Sチェア 購入ガイド ─ この名作が長く愛される理由
1987年にトム・ディクソンがロンドンのワークショップで誕生させたSチェアは、スクラップメタルの溶接から生まれた彫刻的なラウンジチェアである。S字型の優美な曲線を描くそのシルエットは、人体を思わせる有機的なフォルムと、鶏の落書きから着想を得たという自由な造形精神を兼ね備えている。1988年よりイタリアの名門家具メーカー、カッペリーニが量産化を開始し、以来30年以上にわたって素材やコラボレーションを通じた再解釈を重ねながら、現代デザインの象徴的存在であり続けている。ニューヨーク近代美術館(MoMA)、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)、ミラノ・トリエンナーレ、ヴィトラ・デザイン博物館など、世界の主要美術館の永久コレクションに収蔵されている。
本ガイドでは、Sチェアの購入を検討されている方に向けて、正規品の仕様・素材・仕上げオプションの詳細、同時代の彫刻的チェアとの比較、使用感と空間への取り入れ方、経年変化とメンテナンス方法、そして日本国内の正規販売ルートまで、購入判断に必要なすべての情報を網羅している。
トム・ディクソンの設計思想や経歴について詳しくはトム・ディクソン プロフィールページをご覧ください。
Sチェアのデザインストーリーについて詳しくはSチェア紹介ページをご覧ください。
正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材
Sチェアは、1946年創業のイタリアの名門家具メーカー、カッペリーニ(Cappellini)が製造する現行モデルと、2016年にトム・ディクソン自身のブランドからリリースされたリデザイン版の二系統が存在する。ここではカッペリーニ版を中心に記し、リデザイン版についても併記する。
| 正式名称 | S-Chair(エスチェア) |
|---|---|
| デザイナー | トム・ディクソン(Tom Dixon, 1959–)/イギリス(チュニジア生まれ) |
| デザイン年 | 1987年 |
| 製造開始年 | 1988年(カッペリーニ) |
| 製造ブランド | Cappellini(カッペリーニ)/イタリア(Poltrona Frauグループ傘下) |
| 分類 | ラウンジチェア |
| サイズ(リデザイン版) | W500mm × D630mm × H967mm |
| 座面高 | 約470mm |
| 重量 | 約12.5kg |
| フレーム | パウダーコーティング仕上げスチール(ダークブラウン) |
| 脚部 | ブラックプラスチック(カッペリーニ版)/鋳鉄製ベース(リデザイン版) |
| カバー選択肢(カッペリーニ版) | ラッシュ(marsh straw)手編み、籐(ラタン)、レザー、ファブリック(エコペレ、フェルト、パンノ、オプティク等) |
| カバー(リデザイン版) | 硬質・軟質フォーム+ピュアウールカバー |
| 制作時間(ラッシュ版) | 手編み工程のみで6時間以上 |
| 参考価格帯(税込目安) | 約50万円〜120万円(仕上げ・素材により大きく異なる、要問い合わせ) |
| 製品保証 | 2年間(カッペリーニ正規品) |
| 収蔵美術館 | MoMA、V&A、ミラノ・トリエンナーレ、ヴィトラ・デザイン博物館、デザイン・ミュージアム |
仕上げオプションの詳細
Sチェアの最大の魅力のひとつは、同一のスチールフレームに異なる素材を纏わせることで、まったく異なる表情を生み出す多義性にある。カッペリーニ現行モデルでは、以下の仕上げオプションが用意されている。
- ラッシュ(marsh straw)版
- オリジナルに最も近い仕上げ。湿地帯で採取された藁(ラッシュ)を職人が一本一本手作業で編み込む。一脚あたり6時間以上を要する緻密な手仕事であり、Sチェアの原点となる素材である。自然素材ならではの温かみと素朴な風合いが特徴。
- 籐(ラタン)版
- ラッシュよりもやや光沢のある質感を持つ籐を用いた仕上げ。着色処理が施され、ラッシュ版とは異なる洗練された表情を見せる。耐久性においてもラッシュより優れている。
