PK22 ラウンジチェアが長く愛される理由

PK22 ラウンジチェア(PK22 Lounge Chair)は、デンマークを代表する家具デザイナー、ポール・ケアホルム(Poul Kjærholm, 1929-1980)が1956年にデザインし、翌1957年のミラノ・トリエンナーレにおいてグランプリを獲得した記念碑的なラウンジチェアである。サテンブラッシュ仕上げのステンレススチールフレームと、レザー・籐・キャンバスから選べる座面・背もたれの組み合わせは、ミニマリズムの精髄を体現する作品として、発表から70年近くを経た現在もなお、世界中のデザイン愛好家から最高の評価を受け続けている。

当初E. Kold Christensen社が製造していたPK22は、ケアホルムの死後、1982年よりフリッツ・ハンセン(Fritz Hansen)が「ケアホルム・コレクション」として製造・販売を継承している。ニューヨーク近代美術館(MoMA)、ヴィクトリア&アルバート博物館の永久コレクションに収蔵され、パリ国立図書館や東京・国立新美術館でも実際に使用されている、文字通り「美術館に収蔵され、名建築で使用される椅子」である。

本ページでは、PK22の購入を検討されている方に向けて、正規品の仕様・素材・価格帯、正規品とリプロダクトの違い、類似名作チェアとの比較、使用感と空間への取り入れ方、経年変化とメンテナンス、正規販売店と購入方法、コーディネート事例、よくある質問まで、購入判断に必要な情報を包括的にお伝えする。

正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材

PK22の正規品は、フリッツ・ハンセン(Fritz Hansen, 1872年創業)が「ケアホルム・コレクション」の中核として製造する。フレームにはサテンブラッシュ仕上げのステンレススプリングスチールが使用され、わずか数回の折り曲げで形成された一対の脚部ユニットと、緩やかに下方へ湾曲する二本のクロスバーで構成される。クロスバーの曲線は装飾ではなく、着座時に身体がバーの存在を感じないための機能的配慮である。座面と背もたれは一体成型のシートピースがスチールフレームにマウントされるノックダウン構造で、レザー、籐、キャンバスから選択可能。六角穴付きボルトの黒い頭部さえも意匠の一部として機能する、素材の本質を尊重した設計である。

正式名称 PK22™ Lounge Chair(PK22 ラウンジチェア)
デザイナー ポール・ケアホルム(Poul Kjærholm, 1929-1980, デンマーク)
デザイン年 1956年
製造ブランド フリッツ・ハンセン(Fritz Hansen, デンマーク, 1872年創業)。1982年にE. Kold Christensen社より製造・販売を継承
製造国 デンマーク
分類 ラウンジチェア / イージーチェア
フレーム素材 ステンレススプリングスチール(サテンブラッシュ仕上げ)
座面・背もたれ素材 Group 1:キャンバス(ナチュラル / ブラック)、ウッドウィッカー(籐)。Group 2:オーラレザー(クロムなめし、補正加工、高耐久)。Group 3:グレースレザー(植物+クロムなめしアニリン)、エンブレイスレザー(クロムなめしアニリン、ワックス仕上げ)、ルスティックレザー、ナチュラルレザー
構造 ノックダウン構造(ボルト接合)。一体成型シートピースをフレームにマウント
サイズ W630mm × D630mm × H710mm / 座面高350mm
重量 約11kg
日本参考価格帯 籐(ウィッカー)¥657,800〜、オーラレザー約¥750,000〜、ナチュラルレザー ¥954,800〜(税込目安、2025年時点。素材グループにより変動。2024年12月価格改定あり)
保証期間 2年間(フリッツ・ハンセン標準保証)
納期 国内在庫品:即納〜2週間。受注生産:約10〜16週間
受賞歴 1957年 ミラノ・トリエンナーレ グランプリ
パーマネントコレクション ニューヨーク近代美術館(MoMA)、ヴィクトリア&アルバート博物館(ロンドン)、その他デンマーク・ノルウェー・スウェーデン・ドイツの各美術館
特記 限定エディション定期発売(2016年60周年、2021年65周年スエード版等)

正規品とリプロダクトの違い

PK22はそのミニマルな構造ゆえに、リプロダクト製品が少なからず流通している。しかし、ケアホルムが追求した「素材の個性の表現」という設計思想は、素材と製造精度の差異に直結する。正規品とリプロダクトの主な相違点を以下に示す。

