クヴァドラ — テキスタイルデザインの最前線を拓く北欧の名門

クヴァドラ(Kvadrat)は、1968年にデンマークのエーベルトフトで設立された、世界を代表するテキスタイルデザイン企業です。スカンジナビアのデザイン伝統に深く根差しながら、半世紀以上にわたりテキスタイルの美的・技術的・機能的な可能性を押し広げてきました。アップホルスタリーファブリック、ラグ、カーテン、ウィンドウカバリング、アコースティックソリューションなど、住宅・商業施設の双方に向けた高品質なテキスタイルおよびテキスタイル関連製品を世界中の建築家、デザイナー、そして個人のユーザーに提供しています。

「クヴァドラ」とはデンマーク語で「正方形」を意味し、その名が象徴するように、シンプルさと正確さを追求する精神がブランドの根幹に息づいています。色彩、品質、簡潔さ、そしてイノベーションへの揺るぎないコミットメントのもと、パトリシア・ウルキオラ、ロナン&エルワン・ブルレック兄弟、ラフ・シモンズ、オラファー・エリアソン、ヘラ・ヨンゲリウスといった世界的なデザイナー、建築家、アーティストとの継続的なコラボレーションを通じて、テキスタイルの新たな地平を切り拓き続けています。

ブランドの特徴・コンセプト

クヴァドラの哲学は、「コラボレーション」「カラー」「イノベーション」「サステナビリティ」の四つの柱に集約されます。自社内にテキスタイルデザイナーとテキスタイルエンジニアを擁する製品開発チームを構え、常時約25名の多様な背景を持つ外部デザイナーとの協働を重ねることで、テキスタイルデザインの境界を押し広げています。

色彩へのこだわり

クヴァドラにとって、色彩はテキスタイル開発において最も重要な要素のひとつです。ひとつの色を決定するにあたり、百もの候補を検討したうえで最終的な一色を選び出すという徹底した姿勢が貫かれています。外部デザイナーがもたらす多様な感性と視点が、コレクションに予想外のカラーレンジを生み出し、建築家やインテリアデザイナーに豊かなインスピレーションを提供しています。イタリア人カラーエキスパートのジュリオ・リドルフォは、2004年から独自の色彩感覚と革新的な反射表現でクヴァドラのテキスタイルを手がけています。

協働による革新

クヴァドラの製品開発は、外部デザイナー、素材サプライヤー、そして社内チームの三者による対話から生まれます。テキスタイルの専門家もいれば、テキスタイルの知識をまったく持たないデザイナーもおり、この多様性こそがイノベーションの源泉となっています。ファッションデザイン、プロダクトデザイン、建築、現代美術など異なるディシプリンとの交差点から、既存のテキスタイルの概念を超えた製品が生み出されてきました。

サステナビリティへの取り組み

創業当初から環境への敬意を掲げてきたクヴァドラは、1997年にISO 14001認証を取得し、以来すべての製品の環境影響を測定・評価しています。ライフサイクルアセスメント(LCA)と環境製品宣言(EPD)はISO 14040基準に準拠しており、ウール製品の多くはEUエコラベルを取得しています。イングランド、ノルウェー、オランダに自社織機工場を所有し、排出物、廃棄物、資源利用を生産・デザインプロセス全体にわたって厳格に管理しています。持続可能なデザインの核心は製品の長寿命にあるという信念のもと、大半のテキスタイルに10年保証を付与しています。

ブランドヒストリー

創業と黎明期(1960年代〜1970年代)

1968年、ポウル・ビュリエルとエーリング・ラスムッセンの二人が、デンマーク・ユトランド半島東岸の小さな港町エーベルトフトにクヴァドラを設立しました。両氏はナナ・ディッツェル、フィン・スコート、ニナ・コペル、グナー・オーゴー・アンデルセンら先進的なデザイナーと緊密に協力し、家具用テキスタイルのポートフォリオを築き上げました。特にナナ・ディッツェルが1965年にデザインした「ハリンダル」は、クヴァドラ初のテキスタイルとして同社の成功の礎となり、デンマーク国鉄(DSB)をはじめ、住宅、病院、空港、列車内装など幅広い空間で採用され続けています。

国際化への歩み(1980年代〜1990年代)

