ヴィンセント・ヴァン・ドゥイセン:純粋さと本質を追求するベルギーの建築家
ベルギーを代表する建築家・デザイナー、ヴィンセント・ヴァン・ドゥイセン(1962年生まれ)は、30年以上のキャリアにおいて、建築、インテリア、プロダクトデザインの境界を越えた作品を生み出してきた。純粋さと本質の探求、触覚的な素材の使用、そして空間における人間の感覚的体験を中心に据えたデザイン哲学で、現代デザイン界に独自の地位を築いている。Molteni&Cのクリエイティブディレクターを務め、Flos、B&B Italia、Kettalなど世界的ブランドとの協働を通じて、時代を超越した美しさと機能性を兼ね備えた空間と家具を生み出し続けている。
生涯とキャリアの軌跡
形成期:ベルギーからミラノへ
ヴィンセント・ヴァン・ドゥイセンは1962年、ベルギーのロケレンに生まれた。ゲント(ヘント)のシント・ルカス建築学校で建築を学び、1985年に学位を取得。卒業後はデザインと建築の国際的中心地ミラノへ向かい、1986年から1987年にかけて、ファッションデザイナーのチンツィア・ルッジェーリや、メンフィス・デザイン・グループの共同創設者であるアルド・チビックのもと、エットーレ・ソットサス・アッソチアティ・スタジオで働いた。
ミラノでの経験は若きヴァン・ドゥイセンに大きな影響を与えた。彼は後に、もし建築を学んでいなければファッションのキャリアを追求していただろうと語っている。デザインと芸術の交差点、そして物質性への深い関心は、この時期に培われた。その後ベルギーに戻り、ブリュッセルでジャン・ジャック・エルヴィに、アントワープではジャン・ド・ムルダーに師事した。エルヴィからは「生活の芸術」と人間のためのデザインを、ド・ムルダーからは快適さと幸福を損なわないエレガントな本質性を学んだ。
独立と確立:1989年からの歩み
1989年、27歳のヴァン・ドゥイセンは、アントワープに自身の建築・インテリアデザイン事務所「ヴィンセント・ヴァン・ドゥイセン・アーキテクツ」を設立した。建築、インテリア、プロダクトデザインの間に明確な関係性を持たせることが、創設当初から彼のプロジェクト構想の原動力となっている。1990年代初頭には、戦略的に小売店舗デザインを通じて自身のプロフィールを確立していった。
イタリアの高級百貨店「ラ・リナシェンテ」やミラノのフェラガモ・ブティックなど、素材の選択と精密なディテールが重要となる店舗デザインにおいて、ジョン・ポーソンやデイヴィッド・チッパーフィールドといった同時代の建築家と同様、控えめでありながら高度に洗練されたプロジェクトで名声を確立した。事務所は着実に成長し、現在では約40名の国際的な協働者を擁し、ヨーロッパ、中東、アジア、アメリカにわたる高級住宅を中心とした建築と、国際的ブランドのためのプロダクトデザインを手がけている。
クリエイティブディレクターとしての役割
2016年、ヴァン・ドゥイセンはイタリアの名門家具ブランドMolteni&CとDadaのクリエイティブディレクターに任命された。これは1990年代のルカ・メダ以来、同ブランド初のクリエイティブディレクター就任であった。彼はブランドの世界的イメージを再構築し、フラッグシップストアやエキシビションスタンド、多数の新製品を手がけた。その集大成が、ミラノのヴィア・マンツォーニに位置するパラッツォ・モルテーニであり、19世紀末の歴史的建築を3000平方メートルにわたって再設計し、アートとデザインコレクターの邸宅を思わせる空間を創り出している。
2018年から2020年5月まではクヴァドラット傘下のSahco(サフコ)のアートディレクターを務め、その後もシニアデザイナーとして協働を続けている。2022年にはスペインの小売ブランドZara Homeとのコラボレーションを開始した。これらの役職は、彼のデザインアプローチが個別のプロジェクトに留まらず、ブランド全体のビジョンと美学を形成しうることを示している。
デザインの哲学:本質、沈黙、そして感覚的体験
「引き算」による本質の追求
ヴァン・ドゥイセンのデザイン哲学の核心は「引き算」のプロセスにある。家具であれ建築であれ、過去の経験を基礎としながら多数の要素から始め、適切なバランスに達するまで削ぎ落としていく。この手法により、彼のプロジェクトは見かけ上はシンプルで直線的でありながら、過度でない細部へのこだわりによって予期せぬ複雑さを秘める。無機質なミニマリズムではなく、機能性と快適性を犠牲にしない本質的で純粋なデザインである。
純粋で触覚的な素材の使用は、清潔でタイムレスなデザインへと変換される。ベルギーの青い石灰岩、木材、石、限定された色彩範囲といった自然素材への偏愛は、彼のベルギー的背景のシンプルさと、各地への旅で出会った他文化の原初的形態への魅力から生まれている。「モダンなテクノロジーは付加価値をもたらす場合に使用するが、繊細な素材に感情的な影響を与えるのは手仕事である」と彼は語る。