- レザー版
- エクストラレザー、スーパーレザー、ホワイト/ブラックスポッテッドレザーなど、カッペリーニの豊富なレザーコレクションから選択可能。レザーで覆われたSチェアは、より都会的でラグジュアリーな印象を呈する。
- ファブリック版
- エコペレ、フェルト、パンノ、オプティク、スモールドットなど、多様なファブリックから選択可能。カラーバリエーションが最も豊富で、空間に合わせた色彩の選択が容易である。
リデザイン版(2016年)について
2016年にトム・ディクソン自身のブランドからリリースされたリデザイン版は、オリジナルのS字フォルムを継承しながら、現代の製造技術と素材を活用して快適性を進化させたモデルである。ステアリングホイールからインスピレーションを得た鋳鉄製ベースが安定性を高め、硬質・軟質フォームの組み合わせとピュアウールカバーにより、より人間工学的な座り心地を実現している。カッペリーニ版の職人的な手仕事の美しさとは異なる、洗練されたモダンなアプローチである。
類似商品・競合との比較
Sチェアは、1980年代のデザイナー・メーカー運動から生まれた彫刻的ラウンジチェアという独自のカテゴリーに属する。この領域において比較対象となる代表的な作品を紹介する。
カッペリーニ ウッドチェア(マーク・ニューソン)
同じカッペリーニ社が製造するマーク・ニューソンのウッドチェアは、有機的な曲線を持つ彫刻的チェアとしてSチェアと共通する造形感覚を備えている。ニューソンの流体力学に着想を得た滑らかなフォルムは、ディクソンのよりプリミティヴで手仕事的なアプローチとは対照的である。両作品はカッペリーニ社のデザイン哲学を異なる側面から体現しており、1990年代のコンテンポラリーデザインの双璧をなす。
マジス プロースト(フィリップ・スタルク)
フィリップ・スタルクがマジス社のためにデザインしたルイ・ゴーストチェアをはじめとする彫刻的チェアの数々は、Sチェアと同時代の文脈に属する。スタルクがポリカーボネートという工業素材によって透明性と軽やかさを追求したのに対し、ディクソンはスクラップメタルと天然素材によって重厚さと手仕事の温もりを表現した。両者のアプローチの違いは、1980〜90年代のヨーロッパデザインの多様性を象徴している。
トム・ディクソン Fat Chair(カッペリーニ)
ディクソン自身がカッペリーニのためにデザインしたFat Chairは、Sチェアの線的な優雅さとは対照的に、ボリュームのある豊かな造形を特徴とする。籐を編み込んだ座面と背もたれが温かみを与え、Sチェアよりもリラックスした座り心地を提供する。ディクソンのデザイン言語の幅広さを示す作品であり、Sチェアとの対比によってディクソンの造形世界をより深く理解できる。
| 比較項目 | Sチェア(トム・ディクソン) | ウッドチェア(マーク・ニューソン) | Fat Chair(トム・ディクソン) |
|---|---|---|---|
| デザイン年 | 1987年 | 1988年 | 2007年 |
| ブランド | Cappellini | Cappellini | Cappellini |
| 主要素材 | スチール+ラッシュ/籐/レザー | 無垢材 | スチール+籐 |
| 造形の特徴 | 線的・S字曲線・擬人的 | 流体的・有機的 | 量感的・包容的 |
| 制作方法 | 手編み6時間以上(ラッシュ版) | CNC加工+手仕上げ | 手編み |
| 美術館収蔵 | MoMA、V&A等多数 | MoMA等 | あり |
| 参考価格帯 | 約50万円〜 | 約80万円〜 | 約40万円〜 |
使用感と暮らしへの取り入れ方
座り心地の実際
Sチェアは、その彫刻的な外観から想像される以上に快適な座り心地を提供する。S字を描くフレームは人体の自然な曲線に沿って身体を支え、背もたれが適度な弾力で上半身を受け止める。ラッシュや籐の素材は天然繊維特有のしなやかさを持ち、硬質な座面とは異なる柔らかな感触を伝える。ただし、一般的なアップホルスターチェアと比較すると、長時間の着座にはやや硬さを感じる場合がある。リデザイン版はフォーム素材とウールカバーの採用によりクッション性が向上しており、より長時間の快適な使用が可能である。
