ストリングシステムが長く愛される理由——75年間変わらない「はしご」と「棚板」の完璧な調和

1949年、スウェーデンの建築家夫妻ニルス・ストリニングとカイサ・ストリニングは、大手出版社ボニエール社が開催した書棚デザインコンペティションに応募し、世界194点の作品の中から第一位を獲得した。「手頃で、輸送が容易で、組み立てが簡単な書棚」という課題に対する彼らの回答は、プラスチックコーティングされたスチールワイヤーの「はしご」と棚板というわずか2種の要素であった。この極限まで削ぎ落とされたデザインは、1954年ミラノ・トリエンナーレ金賞を受賞し、スカンディナヴィアデザインの象徴として国際的な地位を確立した。

75年以上を経た今日、String Furniture ABが製造するストリングシステムは、1949年のオリジナルコンポーネントと現代の製品を組み合わせることが可能な互換性を維持しながら、棚板、キャビネット、デスク、マガジンシェルフ、アウトドア仕様まで拡張された包括的なモジュラーシステムへと進化している。スウェーデン国立博物館の永久コレクションに収蔵され、2009年には著作権法における応用芸術作品として法的に認定された本作は、工業製品の域を超えた芸術作品としての地位を獲得している。本ページでは、ストリングシステムの購入を検討されている方に向けて、コンポーネントの選び方、構成プランニング、そして空間への取り入れ方を包括的にお届けする。

正規品の基本情報:仕様・サイズ・素材

ストリングシステムはString Furniture AB(スウェーデン)が製造する現行生産品であり、サイドパネル、棚板、キャビネット、ワークトップ、アクセサリー等のコンポーネントを自由に組み合わせるモジュラーシステムである。公式コンフィギュレーターでカスタム構成の設計が可能。

正式名称 String System / ストリングシステム。派生ライン:String Pocket(コンパクト版)、String Works(オフィス向け)、String Plex(プレックスパネル版)、String Outdoor(屋外用亜鉛メッキ版)、String Museum(美術館コンソール)
デザイナー ニルス・ストリニング(Nils "Nisse" Strinning, 1917–2006)、カイサ・ストリニング(Kajsa Strinning, 1922–2017)。スウェーデンの建築家夫妻
ブランド String Furniture AB(2004年設立。スウェーデン)
デザイン年 1949年(ボニエール社書棚コンペティション優勝)。プレックスパネル1954年追加。String Pocket 2005年。String Works 2013年。String Museum 2018年
製造国 スウェーデン(大部分)
生産状況 現行生産品。コンポーネント単位で購入・拡張可能。1949年のオリジナルと現代品の互換性あり
サイドパネル(はしご) ウォールパネル:H50cm × D20cm/D30cm、H75cm × D20cm/D30cm。フロアパネル:H85cm/H115cm/H200cm × D30cm。プレックスパネル:ソリッドパネル仕様。アウトドア:亜鉛メッキ仕様。素材:パウダーコーティングスチールワイヤー
サイドパネルカラー ブラック、ホワイト、グレー、ベージュ、ブラウン
棚板 木製棚板:W58cm/W78cm × D20cm/D30cm。素材:ウォルナット、オーク、アッシュ、ブラックアッシュステイン、ホワイトMDF、ブラックMDF。金属棚板(パーフォレーテッド):ローエッジ/ハイエッジ。W58cm/W78cm × D20cm/D30cm
棚板耐荷重 W78cm棚板:1枚あたり最大15kg(均等分散)。W58cm棚板:1枚あたり最大20kg(均等分散)
パネル耐荷重 フロアパネル:最大150kg。ウォールパネル:最大75kg
キャビネット スライディングドア・キャビネット(ソリッド/ミラー/ガラス)、フリップドア・キャビネット、スイングドア・キャビネット、チェストオブドロワーズ、タイニーキャビネット、ディスプレイキャビネット(ガラス引戸)
ワークトップ D30cmパネル用。素材:ウォルナット、オーク、アッシュ、ブラックアッシュステイン、ベージュ、グレー、ホワイト。フォールディングテーブル(折りたたみ式、2〜3名対応)も展開
アクセサリー マガジンホルダー、オーガナイザーボックス、フック、ロッド(バー)、コルクディバイダー、コートレール、ボトルホルダー等(String+シリーズ)
組み立て 工具不要。フラットパック梱包。棚板はフック構造でパネルに挿入。壁面固定用の取付金具・ネジ付属
コレクション・受賞 スウェーデン国立博物館永久コレクション(1979年)。1954年ミラノ・トリエンナーレ金賞。2009年著作権法による応用芸術作品認定。2020年Good Design Award Long Life Design部門。15以上の国際賞受賞
参考価格帯 String Pocket:約€100〜200(約1.6万〜3.2万円)。基本ウォール構成(パネル2枚+棚板3枚):約€200〜400。中規模フロア構成:約€800〜2,000。大型壁面構成:約€2,000〜5,000以上。コンポーネント単位で購入可能なため構成により大幅に変動。販売店により異なる