比較項目 正規品(Fritz Hansen) リプロダクト一般
フレーム素材 ステンレススプリングスチール。サテンブラッシュ仕上げ。航空機産業水準の高精度・高強度部材。スチール表面の光の屈折がケアホルムの意図した芸術的効果を実現 クロムメッキスチール等。仕上げの均一性・光沢感・耐腐食性に差異。スプリングスチール特有の弾性を再現できない場合がある
レザー素材 グレース(植物+クロムなめしアニリン)、エンブレイス(特殊ワックス仕上げアニリン)、オーラ(高耐久補正加工)等。厳選された上質原皮。ナチュラルマークを活かした仕上げ 一般的な革。なめし技法・原皮品質・仕上げ工程に差。経年変化の深みと方向性が異なる
籐素材 天然ウッドウィッカー。手編み。2.5mm・4mm厚の組み合わせ。自然素材特有の色調変化 合成素材や品質の劣る天然籐の場合あり。編み目の精度・耐久性に差
構造精度 すべてのパーツが完璧に仕上げられている。座面裏の見えない部分まで妥協なし。ボルト接合の精度・六角穴付きボルト頭部の意匠性 見えない部分の仕上げに差。接合部の精度・耐久性が劣る場合がある
座り心地 スプリングスチールフレームが身体の重みでわずかにたわみ、伝統的なバネのように機能する。凸状座面と凹状背面の曲面が身体を包み込む フレーム素材の弾性不足によりスプリング効果が得られない場合がある
保証・修理 フリッツ・ハンセン2年保証。正規ディーラー経由のアフターサービス。シートの交換・張替え対応可能 保証なし、または限定的。修理・交換部品の供給不確実
リセールバリュー E. Kold Christensen社製初期モデルはオークション市場で高額取引。フリッツ・ハンセン製も中古市場で高い価値を維持。限定エディションは特に高値 リセールバリューは限定的

PK22においてフレームのスプリングスチールは単なる構造材ではなく、着座時に身体の重みで微かにたわむことで「伝統的なバネのように機能する」設計上の要であり、この弾性効果は素材の品質に直結する。また、ケアホルムが重視したスチール表面における光の屈折は、サテンブラッシュ仕上げの精度によって初めて実現される芸術的効果である。正規品の価値は、こうした素材と製造精度の積み重ねにより、一脚一脚に宿るケアホルムの設計意図の忠実な再現にある。

類似名作チェアとの比較

PK22は、スチールフレーム+レザーのミニマリスト・ラウンジチェアとして、同系統の名作と比較されることが多い。特にケアホルム自身が超越を目指したミース・ファン・デル・ローエのバルセロナチェアとの比較は、本作を理解する上で不可欠である。

比較項目 PK22(Fritz Hansen) バルセロナチェア(Knoll) PK20(Fritz Hansen)
デザイナー ポール・ケアホルム(1956年) ミース・ファン・デル・ローエ(1929年) ポール・ケアホルム(1968年)
構造の特質 ボルト接合ノックダウン構造。極限の軽やかさ。線的で繊細 溶接構造。X字脚の彫刻的存在感。重厚 カンティレバー構造。PK22の発展形。より包まれる座り心地
フレーム ステンレススプリングスチール、サテンブラッシュ クロムメッキ又はステンレスフラットバー スプリングスチール、サテンブラッシュ
重量 約11kg(軽量) 約28kg(重厚) 約14kg
座面高 350mm 430mm 350mm
日本参考価格 ¥658,000〜¥955,000(税込) 約¥900,000〜(税込) 約¥1,000,000〜(税込)
こういう方に 極限のミニマリズムと繊細さ。空間を圧迫しない軽やかな存在感。ケアホルムの代表作 モダニズム建築の象徴的存在感。重厚でフォーマルな空間に PK22より包まれる座り心地。カンティレバーの浮遊感を求める方

ケアホルムはバルセロナチェアの溶接構造に対し、PK22でボルト接合を選択することで「スチールの工業的特性を正直に表現」した。その結果、約11kgという軽量さと、線画のような繊細なシルエットが実現され、バルセロナチェアの約28kgという重厚さとは対照的な、より軽やかで知的な空間を創出する。

