BODUM(ボダム)
BODUMは、スイス・トリエンゲンに本社を置く調理器具・食卓用品のメーカーである。1944年、Peter Bodumがデンマーク・コペンハーゲンで輸入業として設立した。1958年に最初のコーヒー抽出器を扱い、1974年発表の圧搾式の抽出器が主力の製品となっている。1978年に本社をスイスへ移し、ポルトガルに生産拠点を置いた。創業家による経営が続いている。
事業と製造の実体
BODUMの製品を規定しているのは、ホウケイ酸ガラスの扱いである。この材は熱膨張率が低く、熱湯を注いでも割れにくい。同社の抽出器や茶器の多くはこの材で作られ、内容物が見える構成を採る。
ボダム シャンボール フレンチプレスは、円筒のガラス容器に金属の枠を組み合わせる構成である。抽出は、粉と湯を容器に入れ、金属の網を付けた棒を押し下げて粉を底へ沈める方式による。濾紙を用いないため、油分がそのまま液体に残る。網の目の細かさと、容器の内壁との隙間が、粉の通過を左右する。
金属の枠は、割れやすいガラスを保護すると同時に、把手と脚を兼ねる。ガラスが破損した場合は容器のみを交換できる構成が採られている。
1980年代以降、同社は二重構造のガラスによる器も扱う。内側と外側の壁の間に空気の層を設けることで、熱い液体を入れても外側が熱くならず、冷たい液体では結露しない。この構造は口を吹いて成形する工程を要する。
沿革
1944年、Peter Bodumがコペンハーゲンで輸入業として事業を始めた。当初は他社の製品を扱っている。
1958年、同社は最初のコーヒー抽出器を扱った。1974年、圧搾式の抽出器が発表され、以後同社の主力製品となる。円筒のガラス容器と金属の枠を組み合わせる構成にあたる。
1978年、本社がスイスのトリエンゲンへ移された。同時にポルトガルに生産拠点が設けられ、ガラスの成形を担っている。
その後、製品の範囲は茶器、保存容器、電気式の湯沸かし、卓上の用品へ広がった。1980年代以降は二重構造のガラスによる器も加えられている。
創業者の子であるJørgen Bodumが経営を引き継ぎ、現在も同族による経営が続いている。
デザイナーとの協働
BODUMの製品開発は、社内の設計部門と外部の設計者の双方によって進む。ガラスの成形条件と金属部材の加工が製品の構成を規定するため、設計案は工程の可否と並行して検討される。
同社は価格を抑えた製品を扱う方針を採っており、部材の点数と工程の数が設計の条件になる。
主な製品群
ボダム シャンボール フレンチプレスは1974年発表の圧搾式の抽出器である。ホウケイ酸ガラスの円筒と金属の枠を組み合わせ、網を付けた棒を押し下げて粉を沈める。ガラスが破損した場合は容器のみを交換できる。
このほか、茶器、二重構造のガラスの器、保存容器、電気式の湯沸かし、卓上の用品を扱う。
基本情報
| ブランド名 | BODUM(ボダム) |
|---|---|
| 設立 | 1944年 |
| 創業者 | Peter Bodum |
| 創業地 | デンマーク・コペンハーゲン |
| 本社所在地 | スイス・トリエンゲン(1978年〜) |
| 生産拠点 | ポルトガル(ガラス成形) |
| 事業内容 | 調理器具・食卓用品の設計、製造および販売 |
| 公式サイト | https://www.bodum.com |
Reference
- Wikipedia - Bodum
- https://en.wikipedia.org/wiki/Bodum
- BODUM - 公式サイト
- http://www.bodum.com/