バイオグラフィー

1901年、当時オーストリア=ハンガリー帝国領ガリツィアのリプニク・バイリッツ(現ポーランド、リプニク・ビェルスコ=ビャワ)に生まれる。ユダヤ系の家庭に育ち、父イシドール・リスと母エルネスティーネ・イツコヴィッツのもとで幼少期を過ごした。兄エルヴィンがいる。ビェリッツの実科学校を経て、ウィーン工科大学(Wiener Technische Hochschule)で建築を学ぶ。一部の文献ではバウハウスに在籍したとされるが、近年の研究ではこれを裏付ける確証は得られていない。ただし、バウハウスの理念から深い影響を受けたことは、その後の作品群が雄弁に物語っている。

1924年、同じくウィーン工科大学出身の建築家フリッツ・ユットマンと共同事務所を設立。1934年までの約10年間にわたり、「赤いウィーン」と呼ばれる社会民主主義政権下のウィーンにおいて、新即物主義(ノイエ・ザッハリヒカイト)の精神に基づく公共建築を数多く手がけた。労働者健康保険組合の診療所、ラインツ病院の結核療養棟、ウィーン初の鉄筋コンクリートフレーム建築であるポル・ハウスなど、その作品群は機能性と近代的造形美を高い次元で融合させたものであった。

1930年代後半、ナチズムの台頭によりオーストリアにおける反ユダヤ主義が激化する。1937年、父イシドールの死去とともにリス兄弟はチェコスロバキアへ逃れるが、母エルネスティーネはウィーンに留まり、1942年にアウシュヴィッツへ移送され、帰還することはなかった。1939年3月、ナチスのチェコスロバキア侵攻を受け、エゴン・リスはイギリスへの亡命を果たす。

渡英後、「敵性外国人」に分類されるも、家具デザイナーのジャック・プリチャードとの繋がりにより収容を免れる。ロンドン・ハムステッドのローン・ロード・フラッツ(イソコン・ビルディング)に居住し、プリチャードが主宰するイソコン家具会社のためにデザインを開始する。この短くも濃密な協働の時期に、ペンギン・ドンキー、ガル、ボトルシップ、ポケット・ボトルシップといった、モダニズム家具史に名を刻む作品群が生み出された。

第二次世界大戦の勃発とともにイソコンの家具生産は中断を余儀なくされ、リスは英国陸軍に志願する。当初は補助軍事開拓部隊(Auxiliary Military Pioneer Corps)に配属され、その後王立工兵隊(Royal Engineers)の将校に任官された。1943年、マーガレット・ジョーンズと結婚し、二人の娘をもうけるが、後に離婚している。

終戦後、ロンドンにおいてロバート・ファーノー=ジョーダンのもとで短期間勤務し、建築協会(Architectural Association)でも活動したのち、英国王立建築家協会(RIBA)のフェローに選出される。1946年頃、スコットランドに移り、炭鉱福祉委員会(Miners Welfare Committee)の建築家として着任。1947年の英国炭鉱国有化に伴い設立された国立石炭局(National Coal Board)スコットランド支局の主任建築家に就任し、以後1964年の死去まで、スコットランドの炭鉱産業近代化のための大規模な建築プロジェクトを主導した。

リスはエディンバラのエグリントン・クレセントに構えた設計事務所の上階で、木炭で自らのアイデアをスケッチし、それを階下の製図チームが技術図面に仕上げるという独自のワークフローを確立した。ロセス、キロック、ビルストン・グレン、モンクトンホール、シーフィールドといった「スーパーピット」と呼ばれる大規模近代炭鉱の地上施設群を設計し、鉄筋コンクリートと鉄骨、ガラスを駆使した壮大かつ機能的な建築群を生み出した。その設計思想は、炭鉱労働者の動線と快適性を常に最優先に置くものであった。

1964年3月20日、エディンバラ郊外コリントンの自宅にて心臓発作により逝去。享年62。その死亡記事は、リスの建築を「厳格に機能的なデザインと、自らの技芸を極めた創造的芸術家のみが到達し得る優雅な線の融合」と称え、「ドイツ語、フランス語、ヘブライ語による幅広い読書に裏打ちされた好奇心旺盛な知性」を持つ人物として偲んだ。