使用感と暮らしへの取り入れ方

座り心地

PK22の座り心地は、一般的なクッション椅子とは異なる知的な快適さに満ちている。スプリングスチールフレームは身体の重みを受けてわずかにたわみ、伝統的なバネのように機能する。凸状の座面と凹状の背面が身体を自然に包み込み、適度な傾斜角度が程よいリラクゼーション姿勢を実現する。座面高350mmは低座面ラウンジであり、読書や会話、思索に適した寛ぎの姿勢を促す。レザー座面は使用とともに身体に馴染み、籐座面は天然素材特有の通気性と弾力を提供し、キャンバス座面はカジュアルな軽やかさを楽しめる。いずれの素材もシートが身体の形状に合わせてたわむエルゴノミック・サポートを備えている。

空間における効果

PK22の最大の魅力は、空間に存在しながらも空間を圧迫しない繊細な佇まいにある。ケアホルムが追求した「極限まで削ぎ落とされた構造美」は、真横から見るとまるで線画のようなシャープなシルエットとして現れる。W630×D630mmの均整の取れた正方形に近い占有面積と、約11kgの軽量さにより、移動や配置替えも容易である。サテンブラッシュ仕上げのステンレスフレームが光を柔らかく反射し、周囲の空間と溶け合うように調和する。MoMAやパリ国立図書館、東京・国立新美術館で使用される実績が示す通り、モダン建築の白い空間からコンクリート打ち放し、ヴィンテージインテリアまで、あらゆる空間に適応する普遍的な美を備えている。

生活スタイル別の提案

リビングではコーヒーテーブルPK61(ケアホルム / Fritz Hansen)と組み合わせて使用するスタイルが正統である。PK61はPK22との組み合わせを前提にデザインされた作品であり、両者は完璧な調和を見せる。2脚のPK22を対面またはL字に配置し、PK61を中央に据える構成は、ケアホルム・コレクションの真骨頂である。書斎では、PK22の低座面(SH350mm)と適度な後傾角度が、読書や思索のための静謐な時間を提供する。オフィスやホテルのラウンジエリアでは、PK22の「存在しながら主張しない」性格が待合空間に品格を添える。一人暮らしのコンパクトな空間でも、PK22の軽やかさは圧迫感なくミニマルな空間を構成できる。

経年変化とメンテナンス

素材別の経年変化

ステンレススチールフレームはケアホルムが意図した通り「変わることのない強靭さ」を保ち、サテンブラッシュの光沢を長期にわたり維持する。一方、レザーは使用とともに劇的な経年変化を見せる。アニリンレザー(グレース、エンブレイス)は独特の艶を帯びて色調が深まり、天然のシワやマーク(ナチュラルマーク)が個性として刻まれていく。オーラレザーは表面保護加工により変化は穏やかであるが、使い込むほどに馴染みのある質感を獲得する。籐(ウィッカー)は天然素材であり、時間とともに色調が変化する。ケアホルムが語った「スチールも木材やレザーと同様に経年変化により風合いを増す」という信念が、PK22では有機素材と無機素材の対比として視覚化されている。

メンテナンス方法

ステンレススチールフレーム
温かい石鹸水で清掃後、乾いた布で拭き取り。拭き方向は研磨目に沿うこと。塩素系・酸性クリーナーは使用不可(錆びの原因)。ベンジンを清潔な柔らかい布につけてスポット清掃。
レザー座面(アニリンレザー)
日常は柔らかい乾いた布で拭く。半年〜1年に一度、専用レザーコンディショナーを薄く塗布。直射日光と暖房機器の直近を避ける。液体こぼれは直ちに拭き取る。アニリンレザーは化学クリーナーを避け、フリッツ・ハンセン推奨のケアキットを使用。
レザー座面(オーラレザー)
表面保護加工済みのため手入れが容易。湿った布で拭き取り可能。高耐久性でお手入れが簡単。使用頻度の高い空間に適する。
籐(ウィッカー)座面
月に一度の定期メンテナンスを推奨。石鹸フレーク2〜3さじを1リットルの湯に溶かし、霧吹きで籐の両面に噴霧し浸透させる。余分な水分は清潔な湿った布で拭き取る。低湿度環境(暖房の効いた室内)では籐が乾燥して硬化・破損のリスクがあるため、適度な湿度維持が重要。乾燥による籐の破損はフリッツ・ハンセン保証の対象外。
シートの交換
ノックダウン構造のため、座面・背もたれのシートピースは交換可能。レザーの経年劣化や籐の損傷が生じた場合、フリッツ・ハンセン正規ディーラーを通じて新品シートの注文が可能。異なる素材へのシート交換も検討でき、一脚で複数の表情を楽しめる。

