が溜まる。柔らかい刷毛で払うことになる。
座面にも透かしがあるため、落ちたものが下に抜ける場合がある。
透かしの縁は合板の断面にあたる。硬いものが当たると欠ける場合がある。
選び分けの目安
- 手入れの手間を考える場合
- 透かしの隙間に埃が溜まる。刷毛で払うことになる。
- 座面の性質を確かめる場合
- 透かしがあるため落ちたものが下に抜ける場合がある。
- 取り扱いを考える場合
- 透かしの縁は合板の断面にあたる。硬いものを当てない。
仕上げと座面の選択
シェルは複数の樹種と仕上げから選ぶ。着色したものと塗装によるものがある。
着色した仕上げでは木目の見え方が変わる。樹種による差も小さくなる。
枠はめっきと塗装から選ぶ。めっきは指紋が残りやすい。
座面は板が標準にあたる。布と革を張る仕様もある。張る仕様では透かしが座面から見えなくなる。
選び分けの目安
- 座り心地で選ぶ場合
- 板の座面が標準。張る仕様では詰め物が加わる。
- 見え方で選ぶ場合
- 張る仕様では透かしが座面から見えなくなる。
- 手入れの手間を考える場合
- 板の座面は拭ける。張る仕様とは条件が異なる。
同種の椅子との比較
椅子は収納の可否と手入れの条件で性格が分かれる。
| 比較項目 | トリニダード | アバウト・ア・チェア | ハーバーチェア |
|---|---|---|---|
| シェル | 成形した合板(透かしがある) | 再生した樹脂 | 樹脂または張地 |
| 重ねられるか | 8脚まで(肘掛けなし) | 型式による | 鋼の脚では重ねられる |
| 重量 | 約4kg | 約6.6kg | 仕様による |
| 座面の高さ | 455mm | 460mm | 480mm |
| 手入れ | 透かしの隙間の埃 | 拭ける | 樹脂は拭ける |
選び分けの目安
- 収納を考える場合
- 8脚まで重ねられる。他の製品より多い。
- 手入れの手間を考える場合
- 透かしの隙間に埃が溜まる。平滑なシェルとは扱いが異なる。
- 持ち運ぶ場合
- 約4kgと軽い。他の製品より軽い部類にあたる。
使用感と設置条件
寸法
幅485 × 奥行570 × 高さ850mm。座面の高さは455mm。
座面の高さ455mmは食卓と組み合わせる高さにあたる。机の高さを確かめる。
座面の形状
板の座面が標準にあたる。詰め物を持たない。
そのため、張地の椅子とは座り心地が異なる。長く座る場合は敷物を用いることもできる。
床との関係
枠は鋼管による。床に接する箇所も金属にあたる。
床材によっては傷が付く。椅子は繰り返し動かすため、保護材の要否を確かめる。
経年変化とメンテナンス
素材ごとに起きること
合板のシェルは日光で色が変わる。着色した仕上げでも変化が生じる。
透かしの縁は合板の断面にあたる。欠けが生じる場合がある。
めっきの枠は湿気の多い環境で曇る。塗装の枠は擦れると下地が現れる。
シェルと枠の接合部は繰り返しの荷重で緩む場合がある。
日常の手入れ
- シェル
- 柔らかい布で拭く。水分を残さない。
- 透かしの隙間
- 柔らかい刷毛で埃を払う。座面と背もたれの両方にある。
- 枠
- 柔らかい布で拭く。研磨剤は仕上げを損なう。
- 接合部
- 緩みを定期的に確かめる。
修理と部品
シェルの補修や部品の交換については、取扱店を通じて相談する。
どこで買うか
取扱店の調べ方
フレデリシアは公式サイトで製品情報を公開している。日本国内の正規取扱については、輸入代理店の案内を確認するのが確実である。
仕上げと座面の仕様から選ぶ。取り扱われる範囲は取扱店によって異なる。納期も確かめる。
実物を確認する
板の座面の座り心地は、実物で確かめられるとよい。透かしの見え方も分かる。
重ねた状態も確認できる場合がある。
中古の流通
相場は仕上げ、座面の仕様、状態で幅があり、一定していない。
確認箇所は、シェルの傷と透かしの縁の欠け、枠の仕上げ、接合部の緩み、床に接する箇所である。
購入前チェックリスト
- 重ねられること(肘掛けのない仕様は8脚まで)
- 重ねた状態を収納する場所の天井高
- 透かしの隙間に埃が溜まること
- 座面に透かしがあること(落ちたものが下に抜ける場合がある)
- 座面の高さ455mmと組み合わせる机
- シェルと枠の仕上げの選択
- 座面の仕様(板/布/革)
- 金属の脚が床に接すること
よくある質問
- 価格はどのくらいですか?
- フレデリシアは公式サイトで製品情報を公開しています(2026年8月19日確認)。日本国内の価格は輸入代理店と取扱店により異なります。仕上げと座面の仕様で価格が変わります。
- どこで購入できますか?
- フレデリシアの公式サイトで製品情報を確認できます。日本国内の正規取扱については輸入代理店の案内をご確認ください。
- 重ねて収納できますか?
- 肘掛けのない仕様は8脚まで重ねられます。重量も約4kgと軽く、使わない時期に収納できます。重ねた状態の高さは脚数によって変わるため、収納する場所の天井高をお確かめください。肘掛けのある仕様は重ねられません。
- 掃除は大変ですか?
- 成形した合板のシェルに細い透かしが並び、座面と背もたれの両方にあります。透かしの隙間に埃が溜まるため、柔らかい刷毛で払うことになります。
- 座面に穴があると使いにくくありませんか?
- 座面にも透かしがあるため、落ちたものが下に抜ける場合があります。布や革を張る仕様では透かしが座面から見えなくなります。
- 設置に必要な寸法を教えてください。
- 幅485×奥行570×高さ850mm、座面の高さは455mmです。食卓と組み合わせる高さにあたるため、机の高さをお確かめください。
- 座り心地はどうですか?
- 板の座面が標準で詰め物を持たないため、張地の椅子とは座り心地が異なります。長く座る場合は敷物を用いることもできます。布と革を張る仕様もあります。
- 手入れはどうすればよいですか?
- シェルは柔らかい布で拭き、水分を残さないでください。透かしの隙間は柔らかい刷毛で埃を払ってください。透かしの縁は合板の断面にあたるため、硬いものを当てないでください。