概要
Talamoは、ダミアン・ウィリアムソンが2011年にザノッタのために設計したベッドである。同じ設計者によるWilliamソファシリーズと構成を共有する。
アルミニウム合金の脚に、スチールフレームと曲げたブナ材のスラットを組み合わせる。
特徴・コンセプト
見える部材
ベッドは寝具に覆われるため、使用時に見えるのは脚とヘッドボードに限られる。この二つの部材に構成が集約される。
構造的特徴
スチールのフレームは外周を巡る構成をとる。中央に梁を通せばスラットの支持間隔が短くなるが、外周だけで支えればスラット自体が撓みを受け持つ。曲げたブナ材は荷重で撓み、体圧を分散する。フレームの周囲にはポリウレタンの縁が配され、布または革のカバーを取り付けられる。カバーは取り外せる。
ヘッドボードにはポリウレタンとポリエステル繊維を詰め、カバーは取り外せる。壁に接する面ではなく、上体を預ける面として厚みを持たせている。
Williamシリーズとの関連性
2010年発表のWilliamソファと、薄い張り地の層、アルミニウムの脚、多層の詰め物という構成を共有する。同じ室内に並べたときに脚の形が揃う。
エピソード
開発背景
2010年のWilliamシリーズに続いて、ザノッタがウィリアムソンにベッドの設計を依頼した。部材点数を抑えることが条件に含まれていた。
床板の構成
床板は一枚ものと、左右に分かれたものの2種から選べる。左右に分ければ左右で撓みが独立し、一枚ものなら部材点数が抑えられる。
評価と影響
脚を細い金属として床との間に隙間を残す構成は、アンデルセン ベッドやチャールズ ベッドにも見られる。いずれもベッドという大型の家具で、床面が連続して見えるようにしている。
Talamoの美術館収蔵は、公開情報の範囲では確認できていない。
ザノッタの歴史や他の製品について詳しくはザノッタブランドページをご覧ください。
基本情報
| 製品名 | Talamo(タラモ) |
|---|---|
| デザイナー | ダミアン・ウィリアムソン(Damian Williamson) |
| ブランド | Zanotta(ザノッタ) |
| 発表年 | 2011年 |
| カテゴリー | ベッド |
| 構造 | スチールフレーム、天然曲げブナ材スラット |
| 脚部 | アルミニウム合金(磨き、黒塗装、ニッケルサテンのナチュラル/黒)。脚の高さは17.5cm(1883)と27.5cm(1884)の2種 |
| ヘッドボード | ポリウレタン/熱圧着ポリエステル繊維パディング |
| カバー | 取り外し可能、ファブリックまたはレザー |
| サイズ展開 | マットレス160×200cm、170×200cm、180×200cm、200×200cm用(長さ210cm・220cmのマットレス用も注文できる) |
| 高さ | 1883:本体24cm、ヘッドボード88cm/1884:本体34cm、ヘッドボード98cm |
| バリエーション | 床板一枚もの/左右分割、Talamo Box(収納付き) |
| 関連シリーズ | Williamソファシリーズ |
参考文献
- Zanotta公式ウェブサイト
- Talamo, simplicity and comfort - Magazine
- デザイナー情報
- Damian Williamson - Designers | Zanotta
- Fredericia公式サイト
- Damian Williamson Biography
- 業界ニュース
- Formidable Italian furniture brand Zanotta acquired by Cassina - Dezeen
- 製品仕様詳細
- Talamo bed specifications - SCP