どこで買うか:正規販売店と購入方法

国内正規販売店

PK22はフリッツ・ハンセンのフラッグシップ製品であり、国内正規ディーラー網は充実している。フリッツ・ハンセン ストア(東京・銀座 / KEIZO運営、¥657,800〜税込)は直営店としてすべてのシート素材・カラーを確認可能。CONNECT(コネクト、高松)はフリッツ・ハンセン正規販売店としてPK22各仕様を取扱い。SEMPRE(センプレ)はオーラレザー・ブラック等の国内在庫品を即納対応。attract(アトラクト)はフリッツ・ハンセン正規取扱店として受注対応。H.L.D.はメーカー保証付き正規品を販売。コンフォートQ(阪急うめだ本店7階 / ロゴバ大阪)はフリッツ・ハンセン正規品の展示・販売を行う。fremtiden(フラムティーデン、福岡)はナチュラルレザー仕様(¥954,800税込)等を取扱い。

海外正規販売

フリッツ・ハンセン公式サイト(fritzhansen.com)が全仕様の情報と正規ディーラー検索を提供する。米国では2Modern(正規ディーラー、籐 / レザー各仕様、12〜16週間納期)、hive modern、Leibal(10〜12週間納期)が正規品を販売。欧州ではeinrichten-design(ドイツ)、Milia Shop(イタリア)、Really Well Made(英国)等が取り扱う。1stDibs等のヴィンテージマーケットではE. Kold Christensen社製の初期モデルやフリッツ・ハンセン製の各年代品が流通している。

ヴィンテージ・限定エディション市場

E. Kold Christensen社製(1956-1982年)の初期PK22は、オークション市場において高値で取引されるコレクターズアイテムである。フリッツ・ハンセン製(1982年〜)も年代による仕上げの違い(初期のクロムメッキ仕上げ等)により、ヴィンテージ市場で価値を持つ。フリッツ・ハンセンは定期的に限定エディションを発表しており、2016年60周年記念モデル、2021年65周年記念スエードバージョン、リネン限定モデル等は発表のたびに大きな注目を集め、即完売となることも多い。限定モデルは将来的なリセールバリューも期待される。

購入時チェックリスト

  • 正規品であることの確認(フリッツ・ハンセン正規ディーラーからの購入。フレーム裏のブランド刻印・ラベル確認)
  • シート素材の選択(籐 / キャンバス / オーラレザー / グレース / エンブレイス / ルスティック / ナチュラルレザー。素材グループにより価格帯が大きく異なる)
  • レザーカラーの選択(素材によりブラック、コニャック、ナチュラル等。色調の経年変化の方向性を考慮)
  • 籐選択の場合の環境確認(低湿度環境=暖房の効いた室内では乾燥リスクあり。乾燥による破損は保証対象外)
  • 設置場所の寸法確認(W630×D630mm。SH350mm低座面ラウンジ)
  • PK61コーヒーテーブルとの組み合わせ検討(ケアホルムが前提としたペアリング)
  • 保証期間の確認(フリッツ・ハンセン2年保証)
  • 納期確認(国内在庫品即納〜2週間、受注生産10〜16週間)

コーディネート事例

ケアホルム・コレクション統一スタイル

PK22をケアホルムのPKシリーズで統一する、最も純度の高いコーディネートである。PK22(ナチュラルレザー)を2脚対面配置し、中央にPK61コーヒーテーブル(大理石またはグラナイト天板)を据える。この組み合わせはケアホルム自身が意図したペアリングであり、ステンレスフレームとストーン天板の冷たい輝きがレザーの温かみと対比を成す。壁面にはPK55テーブル(ケアホルム / Fritz Hansen)をサイドテーブルとして、またはPK80デイベッドをリビングの一角に配置し、ケアホルムの世界観を空間全体で体現する。照明にはポール・ヘニングセンPHアーティチョークやPH5を合わせ、デンマーク・モダンデザインの最高峰を凝縮した空間を構成する。

モダニズム建築×ケアホルムスタイル

PK22(籐・ウィッカー)を、コンクリート・ガラス・白壁のモダニズム建築空間に配置するスタイルである。籐の天然素材の温かみがコンクリートの冷たさを和らげ、ステンレスフレームがガラスや金属の建築要素と呼応する。東京・国立新美術館やパリ国立図書館でのPK22の使用実績が示す通り、名建築との相性は実証済みである。アルネ・ヤコブセンのエッグチェアやスワンチェア(Fritz Hansen)を対話のパートナーとして加え、デンマーク・モダンデザインの多様な表現を一空間に展開することも効果的。

