ハンティングチェアが長く愛される理由
ハンティングチェア(The Hunting Chair, Model 2229)は、1950年にボーエ・モーエンセン(Børge Mogensen, 1914-1972)がコペンハーゲンのキャビネットメーカーズ・ギルド展のために「狩猟小屋(The Hunting Lodge)」のテーマでデザインした、デンマーク・モダンデザインの名作ラウンジチェアである。
オーク無垢材の露出フレームと植物タンニンなめしのサドルレザーを大胆に組み合わせた本作は、モーエンセンにとって初めての木とレザーの「見せる構造」の試みであり、スペイン中世アンダルシアの伝統的家具構造に着想を得つつ北欧的な簡潔さと機能主義を融合させた革新的なアプローチであった。前方座面端がわずか30cmという劇的に低いプロポーション、真鍮バックルによるレザー調整機構、経年変化で深まる素材の美しさは、後の名作スパニッシュチェア(1958年)の基礎ともなった。マッチ箱に描かれたスケッチから生まれたという逸話は、モーエンセンの創造プロセスの本質——日常から湧き上がる直感と、師コーレ・クリントから継承した人間工学的アプローチの融合——を象徴する。フレデリシア社(Fredericia)が1955年以降製造を担い、25年保証を提供。V&A(ヴィクトリア&アルバート博物館)、デザインミュージアム・デンマーク等のパーマネントコレクションに収蔵。2025年にはデザイン75周年を迎え、限定75脚のアニバーサリーエディション(€4,995)が発表された。
本ページでは、ハンティングチェアの購入を検討されている方に向けて、正規品の仕様・サイズ・価格帯、類似名作との比較、使用感と空間への取り入れ方、経年変化とメンテナンス、正規販売店と購入方法、コーディネート事例、よくある質問まで、購入判断に必要な情報を包括的にお伝えする。
ボーエ・モーエンセンの設計思想や経歴について詳しくはボーエ・モーエンセン プロフィールページをご覧ください。
ハンティングチェアのデザインストーリーについて詳しくはハンティングチェア紹介ページをご覧ください。
正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材
ハンティングチェアの正規品はフレデリシア社(Fredericia Furniture A/S, 1911年創業、デンマーク・フレデリシア市)が独占的に製造する。1955年にモーエンセンとの協力関係を開始して以来、オリジナルの設計を忠実に継承しながら製造を続ける。初期製造はエルハルド・ラスムッセン工房(1939-1963年、モーエンセンと24年間の協力関係)が担った。FSC認証材の使用、スウェーデン・テルンショー・ガルヴェリ社製の植物タンニンなめしレザーの採用など、現代的な持続可能性基準を満たす。全製品に25年保証を提供。
| 正式名称 | The Hunting Chair(ハンティングチェア)。Model 2229 |
|---|---|
| デザイナー | ボーエ・モーエンセン(Børge Mogensen, 1914-1972, デンマーク)。コーレ・クリントの愛弟子。FDB家具部門初代代表(1942-1950年) |
| デザイン年 | 1950年(同年9月、コペンハーゲン・キャビネットメーカーズ・ギルド展「狩猟小屋」テーマにて発表) |
| 製造ブランド | Fredericia Furniture A/S(フレデリシア、1911年創業、デンマーク)。初期製造:エルハルド・ラスムッセン工房 |
| フレーム | オーク無垢材(クォーターソーン / 柾目取り)。FSC認証材使用 |
| 座面・背もたれ | 植物タンニンなめしサドルレザー(一枚革)。座面裏面にキャンバス地補強。交換可能な構造 |
| 金具 | 真鍮製バックル。レザーストラップの張り具合を調整可能(レザーの経年伸びに対応) |
| 木部仕上げ | ソープ仕上げ、オイル仕上げ、ライトオイル仕上げ、スモークドオーク オイル仕上げ、ラッカー仕上げ、ブラックラッカー仕上げ、ホワイトオイル仕上げ |