類似商品・競合との比較

ストリングシステムは2009年に著作権法における応用芸術作品として法的に認定されており、模倣品は法的に保護されている。1961年にはスウェーデン最高裁判所がストリニングに有利な判決を下し、特許保護が確立された。ここでは同じくモジュラー・シェルフシステムの名作との比較を整理する。

比較項目 String System(ストリニング夫妻 / String Furniture) 606 Universal Shelving(ラムス / ヴィツゥ) 835 Infinito(アルビーニ / カッシーナ)
デザイン年 1949年 1960年 1956–57年
固定方式 壁面固定(ウォールパネル)。壁面+床置き(フロアパネル) 壁面レール固定 天井・床テンション固定(壁面不要)
間仕切り使用 フロアパネル使用で限定的に可能だが主に壁面配置 不可(壁面固定のため) 可能。両面使用。空間中央配置に最適
素材 スチールワイヤー(パネル)+木材/MDF/金属(棚板)。アウトドア版は亜鉛メッキ アルミニウム+木/スチール/ガラス棚板 無垢材(アッシュ/ウォルナット)+スチール固定金具
コンポーネント数 極めて多い。パネル、棚板、キャビネット多種、デスク、折りたたみテーブル、アクセサリー多数 非常に多い。棚板、キャビネット、デスクエレメント多数 5種の基本構成要素。シンプル
エントリー価格 約€100〜(String Pocket)。最も手の届きやすい 約€2,000〜 約€3,000〜
設計思想 民主的デザイン。手頃・軽量・工具不要。生活の変化に適応するサステナビリティ 究極の合理性。「できるだけ少ないデザイン」。生涯システム 建築的軽さ。空間の透過性。壁面不要の自立構造
天井高の制約 なし(壁面固定のため) なし 268〜290cm必須

選び方の指針

手の届きやすい価格で始め、生活に合わせて段階的に拡張したいなら
ストリングシステムが最適な選択である。String Pocket(約€100〜)という最小単位からスタートし、ライフステージの変化に応じてウォールパネル、フロアパネル、キャビネット、デスクエレメントを追加していく「成長する家具」としての使い方が可能。1949年のコンポーネントと現代品の互換性は、文字通り「一生もの」の投資であることを意味する。コストパフォーマンスの高さと拡張性の柔軟さは、デザイナーズ・シェルフシステムの中で群を抜いている。
大容量の壁面収納を合理的な一つのシステムで完結させたいなら
ヴィツゥ606ユニバーサルシェルビングシステムは、壁面レールによる安定した大容量構成と、ディーター・ラムスの合理主義哲学を体現する究極のシステムである。エントリー価格はストリングより高いが、大規模構成では単位あたりのコストと堅牢性のバランスに優れる。
壁面に依存しない自立式の間仕切りシェルフを求めるなら
カッシーナのインフィニートは、天井・床テンション固定による壁面不要の自立構造を実現する。壁面固定が主体のストリングや606とは根本的に異なるアプローチであり、空間中央配置によるルームディバイダーとしての使用に適している。

使用感と暮らしへの取り入れ方

収納力と使い勝手

ストリングシステムの最大の強みは、コンポーネントの豊富さと組み合わせの自由度にある。棚板は木製(ウォルナット、オーク、アッシュ等6種以上)と金属製(パーフォレーテッド、ローエッジ/ハイエッジ)から選択でき、2つの幅(W58cm/W78cm)と2つの奥行き(D20cm/D30cm)の組み合わせで空間に応じた最適サイズを選定できる。

棚板1枚あたりの耐荷重はW78cmで最大15kg、W58cmで最大20kg(均等分散)であり、書籍、食器、ファイル等の日常的な収納に十分対応する。フロアパネルは最大150kg、ウォールパネルは最大75kgの総耐荷重を持ち、大型構成でも安心して使用できる。