デザインの思想とアプローチ

エゴン・リスの設計思想は、ウィーン工科大学での建築教育、「赤いウィーン」における社会的建築の実践、そしてバウハウスの理念からの影響という三つの源流によって形成された。リスの建築とデザインを貫くのは、形態と機能の不可分な統合という信念である。それは単なるスローガンではなく、使用者の日常的な動作や生活の流れを精緻に分析し、そこから形を導き出すという徹底した方法論であった。

ウィーン時代の公共建築において、リスとユットマンは新即物主義の理念を忠実に体現した。鉄筋コンクリートとガラスを大胆に用い、装飾を排しながらも、光と通風を巧みに取り入れた空間を構成した。ラインツ病院の結核療養棟に見られるように、建築の機能的要求―この場合は患者の治療と回復―を第一義とし、その解決の過程から必然的に立ち上がる造形美を追求した。

イソコンにおけるプロダクトデザインでは、プライウッドという素材の特性を最大限に引き出すアプローチが際立つ。ペンギン・ドンキーに見られる有機的な曲線は、薄いバーチ合板の可塑性を巧みに活用したものであり、最小限のパーツ構成で最大限の機能と美を実現するという、リスの設計哲学が凝縮されている。こうした「素材が形を決定する」という原理は、バウハウスの教育理念と深く共鳴するものである。

スコットランド時代の炭鉱建築においても、リスのアプローチは一貫していた。巨大な鉄筋コンクリートと鉄骨の構造体に、大面積のガラスを組み合わせ、威圧的な権威の象徴ではなく、炭鉱労働者の効率的かつ快適な労働環境を実現するための機能的構造物として設計した。坑口浴場から坑口までの屋根付き歩道、快適な給与支払いホール、合理的に配置された地上施設群など、すべてが使用者の視点から設計されたものであった。リス自身が記したように、「新しくより良い方法での資材管理と機械保守は、近代的で広々とした作業場、倉庫、資材置場を必要とした」のである。

作品の特徴

エゴン・リスの作品は、建築からプロダクトデザインまでスケールの幅が極めて広いにもかかわらず、一貫した特質を有している。

機能の誠実な表現

リスの作品において、装飾的要素が構造的・機能的必然性に優先することは決してない。ウィーンの公共建築では鉄筋コンクリートのフレーム構造を明快に表現し、イソコンの家具では合板の構造的特性がそのままフォルムとなる。スコットランドの炭鉱建築群では、巻上機を収容する塔の形態がその内部機能を率直に反映しており、一切の虚飾が排されている。

素材への深い理解

ウィーン時代の鉄筋コンクリートとガラス、イソコン時代のバーチ合板、スコットランド時代のコンクリート・鉄骨・ガラスの組み合わせと、リスは各時期において扱う素材が異なるが、いずれにおいても素材固有の特性を最大限に引き出す手法を採っている。特にペンギン・ドンキーに見られる薄い合板の曲面処理は、素材の可能性を詩的なまでに表現した好例である。

使用者中心の設計

ペンギン文庫の寸法に合わせた収納部、炭鉱労働者の動線を最適化した地上施設の配置、雨雪から労働者を守る屋根付き歩道など、リスの設計には常に使用者の具体的な行為と経験が起点として据えられている。この人間中心の思想は、「赤いウィーン」の社会的建築から炭鉱建築に至るまで、リスの全キャリアを通じて貫かれた。

有機的な曲線と幾何学的な構成の共存

イソコンの家具群に見られる流麗な有機的曲線と、建築作品における幾何学的で直截的な構成は、一見対照的に映る。しかしいずれも、機能的要求と素材の特性から導き出されたものであるという点で本質的に同一であり、リスの造形言語の両面を成している。

主な代表作とそのエピソード

労働者健康保険組合診療所(Arbeiterkrankenkasse)— 1926–27年

フリッツ・ユットマンとの共同事務所設立後、最初の主要作品となった公共建築である。ウィーン3区シュトローガッセ28番地に建設されたこの診療所は、設計競技を勝ち抜いて実現したものであり、若き建築家コンビの名声を確立する契機となった。新即物主義の理念を明確に体現する機能的な設計が高く評価された。