| レザーカラー | ナチュラル、コニャック、ブラック |
| サイズ | W705mm × D870mm × H670mm(SH280mm) |
| 日本参考価格 | 約¥700,000〜¥800,000(税込目安。木部仕上げ・レザーカラーにより変動。2025年7月価格改定) |
| 75周年限定エディション | 2025年11月発売。限定75脚。アッシュ ライトオイル+ブラウンレザー。€4,995 |
| 納期 | 在庫品:3-10日。メーカー在庫あり:約2-3週間。受注生産:約4.5ヵ月〜 |
| 保証 | 25年保証(フレデリシア社製品) |
| パーマネントコレクション | V&A(ヴィクトリア&アルバート博物館、ロンドン)、デザインミュージアム・デンマーク(コペンハーゲン)他 |
類似名作ラウンジチェアとの比較
ハンティングチェアは、デンマーク・モダンにおける「木とレザーの見せる構造」の先駆的作品であり、同系統の名作ラウンジチェアと比較される。
| 比較項目 | ハンティングチェア 2229(Fredericia / モーエンセン) | スパニッシュチェア 2226(Fredericia / モーエンセン) | サファリチェア(Carl Hansen / ウェグナー) |
|---|---|---|---|
| デザイナー | ボーエ・モーエンセン(1950年) | ボーエ・モーエンセン(1958年) | ハンス・J・ウェグナー(1951年) |
| 着想源 | スペイン中世アンダルシアの家具構造。モーエンセンの「木とレザーの見せる構造」第一作 | 同じくスペイン中世の伝統。ハンティングチェアの発展形。より幅広い座面と低い重心 | イギリスの折りたたみ式フィールドチェア。解体・携行可能な構造 |
| 構造的特徴 | オーク柾目フレーム+サドルレザー一枚革。SH280mmの劇的に低い前座面端。真鍮バックル調整機構。後脚とフレームが一体構造 | オークまたはウォルナットの幅広フレーム+サドルレザー。SH330mm。広い座面が包み込む安定感 | アッシュフレーム+キャンバスまたはレザー。折りたたみ可能。軽量・携行性 |
| 座り心地 | SH280mmの深い着座。背面に大きく傾斜。読書・くつろぎに特化。アームレストの配置で立ち座りは容易 | SH330mmのやや高い着座。幅広座面で自由な姿勢。より多目的に使用可能 | 適度な座面高で軽快な着座。キャンバスの適度な張り |
| 日本参考価格 | 約¥700,000〜¥800,000(税込目安) | 約¥800,000〜¥1,000,000(税込目安) | 約¥300,000〜¥400,000(税込目安) |
| こういう方に | 深く身を沈める読書・瞑想的なくつろぎを求める方。経年変化を楽しみながら「育てる家具」を求める方。モーエンセンの革新の原点を所有したい方 | より汎用的に使えるモーエンセンのレザーラウンジを求める方。存在感のある座幅を好む方 | 軽量で移動しやすいラウンジを求める方。ウェグナーの構造美を好む方 |
ハンティングチェアの独自性は、SH280mmという劇的に低い座面高が生む「深い没入感」にある。スパニッシュチェアがより汎用的なラウンジとしての地位を確立したのに対し、ハンティングチェアは読書、音楽鑑賞、瞑想といった「静的なくつろぎ」に特化した独自の居場所を提供する。モーエンセンの「木とレザーの見せる構造」シリーズの原点であり、1950年の革新が後の名作群を生んだ歴史的意義を持つ作品である。
使用感と暮らしへの取り入れ方
座り心地と身体への馴染み
ハンティングチェアに腰を下ろすと、SH280mmの低い座面が身体を深く受け止める。前方座面端が床からわずか30cmという大胆な設計は、着座した瞬間に日常の視点から離れ、地面に近い安定した姿勢へと導く。植物タンニンなめしのサドルレザーは使い始めは硬さを感じるが、使い込むにつれて身体のかたちに沿って柔らかく馴染んでいく。背面に大きく傾斜した姿勢は読書やくつろぎに最適であり、湾曲したアームレストの配置が低い座面からの立ち上がりを驚くほど容易にしている。真鍮バックルでレザーストラップの張り具合を調整できるため、経年でレザーが伸びても最適な座り心地を維持できる。