工具不要の組み立ては、フラットパック梱包から棚板のフック構造によるパネルへの挿入まで、特別なスキルを必要としない。棚板の高さ変更も工具なしで行え、季節や生活の変化に応じた柔軟な再構成が可能である。この「いつでも変えられる」特性が、ストリングシステムを単なる収納家具から「生活のパートナー」へと昇華させている。

空間別のコーディネート提案

リビング——壁一面のライブラリー&ディスプレイ
フロアパネル(H200cm)を3〜5本配し、木製棚板とスライディングドア・キャビネットを組み合わせた壁面構成。オープン棚板に書籍やオブジェを「見せる収納」として配し、キャビネット内に生活感のある物品を隠す。ウォルナット棚板×ブラックパネルの組み合わせは、ミッドセンチュリーモダンの温もりを演出し、ホワイト棚板×ホワイトパネルは北欧的な軽やかさを実現する。
キッチン——見せる食器棚
ウォールパネル(H75cm)にD20cmの金属棚板(パーフォレーテッド)を組み合わせたキッチン壁面構成。金属棚板のパーフォレーション(穿孔)にString+シリーズのフックやロッドを取り付け、カップ、キッチンツール、ハーブポット等を吊るす。食器棚としての実用性と、お気に入りの食器やカップを「飾る」楽しさを両立する。
ホームオフィス——ストリングをデスクに
フロアパネル(H85cmまたはH115cm)にワークトップ(D30cm)を組み合わせたデスク構成。上部にウォールパネル+棚板を追加すれば、デスク上方に書棚が一体化した「壁面ワークステーション」が完成する。String Worksコレクション(2013年、アンナ・フォン・シェーヴェン&ビョルン・ダールストロム設計)のデスク天板やケーブル管理アクセサリーを組み合わせることで、より本格的なオフィス環境にも対応する。
玄関・廊下——コンパクトな壁面収納
ウォールパネル(H50cm)にString Pocket的な小型構成を組み、鍵・手袋・郵便物等の一時置き場を設けるスタイル。String+シリーズのフックにコートやバッグを掛け、棚板上に小物を置く。玄関の狭い壁面でも機能する最小構成が可能であり、ストリングの「コンパクトから始められる」強みが最も発揮される空間である。
子供部屋——成長とともに変化するシェルフ
幼児期は低い位置にウォールパネル+棚板2〜3枚で絵本棚として設置し、成長に応じてフロアパネルへの変更、棚板の追加、キャビネットやデスクエレメントの追加でティーンエイジャーのスタディスペースへと進化させるスタイル。「子供の成長に合わせて一つのシステムを拡張していく」というストリングシステムの本質的な価値が最も実感できる使い方である。
アウトドア——バルコニーとガーデン
String Outdoor(亜鉛メッキスチール仕様)は屋外に常設可能であり、バルコニーやガーデンでの植物棚、ガーデニングツール収納として機能する。亜鉛メッキは経年でマットなパティナを発達させ、屋外環境に調和する風合いへと変化する。

経年変化とメンテナンス

素材の特性と経年変化

パウダーコーティングスチールワイヤー(パネル)
パウダーコーティングは高い耐久性と耐食性を持ち、通常の室内環境では劣化しにくい。ただし、鋭利な物との接触によるコーティングの傷つきは、長期的に錆の原因となる可能性がある。1949年のオリジナルパネルが現役で使用されている事例が存在することが、この素材の耐久性を証明している。
木製棚板(ウォルナット、オーク、アッシュ等)
天然木突板仕上げの棚板は、経年により色調が深まり、使用に伴い自然な艶が生まれる。ウォルナットは金色がかった杢目が豊かになり、オークは明るい蜂蜜色へと変化する。水濡れは突板の膨張・剥がれの原因となるため速やかに拭き取る。
MDF棚板(ホワイト/ブラック)
ラッカー塗装仕上げのMDF棚板は、安定した色味を長期間維持する。天然木突板に比べ経年変化は穏やかだが、エッジ部分の衝撃による塗装剥がれには注意。
金属棚板(パーフォレーテッド)
パウダーコーティング仕上げの金属棚板は、パネルと同等の耐久性を持つ。パーフォレーション(穿孔)に通した String+アクセサリーとの組み合わせで機能的に使用される場合、穴周辺のコーティング磨耗に留意。