「視覚的沈黙」の美学
ヴァン・ドゥイセンは、建築が「視覚的に沈黙すべき」と信じている。彼のデザインは過剰な装飾やトレンディな形態によって注目を求めることがなく、しばしば控えめで環境にシームレスに溶け込む。その意図は華美であることではなく、調和的で平和な雰囲気を創造することにあり、現代文化の混沌とした視覚的刺激と対照をなす「高貴なシンプルさ」の追求として表れている。
彼の空間と作品は、光によって形作られ、素材によってモデリングされる形態の純粋さによって高められる。文脈と伝統への敬意を持ちながら、感覚と空間の物理的体験、テクスチャー、光が使用者を中心に据えるアプローチである。機能性、耐久性、快適性が主要な構成要素であり、美学を伝えることを躊躇しないが、ファッションやトレンドを避ける建築言語を持つ。
空間と人間の親密な関係
ヴァン・ドゥイセンの作品の根底には、建築とデザインが人々の安心できる空間を創造すべきという考えがある。彼は「保護」という概念を重視し、「保護は私たち全員が必要とする非常に重要なものであり、それを私の建築とデザインの仕事に翻訳したい」と述べている。この人間中心のアプローチはすべてのプロジェクトに浸透し、住宅、オフィス、商業空間のいずれにおいても、使用者が心地よく感じられる親密さと質を優先している。
イギリスのインテリアデザイナー、イルセ・クロフォードは、自身の住宅をヴァン・ドゥイセンが改装した経験を「空間の美しさに感銘を受けるだけでなく、ディテールの記憶と素材の感触によっても感動させられる」と表現している。この感覚的体験への配慮こそが、彼の作品を単なる機能的空間から、記憶に残る情緒的な場所へと昇華させている。
作品の特徴:素材、形態、光
素材の詩学
ヴァン・ドゥイセンの作品を特徴づける最も重要な要素の一つは、素材への深い理解と詩的な使用である。彼は木材、石、大理石、革といった触覚的な天然素材を好み、それらを通じて建築環境に感覚的な体験を創造する。チーク材、ウォールナット、オーク、ベルギーの青い石灰岩といった素材が繰り返し登場し、温かみと高級感を同時に醸し出す。たとえばB&B ItaliaのPabloアームチェアでは頑丈なサドルレザーと無垢のオークやウォールナットを組み合わせ、KettalのGiroコレクションでは再生ポリプロピレンロープとチーク材を組み合わせるなど、彼の素材選択は常に審美的判断と技術的解決の両方を満たす。
形態と比例の精緻性
ヴァン・ドゥイセンの形態言語は、クリーンなライン、絶妙な比例、空間関係の創造によって特徴づけられる。彼は家具やオブジェクトを建築的視点から開発し、形状そのものよりも空間的関係を重視する。彼の家具は建築プロジェクトを再スケール化した解釈であり、純粋さと本質主義の感覚を持ちながら、触覚的で地に足のついたものである。Molteni&CのElainアームチェアは座面と背もたれのわずか2つのパーツから完全に丸みを帯びたオブジェクトを形成し、Paulソファはエレガントな比例と安心感のあるラインによって彼の表現的合理性を体現する。彼の多くのデザインは、本質的形態や伝統、よく知られた名作を参照しながら、それらを現代的レンズを通じて再定義している。
光の操作と空間の知覚
光は、ヴァン・ドゥイセンのデザインにおける基本的な要素である。彼は「自然光ほど美しいものはない」と語りながらも、暗闇が訪れ人工照明が必要となるとき、それを技術的にも、親密で家庭的で温かい外観を持つ方法でもアプローチできると考える。Flosとの一連のコラボレーションでは、建築的照明システムから控えめなテーブルランプ、彫刻的な屋外照明まで、技術的革新と情緒的タッチを組み合わせた光の世界が具現化されている(個々の作品は後述)。
主要代表作品
Pablo アームチェア(2019年)- B&B Italia
Pabloアームチェアは、ヴァン・ドゥイセンがB&B Italiaのために2019年にデザインした、彼のデザイン哲学を象徴する作品である。快適性と堅固性を組み合わせ、高い審美的・構造的インパクトを生み出す。革と無垢材という豊かで謙虚な素材を用い、手作業で縫製された革のエンベロープが無垢材の構造に支えられ、2層の革の間に軽い詰め物を加えることで物理的・視覚的な快適性を提供する。強調された奥行きと僅かに傾斜した前面が、小型アームチェアとシェーズロングの間の新しい比例を提案する。「全体的な言語はラテンアメリカ的なタッチを持ち、伝統的でありながら同時に非常に現代的である」とヴァン・ドゥイセンは語る。2022年には、チーク材を使用した屋外バージョンのPablo Outdoorコレクションが発表された。