空間における効果
W705×D870mmのフットプリントは存在感がありながら、露出した木製フレームの構造が視覚的な透過性を生み、空間を圧迫しない。オーク材のフレームとサドルレザーの素材感は、それ自体が空間の質を高める彫刻的な存在感を放つ。側面から見たときの劇的な斜めのシルエットは、ハンティングチェアを空間のフォーカルポイント(視覚的焦点)として機能させる。ナチュラルレザー×ソープ仕上げオークは明るく穏やかな北欧的印象、コニャックレザー×オイル仕上げオークは温かみのある成熟した風格、ブラックレザー×ブラックラッカーオークは端正でモダンな印象を空間に与える。
生活スタイル別の提案
リビングでは窓辺や暖炉の傍に配し、読書・音楽鑑賞の専用席として最も力を発揮する。SH280mmの低さが「くつろぎの時間」と「日常の活動」を明確に区切る空間的境界を生む。フットスツールとの組み合わせで脚を伸ばせばさらに深いリラクゼーションが得られる。書斎では思索的な時間の伴侶として、デスク脇のセカンドチェアに適する。寝室ではベッドサイドの読書椅子として、就寝前の静かな時間を豊かにする。ホテルラウンジ、建築事務所、ギャラリーなどの商業空間では、デンマーク・モダンの知的な風格と質実剛健な存在感を空間に与える。
経年変化とメンテナンス
「育つ家具」としての経年変化
ハンティングチェアの真の魅力は時間とともに深まる。植物タンニンなめしのサドルレザーは使用を重ねるごとに柔らかく体に馴染み、豊かなパティナ(古艶)を帯びていく。ナチュラルレザーは飴色への変化が最も劇的で、コニャックはより深い褐色へ、ブラックは使用部分に艶が増す。オーク材も光や空気に触れることで色調を深め、ソープ仕上げは自然な銀灰色の落ち着き、オイル仕上げは蜂蜜色の温かみを増す。真鍮バックルは酸化により独特の風合いを獲得する。これらの変化は劣化ではなく素材の成熟であり、モーエンセンが追求した「世代を超えて使い続けられる家具」の本質を体現している。1960年代製のヴィンテージ品がサザビーズで$10,000-$15,000の評価を得るのは、この経年変化の美しさと歴史的価値によるものである。
メンテナンス方法
- サドルレザー
- 日常は柔らかい布で乾拭き。年に1-2回、無色のレザーコンディショナーまたはサドルソープで保湿・保護。水分は速やかに拭き取り。直射日光による退色・乾燥を避ける。レザーが伸びた場合は真鍮バックルでストラップの張り具合を調整。座面・背もたれは交換可能な構造のため、フレデリシア社経由でレザーの張り替えにも対応。
- オーク材フレーム(ソープ仕上げ)
- 定期的に石鹸水(フレーク石鹸)で表面を洗い、自然乾燥。汚れを落としながら表面の保護層を再形成する北欧伝統の手入れ方法。年に2-3回を目安に。
- オーク材フレーム(オイル仕上げ)
- 年に1-2回、家具用オイル(ハードワックスオイル等)を薄く塗布し、乾燥後に余分を拭き取り。木材の保湿と保護。直射日光を避ける。
- オーク材フレーム(ラッカー仕上げ)
- 柔らかい布で乾拭き。汚れは薄めた中性洗剤で軽く拭き、乾拭き。ラッカーはソープ・オイルよりやや傷つきやすいため硬い物との接触に注意。
- 真鍮バックル
- 酸化による風合いの変化を楽しむのが一般的。光沢を維持したい場合は真鍮磨きで定期的に磨く。
どこで買うか:正規販売店と購入方法
日本国内正規販売
日本ではフレデリシア社の正規取扱販売店で購入可能。主な取扱い店として、H.L.D.(正規品北欧家具通販)、IL DESIGN(イル デザイン、東京デザインセンター)、greeniche(グリニッチ、代官山)、ACTUS、SCANDII等がある。約¥700,000〜¥800,000(税込目安。木部仕上げ・レザーカラーにより変動)。2025年7月に価格改定が実施され、よりお求めやすい価格設定に変更されている。在庫品は3-10日、メーカー在庫あり時は約2-3週間、受注生産は約4.5ヵ月〜の納期。ショールームでの実物確認・レザーサンプル確認を推奨。天然木材使用のため木目に個体差がある。