ウィーン市営住宅 ディールガッセ — 1928–29年

ウィーン5区ブラントマイヤーガッセ24番地/ディールガッセ20–26番地に建設された、76戸からなる市営集合住宅。「赤いウィーン」の住宅建設プログラムの一環として設計された本作は、U字型の角地配置と中庭棟を組み合わせた構成を採り、半円形の階段室、角部を回り込むバルコニーの手摺、立方体的なガラスのロッジアによってファサードを垂直に分節するなど、当時のウィーン市営住宅建設の厳格な規定の枠内にありながら、極めて独創的な造形を実現した。現在、文化財保護の対象となっている。

ラインツ病院 結核療養棟 — 1929–31年

ウィーンのラインツ病院敷地内に建設された結核療養のためのパヴィリオン。鉄筋コンクリートとガラスを大胆に用いた近代的な外観と、患者の治療環境を最優先に考慮した内部構成が特徴である。自然光と換気に特に配慮された設計は、ウィーン建築センター(Architekturzentrum Wien)の展覧会でも取り上げられている。

ポル・ハウス(Porr-Haus)— 1930–31年

ウィーン4区オペルンガッセ11番地に建設された本作は、ウィーン初の鉄筋コンクリートラーメン構造の建物のひとつとして建築史的に重要な位置を占める。隣接するトライトルシュトラーセ3番地の飲食業労働者組合会館(Haus der Gastgewerblichen Arbeiterschaft)もまた、リスとユットマンの設計による同時期の作品であり、現在はウィーン工科大学のイベントスペースとして使用されている。

ペンギン・ドンキー(Penguin Donkey)— 1939年

エゴン・リスの名をモダニズム家具デザイン史に永く留めることとなった代表作である。ジャック・プリチャードとの協働のもと、当時新創刊されたペンギン文庫のペーパーバックを収納するためにデザインされた書棚兼マガジンラック。四本の脚と、ロバの荷鞍(パニエ)に見立てた二つの側面収納部を持つことからその名がある。中央のスリットには新聞や雑誌を差し込むことができる。薄いバーチ合板の曲面処理によって生み出された有機的なフォルムは、最小限のパーツ構成で最大限の機能と美を実現している。

ペンギン・ブックスの創業者アレン・レインがこのデザインに感銘を受け、10万枚の広告リーフレットをペンギン文庫に挿入して販売促進に協力した。商業的成功が期待されたが、第二次世界大戦の勃発によりプライウッドが戦略物資に指定され、約100台の生産にとどまった。戦後、1963年にアーネスト・レースによるマーク2が、2003年にはアズミ真・朋子によるマーク3が制作され、現在はイソコン・プラスがオリジナルのマーク1を含む復刻生産を継続している。V&A博物館をはじめとする主要美術館にコレクションされている。

ガル(Gull)— 1939年

ペンギン・ドンキーの「弟分」として同時期にデザインされたブックスタンド。鳥の横姿を思わせる彫刻的なフォルムが特徴で、テーブル上に置くことも壁面に取り付けることもできる。戦前にはわずか15台のみが製作されたが、そのうちの1台は現在もマサチューセッツ州リンカーンにあるウォルター・グロピウス邸のデスク上に置かれている。2020年にイソコン・プラスが復刻生産を開始した。

ボトルシップ/ポケット・ボトルシップ — 1939年

ペンギン・ドンキーやガルと同じ合板の有機的曲線を共有するカクテルキャビネット。ボトルシップはより大型の独立型であり、ポケット・ボトルシップはガルと同様の構造を持つ壁掛け式のコンパクトなバーキャビネットで、ボトル2本とグラス6脚を収容できる。いずれもイソコン時代のリスの創造力の豊かさを示す作品であり、1963年にはアーネスト・レースがボトルシップ・マーク2をリデザインしている。

スコットランドの炭鉱建築群 — 1949–64年

国立石炭局スコットランド支局の主任建築家として、リスは複数の大規模炭鉱(スーパーピット)の地上施設を設計した。ファイフのロセス炭鉱(1958年開坑)は、二つの巨大なコンクリート・鉄骨・ガラスの塔と広大な炭車ホールを擁する壮大な施設であり、エリザベス女王による開坑式が行われた。エアシャーのキロック炭鉱は、スコットランド初の年産100万トンを達成した炭鉱であり、バロニー炭鉱のNo.3立坑に設けられたA型フレームは、現在も産業遺産のモニュメントとして残されている。ミッドロジアンのビルストン・グレン、モンクトンホール、ファイフのシーフィールドなど、リスが手がけた炭鉱建築群は、機能美と労働者への配慮を兼ね備えた近代産業建築の優れた実例として評価されている。