ミニマル・ラグジュアリースタイル

PK22(グレースレザー・ブラック)を、ミニマルかつ上質な空間のアクセントとして配置するスタイル。白い壁面と無垢オーク材のフローリングの空間に、PK22の黒いレザーとステンレスの冷たい輝きが凛とした緊張感を生む。PK61大理石天板テーブルとの組み合わせは、一切の余分を削ぎ落としたラグジュアリーの極致。壁面にはイサム・ノグチのAkari照明やルイスポールセンPHフロアランプを添え、光の屈折と陰影の美をケアホルムのステンレス仕上げと共鳴させる。

よくある質問

正規品の価格はどのくらいですか?
フリッツ・ハンセン正規品は、籐(ウィッカー)¥657,800〜、オーラレザー約¥750,000〜、ナチュラルレザー ¥954,800〜(税込目安、2025年時点)です。座面素材のグループ(Group 1〜3)により価格帯が大きく異なります。2024年12月に価格改定が実施されましたので、最新価格は正規ディーラーにお問合せください。
どこで購入できますか?
日本国内ではフリッツ・ハンセン ストア(東京銀座)、CONNECT(高松)、SEMPRE(センプレ)、attract、H.L.D.、コンフォートQ(阪急うめだ)、fremtiden(福岡)等のフリッツ・ハンセン正規ディーラーで購入可能です。海外ではfritzhansen.com、2Modern、hive modern等が正規品を取り扱っています。
実物を確認・試座できる場所はありますか?
フリッツ・ハンセン ストア(東京銀座)はすべてのPKシリーズを展示しており、試座が可能です。コンフォートQ(阪急うめだ / ロゴバ大阪)でも展示があります。東京・国立新美術館ではPK22が実際に使用されており、公共空間での体感も可能です。ステンレスフレームのスプリング効果とシートの素材感は、実際に座って体感されることを強く推奨します。
納期はどのくらいですか?
オーラレザー・ブラック等の国内在庫品は即納〜2週間。受注生産品は約10〜16週間(3〜4ヶ月)です。特殊なレザーカラーや限定エディションはさらに時間がかかる場合があります。
リプロダクトで十分ですか?
PK22は素材と製造精度が設計意図に直結する製品です。スプリングスチールフレームの弾性効果、サテンブラッシュ仕上げの光の屈折、厳選されたレザーの経年変化——これらはケアホルムが追求した「素材の個性の表現」の核心であり、正規品でこそ完全に体験できます。また、フリッツ・ハンセンの保証・修理体制、シート交換対応、リセールバリューの維持を考慮すると、長期的には正規品の選択が合理的な投資となり得ます。
籐とレザー、どちらを選ぶべきですか?
籐(ウィッカー)は天然素材の温かみと通気性に優れ、ステンレスフレームとの有機×無機の対比がケアホルムの意図した美学を最もピュアに表現します。ただし低湿度環境(暖房の効いた室内)では乾燥リスクがあり、月一度のメンテナンスが必要です。レザーは経年変化の深みを楽しめ、メンテナンスがより容易です。アニリンレザー(グレース、エンブレイス)は劇的な経年変化、オーラレザーは高耐久で使用頻度の高い空間に適します。空間の環境と求めるメンテナンス頻度を基準に選択されることをお勧めします。
PK61コーヒーテーブルとの組み合わせは必須ですか?
PK61はPK22との組み合わせを前提にケアホルムがデザインした作品であり、両者のペアリングはケアホルム・コレクションの真骨頂です。しかし必須ではなく、PK22は単体でも他のテーブルとも美しく調和します。ケアホルムの世界観を最も純度高く体現したい場合はPK61を、より柔軟にコーディネートしたい場合は他の低めのコーヒーテーブルとの組み合わせも検討してください。
他に検討すべき名作チェアは?
PK20ラウンジチェア(Fritz Hansen / ケアホルムのカンティレバーラウンジ)、バルセロナチェア(Knoll / ミース・ファン・デル・ローエの記念碑的名作)、PK25エレメントチェア(Fritz Hansen / ケアホルムの卒業制作)、CH07シェルチェア(Carl Hansen & Søn / ウェグナーの彫刻的ラウンジ)が比較対象となります。各製品の詳細は当サイトのチェアカテゴリページをご覧ください。