海外正規販売
フレデリシア公式サイト(fredericia.com)が全仕様を提供。欧州正規ディーラーとして、Skandium(ロンドン)、Illums Bolighus(コペンハーゲン)、byflou.com、UBER-MODERN等で取り扱い。アメリカではDanish Design Store(ニューヨーク)、A+R Store等。2025年11月発売の75周年限定エディション(アッシュ ライトオイル+ブラウンレザー、限定75脚、€4,995)はコレクターズアイテムとして注目。
ヴィンテージ・中古市場
1950-60年代のエルハルド・ラスムッセン工房製オリジナルは極めて希少なコレクターズアイテム。2019年サザビーズオークションでは1950年代製ペアに$10,000-$15,000の見積もり。1stDibsでもヴィンテージ品の取引あり。日本国内ではTOKYO RECYCLE等で1980年代フレデリシア製ヴィンテージの取り扱い実績あり。
購入時チェックリスト
- 正規品であることの確認(フレデリシア社製品。正規取扱販売店での購入が25年保証の条件)
- 木部仕上げの選択(ソープ=明るい北欧的印象、定期的な石鹸水メンテナンス / オイル=温かみのある蜂蜜色、年1-2回オイル塗布 / ライトオイル=自然な明るさ / スモークドオーク=深みのある表情 / ラッカー=やや光沢、メンテナンス容易 / ブラックラッカー=端正なモダン / ホワイトオイル=北欧的な軽やかさ)
- レザーカラーの選択(ナチュラル=飴色への劇的な経年変化が最大の魅力 / コニャック=温かみある褐色、落ち着いた風格 / ブラック=端正、モダンな空間に。経年で艶が増す)
- 座面高の確認(SH280mmは非常に低い。深く身を沈める読書・くつろぎに最適だが、膝や腰に不安のある方は事前に実物確認を推奨。アームレスト配置で立ち座りは設計上容易)
- スペースの確認(W705×D870mm。奥行870mmの確保が必要。斜めのシルエットが映える壁面沿いまたは窓辺の配置を推奨)
- 搬入経路の確認(完成品納品。W705×D870×H670mm。ドア幅・階段を確認)
- レザー交換の可否確認(座面・背もたれは交換可能な構造。フレデリシア社経由で別途料金にて対応)
コーディネート事例
北欧ヒュッゲの読書空間
ハンティングチェア(ソープ仕上げオーク、ナチュラルレザー)を窓辺に配し、足元にシープスキンを敷く。傍にモーエンセンのC18Yテーブル(Fredericia)をサイドテーブルとして添え、照明にはポール・ヘニングセンのPH3½-2½テーブルランプ(Louis Poulsen)を置く。壁面にはモーエンセンのBM0253シェルフ(Carl Hansen)を配し、愛読書を並べる。ソープ仕上げオークとナチュラルレザーがともに経年変化で飴色に育ち、北欧のヒュッゲ(居心地の良さ)を体現する読書の聖域が完成する。
「狩猟小屋」の精神を纏うリビング
ハンティングチェア(オイル仕上げオーク、コニャックレザー)を暖炉の傍に2脚向かい合わせに配する、1950年ギルド展「狩猟小屋」のオリジナルコンセプトを現代に再構成するスタイルである。間にモーエンセンのハンティングテーブル(Fredericia)を置き、壁面にはスパニッシュチェア(Fredericia)をアクセントとして添える。オイル仕上げオークとコニャックレザーが温かみのある成熟した空間を生む。ウールのブランケット、陶器の花瓶、自然光が、質実剛健なデンマーク・モダンの世界観を完成させる。
モダン・ミニマルの彫刻的アクセント
ハンティングチェア(ブラックラッカーオーク、ブラックレザー)をモノクロームのコンテンポラリー空間に配置するスタイルである。白壁・コンクリート床の空間において、ハンティングチェアの劇的なシルエットが彫刻的オブジェとして機能する。照明にはフロス Arcoフロアランプ、サイドテーブルにはアイリーン・グレイのE1027を合わせ、北欧と国際モダニズムの融合空間を演出する。ブラック×ブラックの端正さが、ミニマルな空間に知的な深みを加える。
よくある質問
- 正規品の価格はどのくらいですか?