メンテナンスの方法

日常清掃
柔らかい布での乾拭きが基本。木製棚板には年に1〜2回、家具用ワックスを薄く塗布。金属部分は中性洗剤を薄めた溶液で水拭き後、乾拭きで水分を除去。研磨剤は全素材で使用不可。
棚板の荷重管理
W78cm棚板は1枚15kg、W58cm棚板は1枚20kgの耐荷重を均等に分散させる。荷重の偏りはたわみの原因となる。重い書籍は狭いW58cm棚板に少量配置する方が、広いW78cm棚板に大量配置するより安定する。
壁面固定部の点検
定期的にネジ・アンカーの緩みを確認。特にフロアパネルの上部壁面固定部と、荷重の大きいキャビネット周辺を重点的に点検。石膏ボード壁の場合はアンカーの状態も確認する。
棚板の入れ替え
工具不要のフック構造により、棚板の追加・配置変更・入れ替えが容易。季節に応じた配置変更や、ライフスタイルの変化に合わせた再構成を積極的に楽しめることが、ストリングシステムの醍醐味である。

どこで買うか:正規販売店と購入方法

ストリングシステムはString Furniture ABの現行生産品として世界中の正規販売店で購入できる。公式コンフィギュレーターを使用すれば、画面上でカスタム構成を設計し、そのまま購入することも可能である。

正規販売ルート

String Furniture公式オンラインストア
stringfurniture.com で全コンポーネントの購入が可能。公式コンフィギュレーター(String Planner)を使い、パネルの種類・サイズ・色、棚板の素材・幅・奥行き、キャビネット、アクセサリーを画面上で組み合わせ、完成イメージを確認しながら注文できる。プリコンフィグレーション(事前構成済みセット)も多数用意されている。
正規オンラインリテーラー
smow(ドイツ、コンフィギュレーター対応)、Connox(ドイツ)、Finnish Design Shop、Nordic Nest、Utility Design(英国)、twentytwentyone(英国)、Really Well Made(英国)等。コンポーネント単位での購入に対応。在庫品は即日〜数営業日発送。
国内取扱
日本国内ではString Furniture正規取扱店(ハイエンドインテリアショップ、北欧デザイン専門店等)で購入可能。輸入代理店を通じた取り扱いとなるため、為替レートにより価格が変動する場合がある。

実物を確認できる場所

String Furniture公式ショールーム(ストックホルム等)および正規取扱店で実物確認が可能。スウェーデン国立博物館が永久コレクションに収蔵。TAF設計のString Museumコンソール(2018年)は同博物館で実際に展示什器として使用されている。国内の北欧デザイン専門店でもString Pocketを中心に展示がある場合が多い。木製棚板の色味・質感は実物で確認することを推奨する。

購入時チェックリスト

  • 設置場所の壁面寸法を実測(幅×高さ)。設置する壁面全体の構成プランを事前に設計
  • パネルタイプの選定:ウォールパネル(壁面のみ固定)vs フロアパネル(壁面+床置き)。高さの異なるパネルの組み合わせに注意(同一構成内で異なる高さのパネルは混在可能だが、棚板の水平レベルを合わせる必要あり)
  • 奥行きの選定:D20cm(文庫本・小物向き) vs D30cm(単行本・ファイル・キャビネット対応)。D20cmとD30cmの混在は可能だがパネルの奥行きと棚板の奥行きを一致させる必要あり
  • 棚板素材の選定:天然木(ウォルナット/オーク/アッシュ等) vs MDF(ホワイト/ブラック) vs 金属(パーフォレーテッド)。空間の雰囲気と用途に応じて選択
  • パネルカラーの選定:ブラック/ホワイト/グレー/ベージュ/ブラウン。棚板素材との組み合わせで全体の印象が大きく変わる
  • キャビネット・アクセサリーの要否:スライディングドア・キャビネット、チェストオブドロワーズ、ワークトップ等の追加要素を検討
  • 壁面の材質・強度確認:石膏ボード壁はアンカー使用推奨。フロアパネルの上部壁面固定にも対応する強度が必要
  • 公式コンフィギュレーター(String Planner)で構成を設計し、完成イメージと価格を確認してから購入
  • String Furniture正規品であることの確認(法的保護された著作権デザイン。模倣品に注意)

