ブランド情報

創業・本社
1987年 スペイン・バルセロナ
事業内容
敷物・繊維製品の設計および販売
親会社・グループ
創業家が所有
公式サイト
nanimarquina.com

本社・所有・生産・日本での取扱いなどは 2026年10月21日に確認

nanimarquina(ナニ・マルキナ)

nanimarquinaは、スペイン・バルセロナに拠点を置く敷物と繊維製品のブランドである。1987年、Nani Marquinaが設立した。当時の市場に近代的な室内に合う敷物が乏しかったことが設立の契機となった。製作はインド、パキスタン、ネパールの職人が担い、手結びや平織りの技法が用いられる。

事業と製造の実体

nanimarquinaは自社工場を持たず、製作を敷物の産地の職人に委ねている。設計と素材の選定を自社が担い、現地の工房が製作にあたる。

技法は製品ごとに異なる。手結びは糸を一本ずつ結んで面を作る方法で、細かい図案と厚みのある表面を作れる一方、製作に長い時間を要する。平織りとダリー織りは結び目を作らず糸を交差させる方法で、薄く仕上がる。手房付けは下地に糸を打ち込む方法である。

素材は羊毛、ジュート、絹などの天然繊維が中心となる。

同社は2002年から、児童労働の防止に取り組む団体Care & Fairと協働し、インドのバドーヒーにある学校の設立資金を支援した。資金には、同団体の学校の生徒の絵をもとにした系列の売上が充てられている。

沿革

設立

Nani Marquinaは1952年にバルセロナで生まれた。父のRafael Marquinaは、1961年に油差しの設計で第1回Delta de Oro賞を受けた工業デザイナーである。Nani Marquinaはマサナ美術学校で工業デザインを学んだ。

1987年、Nani Marquinaはバルセロナで自身の名を冠したブランドを設立した。当時のスペインは民主化にともなう社会と経済の変化の途上にあった。

製作地の移行と事業の拡大

1994年、同社は敷物の製作の伝統を持つインドへ生産を移した。2010年からは国外の設計者との協働を始めた。

2002年、Nani Marquinaの娘Maria Piera Marquinaが加わり、国外への展開を担当した。同じ年、妹のCarlota Marquinaがグラフィックデザイナー兼アートディレクターとして加わっている。現在Maria Pieraがマネージングディレクターを務める。

2005年には使用済みの自転車の内管を用いる系列を発表した。2022年にはClimate Neutralの認証を取得している。

デザイナーとの協働

nanimarquinaの製品開発は、創業者自身の設計と、外部の設計者への委嘱の双方によって進む。設計は製作を担う職人の技法の条件を前提として検討される。

協働相手にはJaime Hayon、Ronan & Erwan Bouroullec、Ariadna Miquelらがいる。

主な製品群

敷物が製品の基幹をなす。ナニ・マルキナ ラグには、手結び、平織り、手房付けといった異なる技法による製品が含まれ、羊毛やジュートを用いる。

繊維製品ではウェルビーイング クッションがある。敷物と同じ素材と技法を用いる。

Reference