1980年代初頭、イタリアを拠点とするアメリカ人デザイナー、ロス・リテルとの協働を開始し、クヴァドラは国際的なデザインシーンへと本格的に参入しました。国際的なトレンドに安易に迎合することなく、独自のスカンジナビアンスタイルを堅持した点は特筆に値します。1986年には、デンマーク装飾美術館(現デザインミュージアム・デンマーク)が「クヴァドラ テキスタイル 20年」展を開催し、同社のデザインへの貢献が国家的な評価を受けました。この時期、ノーマン・フォスター率いるフォスター・アンド・パートナーズがベルリンの国会議事堂(ライヒスターク)討議室の内装設計を手がけた際には、コバルトブルーの「トパス」テキスタイルが採用され、議会の力強いイメージを象徴するものとして用いられました。

1990年代には、創業者ポウル・ビュリエルの子息アンダース・ビュリエルがCEOに、エーリング・ラスムッセンの娘メッテ・ベンディクスがプロダクトディレクターにそれぞれ就任し、経営は第二世代へと受け継がれました。家族経営の伝統を維持しながら、グローバルな事業展開が加速する転換期となりました。

21世紀の拡大と多角化(2000年代〜現在)

2000年代以降、クヴァドラはテキスタイルの応用領域を積極的に拡張していきます。アコースティックパネル「ソフトセルズ」の開発により建築音響分野への参入を果たし、ロンドンの「ザ・ガーキン」(30セント・メリー・アクス)、ニューヨーク近代美術館(MoMA)、ロサンゼルスのウォルト・ディズニー・コンサートホール、ビルバオのグッゲンハイム美術館、コペンハーゲン・オペラハウス、オスロ・オペラハウスなど、世界の名だたる建築プロジェクトにテキスタイルを提供してきました。

戦略的な買収・提携も積極的に推進しています。2011年に英国ウールテックスの株式49%を取得、2017年にはデンマークのサステナブル素材企業リアリー(Really)の株式52%を取得しました。リアリーは使用済みテキスタイルをアップサイクルしてソリッドテキスタイルボードに再生する技術を有し、循環型経済への取り組みを象徴するブランドです。2018年にはドイツの名門テキスタイルメゾン、サコ(Sahco、1831年創業)を傘下に収め、さらにオランダの織機メーカー、ガウディウム(現クヴァドラ・ウィービング)を買収して自社生産部門を確立しました。スウェーデンのベッドウェアブランド、マグニベルグ(Magniberg)への出資も行い、ホームテキスタイル市場でのプレゼンスをさらに強化しています。

2014年にはファッションデザイナーのラフ・シモンズとの協働を開始し、「クヴァドラ/ラフ・シモンズ」としてアップホルスタリーテキスタイルやホームアクセサリーの新領域を開拓。2021年には北米市場に独自に進出し、グランドラピッズ、ロサンゼルス、ニューヨークにショールームを開設しました。現在、クヴァドラグループは約28か国に拠点を置き、年間4,000以上の建設プロジェクトに関わり、約1,000名の従業員を擁する世界有数のテキスタイル企業グループへと成長しています。

主なプロダクトとその特徴

ハリンダル 65(Hallingdal 65)

1965年にナナ・ディッツェルがデザインし、クヴァドラの創業とともに生産が開始された最初のテキスタイルであり、今なおベストセラーの座を保つ伝説的なファブリックです。ウール70%・ビスコース30%という素材比率は、耐久性と発色性を高次元で両立させるものであり、糸の段階で染色することで深みのあるテクスチャーと色の奥行きが生まれます。58色という豊富なカラーバリエーションを擁し、ニュートラルカラーから鮮やかなターコイズやピンクまで幅広い空間に対応します。2001年にはデンマーク・デザイン・センターのクラシック賞を受賞し、ウールテキスタイルの原型として広く認知されています。近年では、ハリンダルの精神を現代的に解釈した「シス(Sisu)」も発表されています。

ディヴィナ(Divina)

フィン・スコートがデザインしたディヴィナは、クヴァドラを代表するもうひとつのクラシックテキスタイルです。純粋なウール100%素材による深い色彩と柔らかな手触りが特徴で、コントラクト市場から住宅まで幅広く使用されています。クヴァドラのデザインプロジェクトの一環として、2014年には「ブルー・イズ・ディヴァイン」と題した企画展が開催され、ディヴィナの青をテーマとした展示が国際的な注目を集めました。