Giro コレクション(2020年代初頭)- Kettal
Kettalとの最初のコラボレーションであるGiroコレクションは、伝統と現代性の架け橋となる作品である。ロープを縫い合わせて製品自体の形状を創造するというアイデアから生まれ、土着的プロダクトデザインの古典であるオークニー椅子を大きなインスピレーション源とした。ヴァン・ドゥイセンは伝統的なロープの代わりに再生ポリプロピレンロープを用い、オークニーの職人技への敬意を保ちながら、Kettalの技術で現代的な製品へと翻訳している。厚く重ねたロープをねじって縫い合わせた曲線的なエッジは、4色の木製フレームと幅広い生地の選択肢と組み合わされ、全天候に対応する持続可能な素材によって、室内外両方の環境に溶け込む快適なアームチェアを実現した。
Pavilion V(2025年)- Kettal
Kettalとのコラボレーションは、2025年のPavilion Vで新たな次元に到達した。この屋内外ガーデンルームは、1950年代のアメリカン・モダニズムの柔軟性と機能主義を参照している。アルミニウムの支柱が壁の外側に突き出る庇を支えるというシンプルなモジュラー構造で、軽やかに周囲の庭園へと開かれている。柱間のスペースは、ガラス、ルーバー、カーテン、固体の石器パネルのほか、食器棚、調理器具、暖炉といった機能的要素を含む様々なファサードで埋めることができる。常に自然と調和的に共存するよう設計されたPavilion Vは、居住空間の境界を拡張する、彼の空間コンセプトにおける到達点の一つである。
照明デザイン - Flos
Flosとのコラボレーションは、ヴァン・ドゥイセンの建築的思考が照明デザインにどう適用されるかを示す好例で、技術的革新と情緒的配慮の融合によって特徴づけられる。
Oblique(2020年)は、Flosが開発したLEDとレンズの組み合わせにより、極めて狭いスペースから非常に明るく束ねられた光線を生み出し、それが照明ヘッドからテーブルへ「斜めに」落ちるデスクランプである。特許取得済みの非対称光線は作業エリアに最適で、ベースには統合されたワイヤレス充電システムを備える。Gustave(2023年)は、アドルフ・ロースの象徴的なテーブルランプに触発されたバッテリー式テーブルランプで、技術的すぎないエレガントでタイムレスな外観を追求し、ヘッドに触れるだけでオン・オフが切り替わる直感的な操作で、レストランでも家庭でも使える。このほか、バウハウスの合理主義に触発された建築的照明システムInfra-Structure、酸化ブロンズ、コンクリート、鋳鉄、コーティングされたアルミニウムといった荒々しい素材による屋外用LED照明Castingシリーズなど、庭園や歩道に独自性をもたらす作品を手がけている。
Molteni&Cのための家具とキッチン
2016年のクリエイティブディレクター就任以来、ヴァン・ドゥイセンはMolteni&Cのために多数の作品をデザインしてきた。Gliss Masterキャビネットシステムはサイズや素材を使用者の仕様に合わせて構成できる完全カスタマイズ可能な収納であり、Ribbonベッドは流れるような形態と洗練されたディテールを持つ。VVDキッチンは、ブランドの文化的遺産を基にした精密でタイムレスなデザインで、2025年にはLucioコレクションの小型回転アームチェア、デスク、新しいキッチンの3製品が発表された。
屋外家具への扉を開いたのもヴァン・ドゥイセンである。彼が調整したTimeoutコレクションはモダニズム建築の柔らかな形態に触発され、室内外空間の透過性と光・自然との親密なつながりを想起させる。Landmarkコレクションは、ルカ・メダの1994年の作品Palinfrascaへのオマージュとして、チーク材を独特で現代的に解釈している。
建築プロジェクト
ヴァン・ドゥイセンの建築作品は、住宅から商業施設、ホスピタリティまで幅広いが、すべてに共通するのは空間の本質的なマスタリーと高度に洗練されたディテールである。Winery VV(2020年、ベルギー・プールス)は、ミニマルでありながら印象的なデザインで、2021年にミース・ファン・デル・ローエ賞にノミネートされ最終選考に残った。The Central: Original Store(バンコク)やAlexander Wangのロンドン店舗は、ブランドの本質を尊重しながら現代的で洗練された空間を創造している。
