バイオグラフィー
フィリップ・ニグロは1975年、フランスのニースに生まれた現代デザイナーである。リヨンのラ・マルティニエール校で装飾芸術を学び、その後パリの名門エコール・ブール校でプロダクトデザインおよび家具デザインの学位(DSAA)を取得した。学生時代には、C.ガルデとの共同プロジェクトでシャモン・シュル・ロワールの庭園「Ailleurs」や照明「Flac」(Habitatコンペティション優勝作)を手がけている。
1999年、ニグロはミラノへと渡り、当初3〜6ヶ月の予定でイタリアの巨匠ミケーレ・デ・ルッキのスタジオでインターンシップを開始した。この短期滞在の予定は、彼の才能とデ・ルッキとの相性の良さから12年間に及ぶ協働へと発展する。この期間、ニグロはOlivetti、Poltrona Frau、Artemide、Alias、Caimi、Feg、Listone Giordanoといった名門企業のプロダクトデザイン、家具、照明、インテリアデザイン、イベントデザイン、シーノグラフィーなど、多岐にわたるプロジェクトに参画した。この経験が、彼の多面的なデザインアプローチの基盤を形成することとなる。
2005年以降、ニグロはVIA(フランス家具イノベーション振興協会)の支援を受け、実験的かつ前衛的な家具プロジェクトを展開する。この支援により、棚「Spiral」、モジュラーボックス「Storage-Unit」、ソファ「Intersections」などの革新的なプロトタイプを創作した。2009年には、二重椅子「Twin-Chairs」とテーブル脚「Universal Base(T.U.)」のプロトタイプがパリのポンピドゥー・センターの永久コレクションに収蔵されるという栄誉を得た。
2009年は、ニグロのキャリアにおける転機となった。この年、彼の「Intersections」ソファがLigne Rosetによって「Confluences」として製品化され、Red Dot賞Best of the Best 2009およびYoung & Design コンペティションで優勝を果たしたのである。この作品はFNAC(フランス国立現代美術基金)およびパリ装飾美術館のコレクションにも加えられ、ニグロは国際的なデザイン界で確固たる地位を確立した。以降、Ligne Rosetとの協働は継続し、「T.U.」「Flax」「Passe-passe」「Stripes」「Entailles」「Résille」「Passio」「Cosse」「Phileas」など、数多くの作品を生み出している。
2013年には、ラグジュアリーブランドHermèsから招聘を受け、「Les Nécessaires d'Hermès」と題された12点の家具コレクションを発表した。このコレクションは、ミラノ・サローネ2013においてCircolo Filologicoで披露され、多機能性と洗練されたクラフツマンシップを併せ持つ作品として高い評価を得た。カナレット・ウォールナット、ブラッシュドスチール、カラメルレザー、Hermèsのオリジナルテキスタイルなど、最高級の素材を用いたこのコレクションは、ベンチ、スツール、サイドテーブル、パーティション、コートラックなど、「座る」「収納する」「分ける」という基本的な機能を優雅に実現する家具で構成されていた。
2014年、ニグロはパリで開催された国際家具見本市Maison & Objetにおいて、「Designer of the Year」という最高の栄誉を受賞した。同年、ミラノ・トリエンナーレ・デザイン・ミュージアムの第7回展覧会「Il Design Italiano oltre le Crisi(危機を超えたイタリアンデザイン)」のセノグラフィーを担当するという重要な委託も受けた。2015年には、ミラノ・サローネにおいてLexus(日本の自動車メーカー)のスタンド・デザインを手がけ、ブランド体験空間のデザインにおける新たな地平を切り開いた。
