Moleskine(モレスキン)
Moleskineは、イタリア・ミラノに拠点を置く文具のブランドである。1997年、20世紀にフランスで作られていた黒い装丁の手帳の形式を、Modo & Modoが再び製品化したことに始まる。角の丸い硬い表紙、ゴムの留め具、しおりの紐、後ろの見返しに設けた収納袋という構成を持つ。名称はフランス語で表紙の質感を指す語に由来する。現在はMoleskine S.p.A.が事業を行う。
事業と製造の実体
Moleskineの製品を規定しているのは、表紙と製本の構成である。硬い表紙は厚紙に外装材を貼って作られ、角は丸く加工される。角を丸めるのは、鞄に入れて持ち運ぶ際に角が傷むのを避けるためにあたる。
本文の綴じには糸が用いられる。背の部分で紙葉を糸で縫い合わせる方式で、開いた際に紙面が平らになる。接着のみで綴じる方式より紙が抜けにくい。
ゴムの留め具は表紙の裏側に固定され、閉じた状態を保つ。持ち運ぶ際に本文がめくれるのを防ぐ構成で、収納袋とあわせて携帯を前提とした要素にあたる。
製造は外部への委託による。紙の坪量、罫線の種類、寸法の異なる複数の型が用意され、近年は電子機器との連携を前提とした製品も扱う。
沿革
黒い装丁の手帳は、20世紀にフランスの小規模な製本業者が作っていた形式である。1980年代にこの製造が途絶えた。
1997年、ミラノのModo & Modoがこの形式を再び製品化した。角の丸い硬い表紙、ゴムの留め具、しおりの紐、後ろの見返しの収納袋という構成が引き継がれている。
2006年、投資会社SGCapital Europeが事業を取得した。2013年にはミラノ証券取引所へ上場している。
同社は財団を設けており、作家や設計者から寄贈された手帳を収集している。この収集は美術館の収蔵とは性質が異なり、財団が独自に集めたものにあたる。
現在は手帳に加えて、鞄、筆記具、電子機器との連携を前提とした製品を扱う。
デザイナーとの協働
Moleskineの製品開発は、既存の形式を保ちながら仕様を変える作業が中心にあたる。表紙の構成、綴じの方式、留め具の位置といった要素は共通で、紙の種類、罫線、寸法、表紙の色を変えて製品の幅を確保する構成となる。
このほか、外部との共同企画による限定の製品が定期的に発表されている。
主な製品群
モレスキン クラシックノートは、角の丸い硬い表紙、ゴムの留め具、しおりの紐、後ろの見返しの収納袋を備えた手帳である。糸で綴じられ、開いた際に紙面が平らになる。罫線と寸法の異なる複数の型がある。
このほか、柔らかい表紙の型、手帳、鞄、筆記具を扱う。
基本情報
| ブランド名 | Moleskine(モレスキン) |
|---|---|
| 製品化 | 1997年(Modo & Modoによる) |
| 本社所在地 | イタリア・ミラノ |
| 資本関係 | 2006年にSGCapital Europeが取得。2013年にミラノ証券取引所へ上場 |
| 事業内容 | 手帳・鞄・筆記具の企画および販売 |
| 公式サイト | https://www.moleskine.com |
Reference
- Wikipedia - Moleskine
- https://en.wikipedia.org/wiki/Moleskine
- Moleskine - 公式サイト
- http://www.moleskine.com/