Hotel August(アントワープ、2019年)は旧修道院を改装したプロジェクトで、歴史的ベルギー建築の神聖な魂に現代的モダニズムを織り交ぜ、Seraxのためにデザインされた70点の食器セットを含むすべての要素をオーダーメイドで作り上げた。JNĉQUOI Beach Club(ポルトガル・コンポルタ)は、木と石といった自然素材と流動的な室内外の移行によって、建築を自然環境と統合している。
功績と業績
受賞歴と栄誉
30年以上のキャリアにおいて、ヴァン・ドゥイセンは数多くの権威ある賞と認知を受けてきた。フランドル文化賞デザイン部門、ベルギー最優秀デザイナー賞、最も名誉あるヘンリー・ファン・デ・フェルデ生涯功労賞、そしてEDIDA最優秀インテリアデザイナー・オブ・ザ・イヤーを受賞している。2016年にはベルギーのビエンナーレ・インテリア第25回シルバーエディションでデザイナー・オブ・ザ・イヤーにノミネートされた。彼の名前はArchitectural Digest誌のAD100調査やElle Decor A-Listに複数回含まれ、2025年にはスペインのED誌から最優秀デザイナー・オブ・ザ・イヤー賞を授与されている。
出版とモノグラフ
ヴァン・ドゥイセンの作品は、長年にわたり数多くの国際出版物に掲載され、1994年以降は様々なモノグラフにも取り上げられている。2001年にスペインのGustavo Gili社から最初のモノグラフが、2010年にはThames & Hudson社から建築・インテリア・デザインを同等に扱う学際的アプローチに焦点を当てた「Complete Works」が出版された。その後、2013年にポルトガルのA.MAGによる選定作品集、2018年に「Vincent Van Duysen Works 1989-2009」、2019年に「Vincent Van Duysen Works 2009-2018」(エレーヌ・ビネとフランソワ・アラールによる写真、女優ジュリアン・ムーアによる序文)が刊行された。2024年には、フランソワ・アラールの写真による「Vincent Van Duysen: Private」がRizzoli社から出版されている。
主要ブランドとの協働関係
ヴァン・ドゥイセンは、最も権威あるイタリアおよび国際的ブランドと協働している。Molteni&CとDadaのクリエイティブディレクター(2016年~現在)、Flos(Infra-Structure、Oblique、Gustave、Castingなど)、B&B Italia(Pabloシリーズ)、Kettal(Giroコレクション、Pavilion V)、Poliform(Gastonアームチェア、2008年)、Paola Lenti(Portofino)、Mutina(KoseiとRenga)、Fantini(FloraとIcona)、Salvatori(Lui&Lei)、Serax(Augustコレクション)、Herman Miller(Brabo家具とNessel椅子)、Zara Home(2022年~)など、その範囲は広範にわたる。
評価と影響:タイムレスなデザインの継承者
現代デザイン界における位置づけと哲学の継承
ヴィンセント・ヴァン・ドゥイセンは、現代デザイン界において独自の位置を占めている。ジョン・ポーソンやデイヴィッド・チッパーフィールドといった同時代のミニマリスト建築家と比較されることも多いが、彼の作品はミニマリズムと触覚性、削減の贅沢と素材の昇華という独自のバランスを持ち、北欧の感性、ミニマリストの厳格さ、地中海的雰囲気を、イタリアへの誠実な情熱によって融合させている。建築史家マルク・デュボワは彼の作品を「一見すると崇高でありながら豊か、ミニマルでありながら触覚的」と評し、イルセ・クロフォードは「感覚的生活」というフレーズで表現した。控えめな性質、天然素材の使用、限定された色彩範囲が、意識せずして彼のシグネチャースタイルとなっている。
一時的なトレンドに抵抗しタイムレスな価値を追求する彼の哲学は、次世代のデザイナーに影響を与え続けている。「本質への絞り込み」「素材の真正性」「人間中心の空間創造」というアプローチは、持続可能性と長寿命設計がますます重要となる現代において、極めて現代的な意義を持つ。「デザイナーとして、私は人生の本質的な質問に答えを提供しようと試みている」と語る彼にとって、デザインは人間存在の質を高める営みであり、混沌とした現代世界における「人間的な避難所」を提供するというビジョンは、多くの若手建築家やデザイナーの指針となっている。
統合的アプローチと地域性
ヴァン・ドゥイセンの重要な貢献の一つは、建築、インテリアデザイン、プロダクトデザインの境界を曖昧にし、それらを統合的に思考するアプローチを示したことである。彼の家具は建築プロジェクトの縮小された解釈であり、逆に建築プロジェクトは大規模な家具のように人間の身体と親密に対話する。Molteni&Cのクリエイティブディレクターとしての役割も、個別製品のデザインに留まらず、パラッツォ・モルテーニや世界各地のフラッグシップストアにおいて建築、家具、照明、展示方法までを一貫したビジョンで統合する、21世紀のトータルデザインの実践である。