トーヌス(Tonus)

ニナ・コペルによるトーヌスは、クヴァドラ初期からの定番テキスタイルのひとつであり、耐久性に優れたウール素材のアップホルスタリーファブリックとして、業務用・住宅用を問わず長年にわたって支持されています。

スティールカット・トリオ(Steelcut Trio)

三本の異なる色の糸を編み込むことで独特の奥行きと表情を生み出すアップホルスタリーテキスタイルです。デザインソファやチェアの張地として世界的に高い採用率を誇り、クヴァドラの技術力と色彩哲学を体現する代表的なプロダクトです。

ソフトセルズ(Soft Cells)/ クヴァドラ・アコースティクス

クヴァドラのアコースティックパネル「ソフトセルズ」は、特許取得済みのテンショニング機構を備えた高性能音響パネルです。壁面・天井への設置が可能で、ISO 11654基準に基づくクラスAの吸音性能を発揮します。クヴァドラのテキスタイルから選べる200色以上のカラーバリエーションにより、音響性能と美観を高い次元で両立させます。フレームには40%以上のリサイクルアルミニウムが使用され、DGNB、LEED、BREEAMなどの環境建築認証にも対応しています。温湿度変化の影響を受けないテンショニング機構により、テキスタイルは常に美しい張りを保ち、張り替えも容易に行えます。10年製品保証付き。

クヴァドラ・ラグコレクション

ヘラ・ヨンゲリウスをデザインディレクターに迎え、手紡ぎと機械紡ぎの糸を組み合わせたラグコレクションを展開しています。代表作「ボールド(Bold)」シリーズは、糸を撚り合わせた後に手染めすることで色が糸の芯まで完全には浸透しない独特の表情を生み出し、温かみと触感に富んだ空間を演出します。「ボールド・ブロック」「ボールド・メランジュ」「マージャー」「ブラヴーレ」「ココーン」「シルエット」など多彩なデザインがラインナップに名を連ねています。

クヴァドラ/ラフ・シモンズ コレクション

2014年に始まったファッションデザイナー、ラフ・シモンズとの協働は、ファッションの感性をインテリアテキスタイルに翻訳する画期的な試みです。印象派・後期印象派の絵画技法であるポワンティリスムからインスピレーションを得た「リア(Ria)」、ハイファッションのブークレを家具用テキスタイルに再解釈した「ノイズ(Noise)」、柔らかなベルベットの質感を持つ「シラス(Silas)」など、毎年新たなテキスタイルが発表されています。シェーカー様式に着想を得たペグレールシステム「シェーカーシステム」やクッション、スローなどのホームアクセサリーも展開し、2025年にはキッズコレクションも登場しています。

スポーツ(Sport)

パトリシア・ウルキオラがデザインした「スポーツ」は、海洋プラスチック由来のリサイクルポリエステル100%で製作された世界初のアップホルスタリーテキスタイルです。スポーツウェアやテクニカルテキスタイルの外観からインスピレーションを受けた洗練されたバインディングが特徴で、サステナビリティとデザインの融合を体現する製品として高い評価を受けています。