功績・業績

エゴン・リスの功績は、建築とプロダクトデザインの二つの領域にまたがり、それぞれにおいて重要な足跡を残している。

ウィーン時代には、フリッツ・ユットマンとともにウィーン初の鉄筋コンクリートラーメン構造建築を実現し、「赤いウィーン」の公共建築における新即物主義の発展に寄与した。労働者のための診療所、住宅、療養施設など、社会的目的を持つ建築の近代化に尽力した業績は、ウィーン建築史において重要な位置を占めている。

イソコンにおいては、バーチ合板の曲面加工技術を駆使し、ペンギン・ドンキーをはじめとする一連のプロダクトを創出した。特にペンギン・ドンキーは、特定の出版物のフォーマットに合わせた家具という革新的なコンセプトと、有機的で彫刻的なフォルムの融合によって、20世紀モダニズム家具デザインの正典に位置づけられるに至った。

スコットランドにおいては、国立石炭局主任建築家として、英国戦後の炭鉱産業近代化における建築的ヴィジョンを提示した。スーパーピットの地上施設群は、産業建築に近代建築の原理を全面的に適用した先駆的事例であり、機能性と審美性を両立させた設計は、タイムズ紙の建築記者からも高く評価された。

英国王立建築家協会フェローとしての選出は、建築家としてのリスの専門的業績が広く認められたことの証左である。

評価・後世に与えた影響

エゴン・リスは、モダニズム・デザインの歴史において独特の位置を占める人物である。その評価は、いくつかの観点から語ることができる。

第一に、ペンギン・ドンキーは、20世紀英国モダニズム家具デザインを代表するアイコンとして確固たる地位を獲得している。V&A博物館、ウォーカー・アート・センターをはじめとする主要美術館のコレクションに収蔵され、イソコン・プラスによる復刻生産は現在も継続されている。1939年にわずか約100台のみが製作されたオリジナルは、希少なコレクターズアイテムとしてオークション市場で高値を呼んでいる。また、アーネスト・レースやアズミ真・朋子による後継デザイン(マーク2、マーク3)の存在は、リスのオリジナル・コンセプトの普遍性と影響力を証明している。

第二に、リスの建築作品は、ヨーロッパの近代建築運動と英国の産業建築の接点において重要な意味を持つ。ウィーン新即物主義の訓練を受けた建築家が、英国の重工業インフラストラクチャーの近代化に携わるという稀有な経歴は、20世紀におけるモダニズムの伝播と変容の一断面を示している。

第三に、リスの生涯は、ナチズムの迫害を逃れてイギリスに渡った中欧の建築家・デザイナーたちの物語の一部をなしている。ウォルター・グロピウス、マルセル・ブロイヤー、ラースロー・モホイ=ナジらバウハウスの巨匠たちとローン・ロード・フラッツで同居し、英国のモダニズム家具文化の発展に寄与したリスの経験は、亡命知識人・芸術家がホスト国の文化に与えたインパクトの象徴的事例として、デザイン史と移民史の双方から注目を集めている。

2026–27年にはロンドンのイソコン・ギャラリーにおいてリスの回顧展と出版が計画されており、その再評価の機運はさらに高まりつつある。リスのキャリアの全体像を照射する試みは、プロダクトデザインの領域にとどまらず、戦間期ウィーンの公共建築と戦後スコットランドの産業建築をも包含する、より立体的な人物像の構築へと向かっている。

