このページについて
チェアワンは、コンスタンティン・グルチッチが2004年に発表した椅子である。マジスが製造する。鋳造したアルミニウムの座面が格子状の面で構成される。屋外にも用いられる。
このページでは、格子状の座面と座布団、屋外への対応と台の選択、寸法と収納、手入れ、購入できる場所を扱う。設計の成り立ちについては紹介ページを参照されたい。
コンスタンティン・グルチッチの設計思想や経歴について詳しくはコンスタンティン・グルチッチ プロフィールページをご覧ください。
チェアワンのデザインストーリーについて詳しくはチェアワン紹介ページをご覧ください。
正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材
チェアワンの開発は、グルチッチがマジスからダイキャスト技術の提案を受けたことに端を発する。グルチッチはアルミニウム鋳造の可能性を探求し、カードボードモデルからプロトタイプへと4年をかけて設計を進めた。三角形の平面を立体的に組み合わせた一体成型シートは、強度が必要な箇所では密な格子状に、そうでない部分では開放的な構造とすることで、最小限の素材で必要な強度を確保している。1950-60年代のハリー・ベルトイアやイームズ夫妻のワイヤーロッドチェアを想起させながらも、ワイヤーではなくアルミニウムダイキャストの原理を用いることで独自の性格を備えている。
| 正式名称 | チェアワン |
|---|---|
| 製造ブランド | マジス |
| 座面 | 鋳造したアルミニウム。表面処理と粉体塗装による |
| 脚 | 押し出したアルミニウム。陽極酸化と粉体塗装の仕上げから選ぶ |
| サイズ | 幅550 × 奥行590 × 高さ820mm。座面の高さ450mm |
| 重量 | 約4.3kg |
| 色 | 複数の色から選ぶ。脚の仕上げも選べる。取り扱いは時期によって変わる場合がある |
| 重ねられる脚数 | 最大8脚まで重ねられる。4本脚の型による |
| 屋外への対応 | 屋外に用いられる。塗装の仕様とアルミニウムによる |
| 座布団(別売) | 別売で用意される。屋内向けと屋外向けで素材が異なる |
| 型 | 複数の型がある。重ねられる4本脚のほか、円錐形の台、回転する台、複数を連結する型、腰掛けがある |
| 価格 | マジスは公式サイトで製品情報を公開している(2026年8月19日確認)。日本国内の価格は輸入代理店と取扱店により異なる。色と台の仕様で価格が変わる |
| 収蔵 | シカゴ美術館 チェアワン(2003年) 収蔵番号 2007.57 |
格子状の座面と座布団
鋳造したアルミニウムの座面が格子状の面で構成される。隙間が開く。
座面は金属にあたる。詰め物を持たない。
そのため、座り心地は座布団の有無で変わる。座布団は別売にあたる。
隙間には埃が溜まる。屋外では水も抜ける。
選び分けの目安
- 座り心地で選ぶ場合
- 詰め物を持たない。座布団は別売にあたる。
- 手入れの手間を考える場合
- 隙間に埃が溜まる。屋外では水が抜ける。
- 費用を確かめる場合
- 座布団が別売。本体とは別に要る。
屋外への対応と台の選択
アルミニウムと塗装による。屋外に用いられる。
座布団は屋内向けと屋外向けで素材が異なる。用途によって選ぶ。
台は複数の型がある。重ねられる4本脚のほか、円錐形の台、回転する台、複数を連結する型による。
円錐形の台は屋外に据え置く用途にあたる。移動を前提としない。
選び分けの目安
- 屋外で用いる場合
- 座布団も屋外向けを選ぶ。素材が異なる。
- 据え置く場合
- 円錐形の台もある。移動を前提としない。
- 収納を考える場合
- 4本脚の型では最大8脚まで重ねられる。
寸法と収納
幅550 × 奥行590 × 高さ820mm。座面の高さは450mm。
重量は約4.3kg。片手で持ち上げられる範囲にあたる。
4本脚の型では最大8脚まで重ねられる。金属どうしが触れる。
重ねる際は塗装の擦れに注意する。間に布を挟むこともできる。
選び分けの目安
- 収納を考える場合
- 最大8脚まで重ねられる。塗装の擦れに注意する。
- 動かす頻度を考える場合
- 約4.3kg。片手で持ち上げられる。
- 机と組み合わせる場合
- 座面の高さ450mm。机の高さを確かめる。
同種の椅子との比較
椅子は座面の構成と屋外への対応で性格が分かれる。
| 比較項目 | チェアワン | ベルトイア ダイヤモンドチェア | マイトチェア |