グループブランド

クヴァドラグループは複数の専門ブランドで構成され、それぞれが固有の領域で卓越した製品を提供しています。

Kvadrat(クヴァドラ)
グループの中核ブランド。高品質なアップホルスタリーテキスタイル、カーテン、ラグ、ウィンドウカバリング、テキスタイル関連製品を展開。
Kvadrat Acoustics(クヴァドラ・アコースティクス)/ Soft Cells
建築音響ソリューションに特化したブランド。カスタマイズ可能な高性能アコースティックパネルを建築家・デザイナーに提供。
Kvadrat/Raf Simons(クヴァドラ/ラフ・シモンズ)
ファッションデザイナー、ラフ・シモンズとのコラボレーションブランド。アップホルスタリーテキスタイル、クッション、スロー、ホームアクセサリーを展開。
Kinnasand(キナサン)
先進的なカーテンテキスタイルを手がけるブランド。建築空間に適した高品質なウィンドウカバリングを提供。
Sahco(サコ)
1831年にドイツ南部で創業した歴史あるテキスタイルメゾン。2018年にクヴァドラグループに加わり、クリエイティブディレクターのベント・トーネフォースのもと、ラグジュアリーなドレープリーとアップホルスタリーテキスタイルを展開。
Kvadrat Febrik(クヴァドラ・フェブリク)
2013年設立、2018年にクヴァドラが買収。ニットテキスタイルに特化し、三次元構造による革新的なファブリックを開発。
Really(リアリー)
2017年にクヴァドラが出資。使用済みテキスタイルをアップサイクルしてソリッドテキスタイルボードに再生する技術を持ち、廃棄物ゼロの未来を目指す循環型素材ブランド。
Magniberg(マグニベルグ)
2016年にスウェーデンで創業したベッドウェアブランド。クヴァドラの出資を受け、デザイン性の高いベッドリネンを提供。
Kvadrat Shade(クヴァドラ・シェード)
高品質なローラーブラインドソリューションを提供するブランド。遮光・遮熱・音響・視覚的価値を兼ね備えたウィンドウシステムを展開。

主なコラボレーションデザイナー・アーティスト

クヴァドラの歴史は、卓越したクリエイターとの協働の歴史でもあります。以下は、クヴァドラと特に深い関係を持つデザイナー・アーティストの一部です。

ナナ・ディッツェル(Nanna Ditzel, 1923–2005)
デンマークのデザインアイコン。王立美術アカデミー卒業後、家具、ジュエリー、テキスタイルの分野で時代を超越する作品を生み出した。クヴァドラのために「ハリンダル」をデザインし、同社の礎を築いた。
ラフ・シモンズ(Raf Simons, 1968–)
ベルギー出身のファッションデザイナー。ジル・サンダー、ディオール、カルバン・クライン、プラダの要職を歴任。2014年からクヴァドラとの協働を開始し、ファッションの色彩感覚とテクスチャーをインテリアテキスタイルに導入。
ロナン&エルワン・ブルレック(Ronan & Erwan Bouroullec)
フランスを代表するデザイナー兄弟。クヴァドラのテキスタイルデザインのみならず、コペンハーゲンおよびロサンゼルスのショールームデザインも手がけている。
パトリシア・ウルキオラ(Patricia Urquiola, 1961–)
スペイン出身のデザイナー・建築家。海洋リサイクルプラスチック100%のアップホルスタリーテキスタイル「スポーツ」をクヴァドラのためにデザインし、サステナビリティとデザインの両立を実現。
ヘラ・ヨンゲリウス(Hella Jongerius, 1963–)
オランダ出身の世界的プロダクトデザイナー。リサーチドリブンなアプローチでクラフトと産業生産を融合させ、クヴァドラのラグコレクション(ボールド、マージャー、ブラヴーレ、ココーン等)のデザインディレクターを務める。
オラファー・エリアソン(Olafur Eliasson, 1967–)
アイスランド系デンマーク人の現代美術家。クヴァドラのテキスタイルを用いたアートインスタレーションを制作し、テキスタイルと芸術の境界を拡張。
ピーター・サヴィル(Peter Saville, 1955–)
イギリスのグラフィックデザイナー。ジョイ・ディヴィジョンのアルバムカバーで知られる。クヴァドラのためにテキスタイルを手がけ、グラフィックデザインの視点からテキスタイル表現に新たな次元をもたらしている。
皆川明(Akira Minagawa, 1967–)
日本のファッションデザイナー、「ミナ ペルホネン」主宰。クヴァドラとの協働では、日本的な繊細さとテキスタイルへの深い造詣を活かした作品を発表。
ドシ・レヴィエン(Doshi Levien)
ニパ・ドシとジョナサン・レヴィエンによるロンドン拠点のデザインスタジオ。インドの伝統工芸と現代デザインの融合を得意とし、クヴァドラのテキスタイルコレクションに独自の視点を提供。
マルグレーテ・オドゴー(Margrethe Odgaard)
デンマークのテキスタイルデザイナー。色彩と素材への深い理解を持ち、クヴァドラのコレクションに北欧的な感性を注いでいる。

アートとのコラボレーション

クヴァドラは、テキスタイルの可能性を拡張する手段として現代アートとの協働を重視しています。アーティストとのプロジェクトは単なるプロモーションではなく、テキスタイルの製造技術と応用の限界を押し広げるための本質的な取り組みと位置づけられています。