Sチェアの座面高は約470mmであり、日本の標準的なダイニングテーブルとの相性は良好であるが、本来の用途はダイニングチェアではなくラウンジチェアである。リビングルームのアクセントチェア、読書椅子、あるいは玄関先の飾り椅子としての使用が最も相応しい。
空間における存在感
Sチェアは、どのような空間に配置されても強い彫刻的存在感を放つ作品である。高さ約970mmのS字シルエットは視線を自然に引きつけ、空間のフォーカルポイントとなる。ディクソン自身がSチェアを「異なる素材で覆われるたびに新鮮な印象を与える」と表現する通り、ラッシュ版であれば素朴な自然素材の温かみが、レザー版であれば都会的な洗練が、ファブリック版であればカラーの遊び心が、それぞれ空間に異なる性格を与える。
生活スタイル別の提案
- アート・コレクターの方
- Sチェアは世界の主要美術館に収蔵される歴史的作品であり、家具としてのみならずアートピースとしての所有価値を持つ。ラッシュ版のオリジナルに近い仕上げは、デザイン史的な文脈を重視するコレクターに最適である。
- ラグジュアリー空間をお求めの方
- レザー版やウール版のSチェアは、ホテルのスイートルームやハイエンドなリビングスペースに相応しい上質感を提供する。鋳鉄ベースのリデザイン版は、よりモダンで洗練された空間表現に適している。
- デザイン愛好家の方
- ファブリック版やラタン版は、個性的なカラーや素材感でデザイン愛好家の探究心を満たす。同じフレームに異なる素材を纏わせるというSチェアの本質的な面白さを、自分の空間で体験できる。
経年変化とメンテナンス
ラッシュ(marsh straw)版の経年変化
天然の藁素材であるラッシュは、時間の経過とともに色が深まり、使い込むほどに独特の艶を獲得していく。自然素材ゆえに、湿気や乾燥の影響を受けやすく、極端な環境では繊維の劣化が進行する可能性がある。適度な室内環境を維持することで、数十年にわたって美しい状態を保つことが可能である。この経年変化のプロセスは、Sチェアが単なる工業製品ではなく、職人の手仕事と時間の積層による生きた作品であることを実感させてくれる。
籐(ラタン)版の経年変化
籐は天然素材の中でも比較的耐久性に優れ、使い込むほどに色が深まり飴色の美しい光沢を帯びていく。ラッシュ版よりも環境変化への耐性が高く、日常的な使用に適している。
レザー版の経年変化
天然レザーは使用とともに柔らかさを増し、独特のパティーナ(経年の光沢)を獲得する。Sチェアのレザー版は、時間とともにより深みのある表情を見せ、所有者の使用痕跡が個性となって刻まれていく。
メンテナンス方法
- スチールフレーム
- パウダーコーティング仕上げのスチールフレームは、乾いた柔らかい布で定期的にほこりを拭き取るだけで十分である。水分や溶剤は塗装面を損傷する可能性があるため、乾拭きが基本となる。
- ラッシュ・籐素材
- 柔らかいブラシでほこりを除去し、乾燥した状態を維持する。直射日光の長時間照射や暖房器具からの直接的な熱は、繊維の乾燥・劣化を促進するため避けるべきである。湿度が極端に低い環境では、天然繊維が乾燥してひび割れる恐れがあるため、室内の適度な湿度管理が推奨される。汚れが生じた場合は、固く絞った布で軽く拭き取り、速やかに乾燥させる。
- レザー
- 定期的に専用のレザークリーナーで清掃し、レザーコンディショナーで保湿する。直射日光による色褪せを避け、水濡れした場合は自然乾燥させる。ドライヤー等での強制乾燥は革を硬化させるため厳禁である。
- ファブリック
- 定期的に掃除機のブラシアタッチメントでほこりを吸い取る。素材に応じたクリーニング方法を確認し、汚れが広がる前に対処する。カッペリーニ社では張り替えサービスも提供しているため、長年の使用による劣化には正規販売店への相談が推奨される。
どこで買うか:正規販売店と購入方法
日本国内の正規販売ルート