|---|---|---|---|
| 座面 | 鋳造したアルミニウムの格子 | 鋼の棒の格子 | 一体で成形した樹脂 |
| 座布団 | 別売 | 3つの仕様から選ぶ | 該当しない |
| 屋外 | 対応する | 対応する組み合わせがある | 対応する |
| 重ねられる脚数 | 最大8脚 | 重ねられない | 最大8脚 |
| 重量 | 約4.3kg | 取扱店に確認する | 取扱店に確認する |
選び分けの目安
- 収納を考える場合
- 最大8脚まで重ねられる。重ねられない椅子とは条件が異なる。
- 座り心地で選ぶ場合
- 座布団が別売にあたる。仕様から選べる椅子とは異なる。
- 屋外で用いる場合
- 対応する。座布団も屋外向けを選ぶ。
使用感と設置条件
座面の形状
格子状の面が身体に沿う。隙間から下が見える。
金属にあたる。気温によって表面の温度が変わる。
色と仕上げ
複数の色から選ぶ。脚の仕上げも選べる。
取り扱いは時期によって変わる場合がある。取扱店に確認する。
床との関係
脚が床に接する。金属にあたる。
床材によっては傷が付く。椅子は繰り返し動かすため確かめる。
経年変化とメンテナンス
素材ごとに起きること
塗装は擦れると下地が現れる。重ねる際に生じやすい。
屋外では日光で色が変わる。雨に触れる箇所も確かめる。
格子の隙間には埃が溜まる。屋外では汚れも溜まりやすい。
脚の先端は床に接して摩耗する。
日常の手入れ
- 座面
- 柔らかい布で拭く。研磨剤は塗装を削る。
- 格子の隙間
- 埃が溜まる。刷毛で払うか水で流す。
- 屋外で用いた後
- 汚れを拭き取る。雨に触れる箇所も確かめる。
- 脚の先端
- 摩耗を定期的に確かめる。床材への影響も確認する。
修理と部品
塗装の補修と座布団については、取扱店を通じて相談する。
台の交換の可否もあわせて確認する。
どこで買うか
取扱店の調べ方
マジスは公式サイトで製品情報を公開している。日本国内の正規取扱については、輸入代理店の案内を確認するのが確実である。
色、台の仕様、座布団の要否を決めてから注文する。納期も確かめる。
実物を確認する
格子状の座面の感触は、実際に座って確かめられるとよい。
座布団の有無による違いも現物で分かる。
中古の流通
取り扱われる色が時期によって異なる。年式を確かめる。
確認箇所は、塗装の擦れと色の変化、格子の隙間の汚れ、脚の先端、台の状態である。
購入前チェックリスト
- 座面が金属で詰め物を持たないこと
- 座布団が別売であること(屋内向けと屋外向けで異なる)
- 格子の隙間に埃が溜まること
- 台の選択(4本脚/円錐形/回転する台など)
- 最大8脚まで重ねられること(塗装の擦れに注意する)
- 置き場所(幅550 × 奥行590mm)と座面の高さ450mm
- 金属の脚が床に接すること
- 色の選択(取り扱いは時期によって変わる)
よくある質問
- 価格はどのくらいですか?
- マジスは公式サイトで製品情報を公開しています(2026年8月19日確認)。日本国内の価格は輸入代理店と取扱店により異なります。色と台の仕様で価格が変わります。
- どこで購入できますか?
- マジスの公式サイトで製品情報を確認できます。日本国内の正規取扱については輸入代理店の案内をご確認ください。
- 座り心地はどうですか?
- 鋳造したアルミニウムの座面が格子状の面で構成され、詰め物を持ちません。座り心地は座布団の有無で変わり、座布団は別売です。
- 屋外で使えますか?
- アルミニウムと塗装により屋外に用いられます。座布団は屋内向けと屋外向けで素材が異なるため、用途によってお選びください。
- 重ねて収納できますか?
- 4本脚の型では最大8脚まで重ねられます。金属どうしが触れるため、塗装の擦れにご注意ください。間に布を挟むこともできます。
- どのような型がありますか?
- 重ねられる4本脚のほか、円錐形の台、回転する台、複数を連結する型、腰掛けがあります。円錐形の台は屋外に据え置く用途で移動を前提としません。
- 設置に必要な寸法を教えてください。
- 幅550×奥行590×高さ820mm、座面の高さは450mmです。重量は約4.3kgで片手で持ち上げられる範囲にあたります。
- 手入れはどうすればよいですか?
- 座面は柔らかい布で拭き、研磨剤は塗装を削ります。格子の隙間には埃が溜まるため刷毛で払うか水で流してください。屋外で用いた後は汚れを拭き取ってください。