2011年の「テキスタイル・フィールド」、2012年の「ハリンダル65」プロジェクト、2013年の「ザ・ドウェリング・ラボ」、2014年の「ブルー・イズ・ディヴァイン」、2016年の「マイ・キャンバス」、そして2024年の「リシンク(ReThink)」に至るまで、クヴァドラのデザインプロジェクトは回を重ねるごとにテーマを深化させてきました。「リシンク」では、リサイクル素材、再生可能素材、循環型素材を用いた責任あるデザインのあり方が、世界12か国のデザイナーによって探究されています。

2016年にはロンドンのテート・モダンにおけるヒュンダイ・コミッション(フィリップ・パレーノ「Anywhen」)にソフトセルズが使用されるなど、世界の主要な文化施設におけるアートプロジェクトにも積極的に参画しています。

建築プロジェクトへの貢献

クヴァドラのテキスタイルは、世界各地の著名な建築プロジェクトに採用されてきました。以下はその代表的な事例です。

  • ザ・ガーキン(30セント・メリー・アクス)、ロンドン
  • ニューヨーク近代美術館(MoMA)、ニューヨーク
  • ウォルト・ディズニー・コンサートホール、ロサンゼルス
  • ドイツ連邦議会議事堂(ライヒスターク)討議室、ベルリン
  • グッゲンハイム美術館ビルバオ、スペイン
  • コペンハーゲン・オペラハウス、デンマーク
  • オスロ・オペラハウス、ノルウェー
  • フォスター・アンド・パートナーズ スタジオ、ロンドン
  • イヴ・サンローラン、パリ

異業種コラボレーション

テキスタイルの応用範囲を拡張するクヴァドラの姿勢は、インテリア業界の枠を超えた協働にも表れています。2017年にはアディダスとの協働で「スタンスミス」の特別エディション3モデルを発表し、クヴァドラのテキスタイルがスニーカーを彩るという異例のコラボレーションを実現しました。また、バング&オルフセン(B&O PLAY)のスピーカーやヴィファ(Vifa)のラウドスピーカーにもクヴァドラのファブリックが採用されており、プレミアムオーディオ製品の外装素材としてもその品質が認められています。

本社とショールーム

クヴァドラの本社は創業の地であるデンマーク・エーベルトフトに位置しています。1980年にオーフスの建築事務所ポウルセン&テルキルセンが設計した本社社屋は、建築と地形、アートとデザインが融合するクヴァドラの哲学を体現する空間です。2017年にはロンドンの建築スタジオ、セヴィルピーチが本社のリデザインを手がけ、周囲の風景との視覚的なつながりを建物全体にわたって創出しました。

コペンハーゲンのノアハウン地区にあるフラッグシップショールームは、ロナン&エルワン・ブルレック兄弟の設計によるもので、クヴァドラのテキスタイルを体験できる重要な拠点となっています。また、ロサンゼルスのショールームもブルレック兄弟が手がけており、北米市場における同社のプレゼンスを象徴する空間となっています。世界各地にショールームを展開し、建築家、デザイナー、そしてエンドユーザーにテキスタイルを体感する場を提供しています。

基本情報

ブランド正式名 クヴァドラ / Kvadrat
設立 1968年
創業者 ポウル・ビュリエル(Poul Byriel)、エーリング・ラスムッセン(Erling Rasmussen)
現CEO アンダース・ビュリエル(Anders Byriel)
本社所在地 デンマーク・エーベルトフト(Ebeltoft, Denmark)
事業内容 アップホルスタリーテキスタイル、カーテン、ラグ、ウィンドウカバリング、アコースティックパネル、テキスタイル関連製品の開発・製造・販売
従業員数 約1,000名(グループ全体)
展開国数 約28か国
自社工場 イングランド、ノルウェー、オランダ(クヴァドラ・ウィービング)
グループブランド Kvadrat、Kvadrat Acoustics(Soft Cells)、Kvadrat/Raf Simons、Kinnasand、Sahco、Kvadrat Febrik、Really、Magniberg、Kvadrat Shade
環境認証 ISO 14001、EU Ecolabel、GREENGUARD、BREEAM対応
公式サイト https://www.kvadrat.dk