2018年、ニグロはフランス文化省所管のMobilier National(フランス国立家具公社)によって選出され、実験的な作品の研究・デザインを委託された。この栄誉は、フランス国家が認める卓越したデザイナーにのみ与えられるものであり、ニグロの創造性と技術革新への貢献が国家レベルで評価されたことを意味する。この委託により、Ligne Rosetとの共同プロジェクトとして「Hémicycle」チェアが誕生し、公共空間と家庭空間の両方で使用可能な革新的な座具として完成した。
現在、ニグロはパリとミラノを拠点に活動し、フランス文化とイタリア文化の双方を体現するデザイナーとして、家具、照明、空間デザインの各分野で活躍を続けている。彼のクライアントリストには、Ligne Roset、Hermès、Gebruder Thonet Vienna、Zanotta、De Padova、Wittmann、DCW Éditions、Novamobili、Marsotto Edizioni、Foscarini、Venini、Baccarat、Moleskine、Driade、Rado、Lexusといった一流ブランドが名を連ねている。
デザインの思想とアプローチ
フィリップ・ニグロのデザイン哲学の核心は、「機能性と快適性を最優先しながらも、そこに詩的な美しさと驚きの要素を織り込む」という信念にある。彼は2019年のインタビューで次のように語っている。「デザイナーの仕事は、企業を理解し、それに適応し、その時点で企業が必要とするオブジェクトを提案することです。快適性は常に最優先事項です。しかし、常に似たようなものを作ることが目的ではありません。むしろ、毎回異なるデザインを生み出すことのほうがはるかに刺激的なのです。」
ニグロのデザインアプローチは、綿密な市場調査とクライアントのサヴォアフェール(職人技)に対する深い敬意によって特徴づけられる。彼は大規模プレミアムブランドから地元の職人まで、規模の異なるプロジェクトを手がけ、それぞれの文脈に応じた最適なデザインソリューションを提供する。「オブジェクトには、使用者にとってより興味深いものにする一つの機能が存在し得ます。コレクションの背後にある主要なアイデアは、オブジェクトの中に驚きの要素を含めることでした」と、Hermèsコレクションについて語っている。
交差と連結のテーマ
ニグロのデザイン言語において最も特徴的なのは、「交差(intersection)」「連結(interlocking)」「組み合わせ(combination)」という一貫したテーマである。この概念は、彼の代表作「Confluences」ソファ(2009)、「Inséparables」スツール・テーブル(2010)、「Passio」ソファ(2011)など、数多くの作品に体現されている。
「Confluences」において、ニグロは次のような問いを投げかけた。「どうすれば、最大多数の使用者の要求を満たすソファをデザインできるだろうか?人々は異なる体格を持ち、異なる趣味を持っている。Confluencesソファはそれらすべてを統合します。なぜなら、それは多様性からインスピレーションを得ているからです。」この哲学的アプローチにより、異なる座面の深さと背もたれの高さを持つモジュラー要素がパズルのように組み合わさり、各使用者に最適な快適性を提供する革新的なソファシステムが誕生した。
構造の可視化
ニグロのもう一つの重要なデザイン原則は、通常は隠蔽される家具の構造を美的要素として前面に押し出すという手法である。「Flax」アームチェアでは、曲線を描くウォールナット材の細長い板が構造体として露出し、それ自体が主要な美的属性となっている。「Passio」ソファでは、パッシベーション処理されたステンレススチールワイヤーが垂直線と水平線で交差し、二つの接合点で魅力的な織物効果を生み出している。
Zanottaのために手がけた「Louise」アームチェア(2018年Archiproducts Design Awards家具部門受賞)では、この原則が最も洗練された形で実現されている。わずか数個の構造部品——座面と背もたれのクッション、そして8つの構造要素のみ——に分解されたこの椅子は、極めて細身でミニマルな要素が最小限の無垢ビーチ材から抽出されるように設計されており、エンジニアリングの成功であるだけでなく、素材の保全と持続可能性における巧みで優雅な達成となっている。