年月 区分 作品名 ブランド/備考
1926–27年 建築 Arbeiterkrankenkasse(労働者健康保険組合診療所) Judtmann & Riss(ウィーン3区シュトローガッセ28)
1928–29年 建築 Wohnhausanlage Diehlgasse(ディールガッセ市営住宅) Judtmann & Riss(ウィーン5区、76戸)
1928年 建築 公衆衛生精神病院(Heil- und Pflegeanstalt) Judtmann & Riss(ウィーン、設計競技当選案)
1929–31年 建築 Tuberkulose-Pavillon Lainz(ラインツ病院結核療養棟) Judtmann & Riss(ウィーン)
1930–31年 建築 Porr-Haus(ポル・ハウス) Judtmann & Riss(ウィーン4区オペルンガッセ11)
1931年 建築 Haus der Gastgewerblichen Arbeiterschaft(飲食業労働者組合会館) Judtmann & Riss(ウィーン4区トライトルシュトラーセ3)
1936年 著作 Raumveredelung – Die neue Stadt Gerold, Wien
1939年 家具 Penguin Donkey(ペンギン・ドンキー) Isokon(現 Isokon Plus)
1939年 家具 Gull(ガル) Isokon(現 Isokon Plus)
1939年 家具 Bottleship(ボトルシップ) Isokon
1939年 家具 Pocket Bottleship(ポケット・ボトルシップ) Isokon(現 Isokon Plus)
c.1948年 建築 Newbattle Collieries 屋根付き歩道 Miners Welfare Committee / NCB
c.1950–58年 建築 Rothes Colliery(ロセス炭鉱)地上施設群 National Coal Board スコットランド支局
c.1950–60年代 建築 Killoch Colliery(キロック炭鉱)地上施設群 National Coal Board スコットランド支局
c.1950–60年代 建築 Barony Colliery No.3(バロニー炭鉱 No.3立坑) National Coal Board スコットランド支局
1952–63年 建築 Bilston Glen Colliery(ビルストン・グレン炭鉱)地上施設群 National Coal Board スコットランド支局
1954–67年 建築 Monktonhall Colliery(モンクトンホール炭鉱)地上施設群 National Coal Board スコットランド支局
1954–64年 建築 Seafield Colliery(シーフィールド炭鉱)地上施設群 National Coal Board スコットランド支局
c.1950年代 建築 Kinneil Colliery(キネイル炭鉱)再建計画 National Coal Board スコットランド支局
c.1954年 建築 Glenochil Mine(グレノキル鉱山)地上施設 National Coal Board スコットランド支局

Reference

Egon Riss | twentytwentyone
https://www.twentytwentyone.com/collections/designers-egon-riss
Design | Egon Riss | V&A Explore The Collections
https://collections.vam.ac.uk/item/O1110157/
Penguin Donkey | Riss, Egon | V&A Explore The Collections
https://collections.vam.ac.uk/item/O114122/penguin-donkey-bookcase-riss-egon/
Egon Riss | Skandium London
https://www.skandium.com/blogs/designers/egon-riss
Egon Riss | ANIBOU
https://www.anibou.com.au/designer/egon-riss/
Shop pieces by Egon Riss on rewire
https://rewirela.com/designer/egon-riss/
The thread about Egon Riss – Threadinburgh
https://threadinburgh.scot/2022/10/23/the-thread-about-egon-riss-the-austrian-jew-who-fled-the-holocaust-and-settled-in-edinburgh-to-help-reconstruct-and-define-the-appearance-of-the-postwar-scottish-mining-industry/
Isokon Penguin Donkey Mark 1 – Isokon Gallery
https://isokongallery.org/products/isokon-penguin-donkey-1
Isokon Gull – Isokon Gallery
https://isokongallery.org/products/isokon-gull
Isokon Penguin Donkey 1: Birch | Penguin Shop
https://shop.penguin.co.uk/products/isokon-penguin-donkey-1-birch
About the Isokon Gallery
https://isokongallery.org/pages/the-isokon-story
Isokon – Wikipedia
https://en.wikipedia.org/wiki/Isokon
Isokon Flats – Wikipedia
https://en.wikipedia.org/wiki/Isokon_Flats
Egon Riss – Wikipedia (de)
https://de.wikipedia.org/wiki/Egon_Riss
Fritz Judtmann – Wien Geschichte Wiki
https://www.geschichtewiki.wien.gv.at/Fritz_Judtmann
Wohnhausanlage Brandmayergasse 24 – Wien Geschichte Wiki
https://www.geschichtewiki.wien.gv.at/Wohnhausanlage_Brandmayergasse_24
Egon Riss – Architektenlexikon Wien 1770–1945
http://www.architektenlexikon.at/de/510.htm
Event venues | TU Wien
https://www.tuwien.at/en/tu-wien/university-life/culture/event-venues
Brandmayergasse 24 – Wiener Wohnen
https://www.wienerwohnen.at/hof/556/Brandmayergasse-24.html
Egon Riss bis Gustav Schläfrig – dasrotewien.at
https://dasrotewien.at/seite/egon-riss-bis-gustav-schlaefrig
The Isokon Company and Lawn Road Flats – Greyscape
https://www.greyscape.com/architects/the-isokon-company-and-lawn-road-flats/