Sチェアは、カッペリーニの認定正規販売店(Authorized Cappellini Dealer)を通じて購入可能である。カッペリーニは2004年よりイタリアの家具グループ、ポルトローナ・フラウ(Poltrona Frau)の傘下にあり、カッシーナやアリアスと同じグループに属する。日本国内では以下のルートでの購入が可能である。
- Cappellini Point Tokyo(カッペリーニポイントトウキョウ)
- 東京都港区西麻布1-9-7。六本木駅より徒歩5分。戦後に建てられた外国人向けテラスハウスをリノベーションしたショールームで、カッペリーニのコレクションを体験できる。営業時間10:00〜18:00、完全予約制、土日祝定休。レザーは全101色から選択可能。電話:03-3462-1713。
- IL DESIGN(イル デザイン)
- 東京デザインセンター内に所在するイタリア家具の正規販売代理店。カッペリーニ製品をイタリア現地正規代理店より直輸入し、張り地サンプルや資料等の提供にも対応している。
- DOPA(ドーパ)
- カッペリーニ正規販売店として、各メーカー本社が販売中の商品の注文に対応。初回無料相談会を実施しており、コーディネート相談にも対応している。受注生産品のため納期は個別確認が必要。
- イタリア家具.COM
- 東京デザインセンター6F。カッペリーニ製品を現地正規代理店より直輸入。張り地・革サンプル・カタログ資料等を用意している。
実物を確認できる場所
Sチェアはカッペリーニのアイコニックな作品であるが、すべてのショールームに常時展示されているとは限らない。Cappellini Point Tokyoが最も充実した展示を備えている可能性が高いが、来店前の問い合わせが不可欠である。完全予約制であるため、事前にご予約のうえご来店いただきたい。仕上げやカバーのサンプルは各正規販売店で確認可能であり、レザーやファブリックの質感を実際に手に取って検討できる。
オークション・セカンダリ市場
Sチェアは、1stDibs、Pamono、Phillips等の国際的なデザインオークションおよびセカンダリ市場においても活発に取引されている作品である。ヴィンテージのSチェアやプロトタイプ、限定版は特にコレクター市場での評価が高く、希少な初期モデルは高額で取引される場合がある。セカンダリ市場での購入を検討する場合は、カッペリーニ正規品であることの確認、フレームの溶接部分の状態、ラッシュや籐の劣化状況を慎重に評価することが重要である。
価格について
Sチェアは仕上げ・素材の選択肢が多岐にわたるため、価格は選択する仕上げによって大きく異なる。ラッシュ版やラタン版は職人の手作業を要するため比較的高額であり、ファブリック版やエコペレ版はやや手の届きやすい価格帯となる。レザー版はレザーのグレードに応じた価格設定となる。いずれの場合も、受注生産品として個別に見積もりが必要であり、正規販売店への直接のお問い合わせが推奨される。
購入時チェックリスト
- カッペリーニ正規品であることの確認
- 仕上げの選択(ラッシュ / 籐 / レザー / ファブリック)
- レザー・ファブリックの場合、カラー・素材の選択(サンプル確認推奨)
- 設置場所の環境確認(直射日光、暖房器具との距離、湿度管理)
- 床面保護の検討(鋳鉄ベースやスチール脚による傷の防止)
- 搬入経路の確認(S字フォルムの高さ約970mm)
- 保証内容の確認(カッペリーニ正規品は2年間保証)
- 納期の確認(受注生産のため長納期の場合あり)
- カッペリーニ版とリデザイン版(トム・ディクソンブランド)の選択
コーディネート事例
インダストリアル・ロフト空間
Sチェアが誕生した1980年代のロンドン、スクラップメタルとリサイクル素材による「クリエイティブ・サルベージ」の精神に立ち返るコーディネートである。コンクリートの壁面、露出した配管やダクト、鉄骨の構造体を背景に、ラッシュ版のSチェアを配置すれば、工業的な無骨さと天然素材の温かみのコントラストが際立つ。同時代のロン・アラッドやマーク・ブレイジャー=ジョーンズの作品との対話も興味深い空間を創出する。
コンテンポラリーラグジュアリー