素材と技術への探究
ニグロは、新しい素材と生産技術に対する実験精神でも知られている。Hermèsのプロジェクトでは、カナレット・ウォールナット、ブラッシュドステンレススチール、ブルカーフレザーといった高級素材の特性を最大限に活かした。Ligne Rosetとの協働では、高弾性Bultexフォーム、アノダイズドアルミニウム、多層パネルなど、最新の家具製造技術を駆使している。
DCW Éditionsのために手がけた照明デザイン「Respiro」シリーズ(2015)では、アノダイズドアルミニウムを開いた本のように加工し、金色のページから柔らかな光が放たれる詩的な造形を実現した。「Poudrier」ウォールランプ(2023)では、パウダーケースからインスピレーションを得て、真鍮製のフラップが可動式の鏡として機能する革新的な構造を開発している。
空間と展示のデザイン
ニグロのデザイン活動は、プロダクトデザインに留まらず、空間デザインと展示デザインにも及んでいる。2014年のミラノ・トリエンナーレ・デザイン・ミュージアム第7回展の舞台装置、2015年ミラノ・サローネにおけるLexusのスタンド・デザイン、ヴォージュ広場(パリ)での「Ultralin」インスタレーション、ミラノでの「Sololino」など、European Linen and Hemp Confederationのための一連のプロジェクトを手がけてきた。
これらのプロジェクトにおいて、ニグロは物理的なオブジェクトを超えて、空間全体の体験をデザインするという視点を示している。彼の言葉を借りれば、「デザイナーの仕事は、オブジェクトだけでなく、空間や建築にも関連する、より広い概念を創造するためにグローバルに考えることです。」
作品の特徴
フィリップ・ニグロの作品を特徴づける造形言語は、一貫性を保ちながらも多様性に富んでいる。彼のデザインは、形態、色彩、素材、機能の各側面において独自のシグネチャーを持ちながら、それぞれが異なる個性を表現している。
有機的かつ彫刻的な造形
ニグロの家具デザインは、柔らかく包み込むような曲線と彫刻的な立体感によって特徴づけられる。「Cosse」ソファ(2014)は、まるで石鹸のように丸みを帯びたエッジを持ち、「柔らかく迎え入れる輪郭、繊細で包み込むような形態が、細い天然木の構造に支えられて地面の上に浮いている」とニグロ自身が表現している。座面の曲線的な前縁は、うねる肘掛けへと移行し、高く丸みを帯びた背もたれへと接続する流動的な造形である。
Gebruder Thonet Vienna(GTV)のために手がけた「Beaulieu」チェア(2018)では、構造の曲線が出会い、重なり合う様子が特徴的である。1906年にThonetが初めて使用した角型断面の曲げ木を用いて、露出した構造が張地の座面を包み込む優雅な形態を実現している。「Promenade」コレクション(2018)においても、オットー・ワーグナーによる1906年のThonetデザインからインスピレーションを得て、カナレット・ウォールナット材のフレームがクッションを包み込む洗練された構造を創出している。
視覚的な軽やかさとバランス
実質的な快適性を提供しながらも、視覚的な軽やかさと絶妙なバランスを実現することは、ニグロのデザインにおける重要な要素である。「Pilotis」コレクション(De Padova)では、細い脚部(pilotis=高床式建築の柱)によって本体が地面から浮き上がるような印象を与えている。「Louise」アームチェアでは、極めて細身の構造要素が交互に配置され、実と虚の交代が視覚的な動きと軽快さを生み出している。
照明デザインにおいても同様の原則が適用されている。「Respiro」シリーズは、その名(イタリア語で「呼吸」を意味する)が示すように、軽やかさ、優しさ、共にいたいという欲求を表現している。アノダイズドアルミニウムの薄いプレートが開いた本のページのように展開し、柔らかな光を放つ詩的な造形は、重量感を感じさせない浮遊感を実現している。
多機能性と隠された機能