彼の作品は、文脈と伝統への敬意を持ちながら、決してノスタルジックではない。Giroコレクションにおけるオークニー椅子の再解釈や、Gustaveランプにおけるアドルフ・ロースへのオマージュは、過去の名作を参照しながら現代のテクノロジーと持続可能性の要求に応えている。国際的な成功を収めながらも、彼は「ベルギーの謙虚さと控えめな心持ちが最も快適である」として事務所をアントワープに置き続けており、固有の文化的背景がデザインの独自性を生み出すという信念を体現している。
作品一覧
| 年月 | 区分 | 作品名 | ブランド |
|---|---|---|---|
| 2008年 | アームチェア | Gaston | Poliform |
| 2016年 | 照明 | Casting(屋外LED照明シリーズ) | Flos |
| 2016年 | 照明システム | Infra-Structure | Flos |
| 2018年 | セラミックコレクション | Kosei | Mutina |
| 2018年 | セラミックコレクション | Renga | Mutina |
| 2019年 | アームチェア | Pablo | B&B Italia |
| 2020年 | デスクランプ | Oblique | Flos |
| 2020年 | 建築 | Winery VV | Vinetiq(ベルギー・プールス) |
| 2020年代初頭 | 屋外家具コレクション | Giro(アームチェア、ソファ、テーブル) | Kettal |
| 2021年 | アームチェア | Brabo Lounge | Herman Miller(Geiger) |
| 2021年 | チェア | Nessel | Herman Miller(Geiger) |
| 2021年 | テーブル | Brabo Tables | Herman Miller(Geiger) |
| 2021年 | コレクション | Lui&Lei(石材と革のコレクション) | Salvatori |
| 2022年 | 屋外家具コレクション | Pablo Outdoor(アームチェア、ソファ、フットレスト、テーブル) | B&B Italia |
| 2023年 | ポータブルテーブルランプ | Gustave | Flos |
| 年代不詳 | キャビネットシステム | Gliss Master | Molteni&C |
| 年代不詳 | ベッド | Ribbon | Molteni&C |
| 年代不詳 | アームチェア | Elain | Molteni&C |
| 年代不詳 | ソファシステム | Paul / Paul New Eco | Molteni&C |
| 年代不詳 | キッチンシステム | VVD | Molteni&C / Dada |
| 年代不詳 | 屋外家具コレクション | Timeout Collection | Molteni&C |
| 年代不詳 | 屋外家具コレクション | Landmark Collection(Palinfrasca) | Molteni&C |
| 年代不詳 | サイドテーブル | Regent | Molteni&C |
| 年代不詳 | ラグコレクション | Palma / Hedera / Musco | Molteni&C |
| 年代不詳 | 屋外家具コレクション | Portofino | Paola Lenti |
| 年代不詳 | 家具コレクション | August(Hotel August専用デザイン) | Serax |
| 年代不詳 | 水栓金具 | Flora | Fantini |
| 年代不詳 | 水栓金具 | Icona | Fantini |
| 2025年 | 屋外パビリオン | Pavilion V | Kettal |
| 2025年 | ソファシステム | 新作(未発表) | Zanotta |
| 2019年 | ホテル | Hotel August | アントワープ、ベルギー |
| 年代不詳 | 店舗デザイン | Ferragamo Boutique | ミラノ、イタリア |
| 年代不詳 | 店舗デザイン | Alexander Wang Store | ロンドン、イギリス |
| 年代不詳 | 店舗デザイン | The Central: Original Store | バンコク、タイ |