コーディネート事例

スカンディナヴィアン・クラシック——北欧デザインの黄金期を再現

ストリングシステムを中核に、1950年代スカンディナヴィアデザインの黄金期を空間に再構築するスタイル。ウォルナット棚板×ブラックパネルのストリングに、ハンス・J・ウェグナーのCH24 Yチェア、ポール・ヘニングセンのPH5ペンダントランプ、アルネ・ヤコブセンのAJフロアランプを組み合わせる。ストリングシステムがボニエール社コンペティションで優勝した1949年は、ウェグナー、ヤコブセン、フィン・ユールらが次々と名作を生み出していた時期と重なり、同時代のデンマーク・スウェーデンデザインとの組み合わせは歴史的にも最も正統な空間表現となる。

ミニマル・ホワイト——空間に溶け込む「背景」としてのシェルフ

ホワイトMDF棚板×ホワイトパネルのストリングを白壁に配し、シェルフそのものが壁面に「消える」ミニマル構成。収納された書籍やオブジェが空中に浮遊しているかのような視覚的効果が生まれ、ストリニングが追求した「控えめでありながら存在感のあるデザイン」の本質が最も純粋に体現される。ジャスパー・モリソン、ナオト・フカサワ等のスーパーノーマル系デザイナーの家具と組み合わせることで、「普通の中の非凡」という美学が空間全体に浸透する。

カラーミックス——パネルと棚板の素材遊び

異なる素材の棚板(ウォルナット+ホワイトMDF+金属パーフォレーテッド)を一つの構成内で混在させ、素材のリズムと質感のコントラストを楽しむスタイル。パネルカラーも構成セクションごとに変える(たとえば左セクションはブラック、右セクションはグレー)ことで、一つのシステムの中に異なる表情が生まれる。ストリングシステムのコンポーネントの豊富さを最大限に活用した、使用者の個性が反映される自由度の高いコーディネートである。

よくある質問

ストリングシステムの価格はどのくらいですか?
モジュラーシステムのため構成により大幅に異なります。String Pocket(コンパクト版)約€100〜200(約1.6万〜3.2万円)。基本ウォール構成(パネル2枚+棚板3枚)約€200〜400。中規模フロア構成約€800〜2,000。大型壁面構成約€2,000〜5,000以上。コンポーネント単位で購入できるため、予算に合わせた段階的な構築が可能です。
どこで購入できますか?
String Furniture公式オンラインストア(stringfurniture.com)で全コンポーネントが購入可能です。公式コンフィギュレーターでカスタム構成を設計できます。smow、Connox、Finnish Design Shop、Nordic Nest、Utility Design等の正規オンラインリテーラーでも購入可能。日本国内ではString正規取扱店で取り扱いがあります。
実物を確認できる場所はありますか?
String Furniture公式ショールーム、各国の正規取扱店で実物確認が可能です。スウェーデン国立博物館が永久コレクションに収蔵しています。国内の北欧デザイン専門店でもString Pocketを中心に展示がある場合があります。
組み立ては難しいですか?
工具不要です。フラットパック梱包から棚板をフック構造でパネルに挿入するだけで完成します。壁面への固定のみネジ止めが必要です。棚板の高さ変更や配置換えも工具なしで行えます。
後からコンポーネントを追加できますか?
はい。モジュラーシステムの最大の強みです。パネル、棚板、キャビネット、デスクエレメント等をコンポーネント単位で追加購入でき、既存の構成を拡張・再構成できます。1949年のオリジナルコンポーネントと現代品の互換性も維持されています。
メンテナンスは難しいですか?
柔らかい布での乾拭きが基本です。木製棚板は年1〜2回の家具用ワックスを推奨。金属部分は中性洗剤の水拭き後に乾拭き。壁面固定ネジの緩みを定期的に確認してください。
String PocketとString Systemの違いは何ですか?
String Pocket(2005年、ニルス・ストリニング最後の作品)は、パネル2枚+棚板3枚の固定構成による小型完結型のシェルフです。コンポーネントの追加・拡張はできません。String Systemは自由にコンポーネントを組み合わせるモジュラーシステムです。String Pocketは「入門」として最適で、本格的な収納構成にはString Systemへの展開が推奨されます。
他に検討すべき名作シェルフシステムはありますか?
壁面固定のモジュラーシステムとしてはヴィツゥ606(ディーター・ラムス設計、1960年)が合理性の極致です。壁面不要の自立式としてはカッシーナのインフィニート(フランコ・アルビーニ設計、1956年)。壁面を彫刻的に変容させるならカルテルのブックワーム(ロン・アラッド設計、1993年)。パンチングメタルの繊細な光透過を求めるならGUBIのデダル シェルフ(マチュー・マテゴー設計、1955年)が選択肢となります。詳しくは収納家具カテゴリページをご覧ください。