ニグロのデザインにおける特筆すべき特徴は、多機能性と巧みに隠された付加機能である。Hermèsの「Les Nécessaires d'Hermès」コレクションでは、この原則が最も明確に表現されている。「Cheval-D'Arçons」ベンチは、一見シンプルな馬の鞍型のベンチに見えるが、回転式の引き出しが巧妙に内蔵されている。「Carrés d'assise」スツールは、90cm×90cmという寸法がHermèsの象徴的なシルクスカーフ(フラール)のサイズと完全に一致するという遊び心あるディテールを持つ。
1.9mの高さを持つ「Valet(衣装だんす)」は、ウォールナット材で覆われたスチール製で、頑丈なレザーのアクセサリートレイと鏡を備えているが、その背面は回転式の鏡となっており、Essential bullcalfレザーで装飾されている。「Coffre à Lutrin(書見台付きチェスト)」は、3つのパーツで構成され、調整可能な書見台、引き出しタブ、ハンドルを備え、読書資料やコンピューターを整理するための無数のポケットを内蔵している。これらの隠された機能は、日常に魔法のような驚きをもたらすとニグロは説明している。
色彩への大胆なアプローチ
ニグロは、色彩を戦略的に使用するデザイナーである。「Confluences」では、27種類の色彩組み合わせを提案し、鮮やかな原色から落ち着いたトーンまで、多様なカラーパレットを展開している。単色の解釈も可能だが、多色バージョンでは、DIVINA、ALCANTARA、TOPAS、PAUSE、SUDDEN、CODA、CURL、PUREといった高級ファブリックを用いた大胆な色彩の組み合わせが特徴的である。
「Phileas」ソファ(2019)では、垂直キルティングのデザインに、オリエント急行の豪華なバンケットから英国紳士クラブの静謐なラウンジまで、幅広いノスタルジックな参照を込めている。ベルベット、レザー、マイクロファイバー、ウールファブリックなど、多様な張地素材が用意され、それぞれが異なる質感と色彩表現を可能にしている。DCW Éditionsの照明では、ブラック/ゴールド、ゴールド/ゴールド、ホワイト/ゴールドという洗練された金属仕上げの組み合わせが採用されている。
時代を超越したモダニティ
ニグロのデザインは、contemporary(現代的)でありながらtimeless(時代を超越した)という稀有な資質を持っている。彼自身、トレンドに追随することを避け、新しいものを創造することに関心があると明言している。「正直に言えば、私はトレンドには特に興味がなく、トレンディになりたくもありません。私は新しいものを創造したいのです」と2019年のインタビューで語っている。
この姿勢は、彼の作品が一時的な流行に左右されず、長期にわたって愛され続ける理由である。「Confluences」は2009年の発表から15年以上が経過した今でもLigne Rosetのベストセラーであり続けている。「Hermès Les Nécessaires」コレクションは、1920年代のJean-Michel Frankのデザインへのオマージュを含みながらも、distinctly modern(明確に現代的)な感性を保持している。これらの作品は、歴史的文脈を理解しながらも、それを現代の言語で再解釈する能力を示している。
主な代表作とその特徴
Confluences ソファシステム(2009年、Ligne Roset)
フィリップ・ニグロの国際的なキャリアを決定づけた作品が、2009年に発表された「Confluences」である。このモジュラーソファシステムは、人体工学的な問題——すなわち、異なる体格と嗜好を持つ多様な使用者すべてに快適性を提供するという課題——に対する革新的な解答として構想された。
ニグロの独創的なアプローチは、単一のソファ上で様々な座面の深さと背もたれの高さを提供することであった。これは形態上の調和を保ちながら異なる比率を機能させるという困難な課題を伴ったが、ニグロはパズルのように組み合わさる非対称の要素を創造することで、この課題を解決した。各ピースは独立した快適性を提供しながら、他のピースと接続することで無限の組み合わせを可能にする。