| 年代不詳 | ビーチクラブ | JNĉQUOI Beach Club | コンポルタ、ポルトガル |
| 2016年~ | フラッグシップストア | Palazzo Molteni | ミラノ、イタリア |
| 2024年 | フラッグシップストア | Palazzo Molteni Tokyo | 東京・南青山、日本 |
Reference
- Vincent Van Duysen | Biography - David Village Lighting
- https://www.davidvillagelighting.co.uk/designer/Vincent-Van-Duysen/459
- Designer Vincent Van Duysen - Herman Miller
- https://www.hermanmiller.com/designers/van-duysen/
- Vincent Van Duysen | Belgium Architect + Designer - The Aficionados
- https://theaficionados.com/journal/belgium/architect-vincent-van-duysen
- Vincent Van Duysen, Designer - Archiproducts
- https://www.archiproducts.com/en/designers/vincent-van-duysen
- Vincent Van Duysen - Molteni&C designer
- https://www.molteni.it/us/designer/vincent-van-duysen
- Vincent Van Duysen - B&B Italia
- https://www.bebitalia.com/en-us/vincent-van-duysen
- Vincent Van Duysen | Henry van de Velde Awards
- https://henryvandevelde.be/en/awards/19/vincent-van-duysen
- Vincent Van Duysen | Awards - Official Website
- https://vincentvanduysen.com/press/awards
- Vincent Van Duysen | Perennials and Sutherland
- https://www.perennialsandsutherland.com/story/vincent-van-duysen-2/
- Lamps by Vincent Van Duysen | Flos
- https://flos.com/en/us/designers/vincent-van-duysen.html
- Milan Design Week 2025: An interview with Vincent Van Duysen - Archiproducts
- https://www.archiproducts.com/en/news/milan-design-week-2025-an-interview-with-vincent-van-duysen_104478
- Pablo Outdoor by Vincent Van Duysen - B&B Italia
- https://www.bebitalia.com/en-us/pablo-outdoor-by-vincent-van-duysen
- Giro outdoor seating by Vincent Van Duysen for Kettal - Dezeen Showroom
- https://www.dezeen.com/2023/03/29/giro-outdoor-seating-vincent-van-duysen-kettal-dezeen-showroom/
- Vincent Van Duysen: Timeless Architecture and Design - Marnois
- https://marnois.com/marnois-mag/vincent-van-duysen-architecture-and-design/
- Vincent Van Duysen Works 2009–2018 - Thames & Hudson
- https://thamesandhudson.com/vincent-van-duysen-works-20092018-9780500021644