- フレデリシア正規品は日本で約¥700,000〜¥800,000(税込目安)です。木部仕上げ(ソープ、オイル、ライトオイル、スモークドオーク、ラッカー、ブラックラッカー、ホワイトオイル)とレザーカラー(ナチュラル、コニャック、ブラック)の組み合わせにより変動します。2025年7月に価格改定が実施され、よりお求めやすくなりました。75周年限定エディション(限定75脚)は€4,995です。
- どこで購入・実物確認できますか?
- 日本ではH.L.D.、IL DESIGN(東京デザインセンター)、greeniche(代官山)、ACTUS、SCANDII等のフレデリシア正規取扱販売店で購入・実物確認が可能です。海外ではフレデリシア公式サイト、Skandium(ロンドン)、Danish Design Store(ニューヨーク)、Illums Bolighus(コペンハーゲン)等。SH280mmの低い座面高は実物での確認を特に推奨します。
- 座面高280mmは低すぎませんか?
- 前方座面端が30cmという設計は確かに一般的なチェアより大幅に低いですが、これはモーエンセンが意図した「深いくつろぎ」のための設計です。背面に傾斜した着座姿勢が読書やリラクゼーションに最適な体勢を生み、湾曲したアームレストの配置により立ち上がりは設計上容易です。ただし、膝や腰に不安のある方は購入前に必ず実物で座り心地を確認されることを推奨します。
- スパニッシュチェアとの違いは?
- スパニッシュチェア(1958年、Model 2226)はハンティングチェアの発展形です。スパニッシュはSH330mmとやや高い座面、より広い座幅で汎用的なラウンジチェアとして機能します。ハンティングチェアはSH280mmのより低い座面と劇的な傾斜で、読書・瞑想的なくつろぎに特化した独自の体験を提供します。どちらも同じ「木とレザーの見せる構造」と真鍮バックル調整機構を共有しています。
- レザーの経年変化はどのようになりますか?
- 植物タンニンなめしのサドルレザーは使い込むほどに柔らかく体に馴染み、豊かなパティナ(古艶)を帯びます。ナチュラルレザーは飴色への変化が最も劇的で、コニャックはより深い褐色へ、ブラックは使用部分に艶が増します。真鍮バックルも酸化で風合いが変化。オーク材も色調を深めます。これらは劣化ではなく素材の成熟であり、ハンティングチェアの最大の魅力のひとつです。
- レザーが伸びたらどうしますか?
- 座面・背もたれの裏側にあるサドルストラップを真鍮バックルで締め直すことで張り具合を調整できます。この調整機構はモーエンセンがレザーの経年伸びを見越して設計したもので、スパニッシュチェアにも採用されています。万一レザーが交換時期を迎えた場合も、座面・背もたれは交換可能な構造のため、フレデリシア社経由で張り替えに対応できます。
- メンテナンスは大変ですか?
- レザー=乾拭き+年1-2回コンディショナー。オーク材ソープ仕上げ=年2-3回石鹸水洗い。オイル仕上げ=年1-2回オイル塗布。ラッカー仕上げ=乾拭き。真鍮=酸化を楽しむか、定期磨き。北欧家具の伝統的メンテナンスは手間を要しますが、それ自体が家具を「育てる」喜びです。25年保証も安心材料です。
- 他に検討すべき名作チェアは?
- スパニッシュチェア 2226(Fredericia / モーエンセン、同系統のより汎用的なラウンジ)、サファリチェア(Carl Hansen / ウェグナー、軽量折りたたみ式ラウンジ)、J39 シェーカーチェア(Fredericia / モーエンセン、ダイニングの名作)、ウィングバックチェア 2204(Fredericia / モーエンセン、ハイバックラウンジ)が比較対象です。各製品の詳細は当サイトのチェアカテゴリページをご覧ください。