構造面では、3層のクロスパネルとマルチプライパネルによる座面、メタルメッシュによる背もたれのサスペンション、ポリウレタンBultexフォームとポリエステルキルティングによるクッション、という高度な技術が用いられている。非対称のサイドテーブル(肘掛けとしても機能)と、ピュアダウン詰めのランバークッションが、更なる適応性と使用の自由度を提供する。
このデザインは、Red Dot賞Best of the Best 2009、Young & Design コンペティション優勝という栄誉を獲得し、FNAC(フランス国立現代美術基金)およびパリ装飾美術館のコレクションに収蔵された。ニグロは後に次のように語っている。「Ligne Rosetは間違いなく、私が最も強く結びついている企業です。Confluencesソファは、デザイン界で大きな注目を集めた私の最初の作品であり、本当に私のキャリアをスタートさせてくれました。」
Les Nécessaires d'Hermès コレクション(2013年、Hermès)
2013年、ニグロはラグジュアリーブランドHermèsから委託を受け、「Les Nécessaires d'Hermès」と題された12点の家具コレクションを創作した。この招聘は、ニグロがプロダクトデザイナーとしてだけでなく、ラグジュアリーブランドの美学とクラフツマンシップを理解する稀有な才能を持つ創造者として認識されたことを意味する。
ニグロはプロジェクトの準備として、Hermèsの一世紀にわたるアーカイブに没頭し、1920年代にインテリアデザイナーJean-Michel FrankがHermèsのレザーで家具を覆った歴史的プロジェクトなどを研究した。コレクションの名称「Nécessaires(必需品)」は、座る、収納する、分けるという家具の基本的機能を表現している。
しかし、これらの「必需品」は決して平凡ではない。各ピースは、カナレット・ウォールナット、ブラッシュドスチール、キャラメルレザー、そしてHermèsのオリジナルテキスタイルという最高級素材で製作され、伝統的な高級家具製造と室内装飾の技法が駆使されている。コンパクトな寸法と巧妙な多機能性が特徴で、ニグロ自身の言葉を借りれば、「巨大なスター家具を創造することではなく、あらゆる家のインテリアの中で容易に移動できるものを創造することが目的でした。」
コレクションには以下の作品が含まれる。「Cheval-D'Arçons」ベンチ(回転式引き出し内蔵)、「Carrés d'assise」スクエアスツール(Hermèsスカーフと同じ90cm×90cmの寸法)、回転式引き出し付きスタッキング可能なサイドテーブル、非対称フレームを持つ装飾スクリーン、レザートレイと鏡を備えた1.9mの高さのValet、隠しコンパートメント付きの多目的レザーチェストなど。ミラノ・サローネ2013での展示では、7つの家型構造物(すべてピロティ上に高床化)の中に、これらの家具がどのように実際の家庭空間で機能するかが示された。
Twin-Chairs および Universal Base / T.U.(2009年、VIA / Ligne Roset)
VIA(フランス家具イノベーション振興協会)の支援を受けて開発された「Twin-Chairs」と「Universal Base」(後にLigne Rosetによって「T.U.」として製品化)は、ニグロの実験的デザインアプローチを代表する作品である。両作品は2009年にパリのポンピドゥー・センターの永久コレクションに収蔵されるという栄誉を獲得した。
「Twin-Chairs」は、その名が示すように二つの椅子が一つの形態を成す革新的なコンセプトである。二つの異なる素材で作られた椅子が、互いの上にシームレスに重なり合い、新しい形態を創出する。この作品は、ニグロが長年探究してきた「交差」「連結」「組み合わせ」というテーマの純粋な表現であり、家具が静的なオブジェクトではなく、相互作用する要素の動的な組み合わせであるという概念を視覚化している。
