Audo Copenhagen(オード コペンハーゲン)
Audo Copenhagenは、デンマーク・コペンハーゲンに拠点を置く家具・生活用品のブランドである。1978年創業のMENUと、建築家Mogens LassenおよびFlemming Lassenの設計を扱ってきたby Lassenが2023年に統合して成立した。名称は、コペンハーゲンのノアハウン地区にある複合施設The Audoに由来する。家具、照明、生活用品に加えて空間の設計も扱う構成を採る。
事業と製造の実体
Audo Copenhagenの事業は、製品の企画・販売と、空間の設計・運営の双方に及ぶ。本拠となるThe Audoは、1918年に建てられた建物をNorm Architectsが改修したもので、カフェ、飲食施設、店舗、共同の作業空間、宿泊施設を収める。製品を並べる展示場であると同時に、実際に使われる場としても機能する構成にあたる。
製造は外部への委託による。扱う素材の幅が広く、天然石、木材、金属、繊維を用いる製品がそれぞれ異なる工程を要する。Norm Architectsとの協働による台座の系列は、天然石の塊から形を削り出す構成で、石材ごとに模様が異なるため個体差が生じる。
by Lassenから引き継いだ製品では、当時の設計にもとづく仕様の再現が課題になる。1962年に設計された金属線による立方体の燭台は、細い線材を溶接して立体の稜線だけを作る構成で、線の太さと接合の精度が形の成立を左右する。
沿革
統合以前の二つのブランド
MENUは1978年に創業し、生活用品と食卓用品を扱ってきた。実用的な製品を供給することを方針とし、デンマークの生活用品のブランドとして事業を広げている。
by Lassenは、建築家Mogens LassenとFlemming Lassenの設計を扱うブランドである。1962年に設計された金属線の燭台をはじめとする製品を生産してきた。
統合
2023年、MENUとby Lassenが統合してAudo Copenhagenが成立した。名称の由来となったThe Audoは、コペンハーゲンのノアハウン地区にある複合施設で、ラテン語の句にもとづく名を持つ。
統合後は、両ブランドが扱ってきた製品群を引き継ぐとともに、Norm Architectsをはじめとする設計者との協働による新作の開発が進められている。
デザイナーとの協働
Audo Copenhagenの製品は二つの経路から生まれる。一つは20世紀の設計の生産で、by Lassenから引き継いだMogens LassenとFlemming Lassenの設計がこれにあたる。もう一つは現行の設計者との新作の開発である。
継続的な協働相手はNorm Architectsで、2008年にJonas Bjerre-PoulsenとKasper Rønがコペンハーゲンに設立した設計事務所にあたる。製品の設計に加えて、The Audoの改修と空間の設計も同事務所が担当した。このほか複数の設計者との協働が行われている。
Flemming Lassenの設計思想や経歴について詳しくはFlemming Lassenプロフィールページをご覧ください。
主な製品群
椅子ではハーバーチェアがある。座部と脚部を組み合わせる構成で、脚部の形式を変えて用途を分ける。
生活用品ではノーム ウォールミラーがある。円形の鏡を細い枠で支える構成にあたる。
このほか、天然石を用いた台座の系列、金属線による燭台、浴室向けの用品、照明、繊維製品を扱う。
基本情報
| ブランド名 | Audo Copenhagen(オード コペンハーゲン) |
|---|---|
| 成立 | 2023年(MENUとby Lassenの統合による) |
| 前身 | MENU(1978年創業)、by Lassen |
| 本社所在地 | デンマーク・コペンハーゲン(ノアハウン) |
| 事業内容 | 家具・照明・生活用品の企画および販売、空間の設計・運営 |
| 公式サイト | https://audocph.com |
Reference
- Audo Copenhagen - 公式サイト
- https://audocph.com
- Wikidata - Audo Copenhagen
- https://www.wikidata.org/wiki/Q140766144