レザー版のSチェアは、大理石やブラス、ダークウッドを基調としたラグジュアリー空間に優雅に溶け込む。トム・ディクソン自身のブランドが展開するMeltペンダントライトやBeat照明シリーズとの組み合わせは、ディクソンの造形世界を統一的に体験できる空間を生み出す。ブラックレザー版を暖色系の照明のもとに配置すれば、彫刻的なシルエットがドラマチックに浮かび上がる。
北欧モダンとの融合
ファブリック版のSチェアをウォームトーンのカラーで選択し、北欧モダンの明るい空間に配置すれば、Sチェアの有機的なフォルムが北欧デザインの自然主義と共鳴する。ウール素材のリデザイン版は特にこの組み合わせとの親和性が高く、デンマークやフィンランドのヴィンテージ家具との共存が可能である。
相性の良い他のデザイナーズ家具
同じカッペリーニ社のコレクションとは最も高い親和性を持つ。ジャスパー・モリソンのシンプルなテーブルやマルセル・ワンダースのチューリップアームチェアとの組み合わせが空間に多層的な対話を生み出す。トム・ディクソン自身のブランドの照明(Melt、Beat、Mirrorball)はSチェアの理想的なパートナーである。異なる文脈では、倉俣史朗のミス・ブランチや三宅一生のプロダクトなど、素材の実験性を共有するデザイナーの作品との対比が知的な刺激をもたらす。
よくある質問
- 正規品の価格はどのくらいですか?
- Sチェアは仕上げ・素材により価格が大きく異なります。受注生産品のため、正規販売店への直接のお問い合わせが必要です。カッペリーニ製品は全般的に高級価格帯に位置しており、Sチェアもデザイン史的価値と職人技を反映した価格設定となっています。
- どこで購入できますか?
- 日本国内では、Cappellini Point Tokyo(西麻布、完全予約制)、IL DESIGN(東京デザインセンター)、DOPA、イタリア家具.COM等のカッペリーニ正規販売店で購入可能です。いずれもイタリア本社からの直輸入に対応しています。
- 実物を確認できる場所はありますか?
- Cappellini Point Tokyo(東京都港区西麻布1-9-7)が最も充実した展示を備えています。完全予約制のため、来店前のご予約が必要です。レザーやファブリックのサンプルは各正規販売店でも確認可能です。
- 納期はどのくらいかかりますか?
- 受注生産品のため、仕上げや素材の選択に応じて納期が異なります。国際情勢の影響で大幅な遅延が生じる場合もあるため、具体的な納期は販売店にご確認ください。一般的には数ヶ月を要する場合があります。
- 座り心地はどうですか?
- S字を描くフレームが人体の自然な曲線に沿って身体を支え、予想以上に快適な座り心地を提供します。ラッシュ版や籐版はしなやかな天然素材の感触、レザー版は柔軟な包まれ感、リデザイン版はフォーム素材による高いクッション性がそれぞれ特徴です。ラウンジチェアとしての使用に最適です。
- カッペリーニ版とリデザイン版(トム・ディクソンブランド)の違いは何ですか?
- カッペリーニ版はオリジナルに近いスチールフレーム+天然素材(ラッシュ、籐等)の組み合わせで、職人の手仕事による仕上げが特徴です。リデザイン版(2016年)は鋳鉄ベースとフォーム+ウールカバーの組み合わせで、より現代的な快適性を追求しています。デザイン史的価値を重視するか、日常的な座り心地を重視するかで選択が分かれます。
- メンテナンスは大変ですか?
- 素材に応じた適切なケアが必要です。ラッシュ版・籐版は乾燥した環境を維持し、直射日光を避けてください。レザー版は専用クリーナーでの定期的な清掃が推奨されます。スチールフレームは乾拭きで十分です。カッペリーニ社では張り替えサービスにも対応しています。
- 他に検討すべき名作チェアはありますか?
- 同じカッペリーニ社のFat Chair(トム・ディクソン)やウッドチェア(マーク・ニューソン)が、彫刻的チェアとして比較検討に値します。トム・ディクソンの照明作品(MeltやBeat)をSチェアと組み合わせることで、より統一的なデザイン空間を構築できます。それぞれの詳細は各作品の紹介ページをご覧ください。
カッペリーニ社の全コレクションについてはカッペリーニ ブランドページをご覧ください。