「T.U.(Tréteau / Universal base)」は、様々なテーブルトップと組み合わせることができる万能テーブル脚システムである。この作品もまた、柔軟性と適応性というニグロのデザイン哲学を体現している。単一の解決策を押し付けるのではなく、使用者が自らの用途とスペースに応じてカスタマイズできるシステムを提供するというアプローチは、現代のモジュラー家具デザインの先駆けとなった。
Respiro 照明シリーズ(2015年、DCW Éditions)
照明デザインの分野において、ニグロの「Respiro」シリーズは、光と形態の詩的な融合を実現した傑作である。「Respiro」(イタリア語で「呼吸」を意味する)というタイトルは、この照明が持つ本質的な性格——軽やかさ、優しさ、人々が共にいたいという欲求、物語を共有すること、世界を変えること——を表現している。
アノダイズドアルミニウムで製作された本体は、開いた本のページのような形態を持ち、金色の表面から柔らかく温かみのある光を放射する。ペンダントライトは900mmと1200mmの2サイズで展開され、ブラック/ゴールド、ゴールド/ゴールド、ホワイト/ゴールドという3つの洗練された仕上げが用意されている。統合LED光源は3400ルーメン(34W)という効率的な照明を提供し、TRIACディマーによる調光も可能である。
ウォールランプバージョンは、より小型のサイズ(Mサイズ: 幅23cm、Lサイズ: 幅28.9cm)で展開され、ダイニングテーブル、作業台、ベッドサイドなど、様々な空間に友好的な雰囲気を創出する。ニグロは、この照明について次のように語っている。「世界中で、光は時間と共に進化します。ろうそくの柔らかく安心感のある光から、冷蔵庫のLEDの生々しい明るさまで。Respiroは、あなたにとって良い光です。何のために?すべてのために!」
Poudrier ウォールランプ(2023年、DCW Éditions)
「Poudrier」は、女性用パウダーケースまたは宝石箱からインスピレーションを得た独創的なウォールランプである。開閉という機械的動作が、このオブジェクトを親しみやすく、すぐに理解できるものにしている。厚いガラスパネルを通して光が拡散され、その奥行き全体に柔らかな照明を提供する。
内部には、磨かれた真鍮製のフラップが可視ヒンジによって回転式の鏡として機能する。照明は、ディマーではなく、開閉するシャッターによって手動で調整される。この独創的な機構により、使用者は望む光の強度に応じてフラップを開閉し、自分自身を受け入れる時間を与えることができる。
もともとバスルーム用に設計されたが、Poudrierは廊下や玄関でも使用可能である。スチールとガラスで製作され、金色の仕上げが施されたこのランプは、直径17.3cm、高さ2.1cmというコンパクトな寸法ながら、統合LED(2700K、800ルーメン)によって十分な照明を提供する。IP44の防水等級により、湿気の多い空間でも安心して使用できる。
Louise アームチェア(2018年、Zanotta)
Zanottaのために手がけた「Louise」アームチェアは、ニグロの構造デザインに対する深い理解と、素材効率への配慮を示す傑作である。2018年のArchiproducts Design Awards家具部門で最優秀賞を受賞したこの椅子は、極限まで単純化された構造によって、驚くべき視覚的軽やかさと堅牢性を両立させている。
Louiseは、クッション付きの座面と背もたれ(取り外し可能な張地)、そしてわずか8つの構造パーツのみで構成されている。極めて細身でミニマルなこれらの要素は、最小限の無垢ビーチ材から抽出されるように設計されており、エンジニアリングの成功であるだけでなく、素材の保全と持続可能性における巧みで優雅な達成となっている。
構造部材の交互配置により、実と虚の交代が光学的効果を生み出し、構造要素の交差と重なりが、あたかも動いているかのような視覚的なシルエットを浮かび上がらせる。無垢ビーチ材のフレームは、ブラックまたはバーガンディの2色のラッカー仕上げで提供され、座面と背もたれはポプラ合板にポリウレタン張地を施している。この極限まで削ぎ落とされたデザインこそ、ニグロの「less is more(少ないことは豊かなこと)」という哲学の具現化である。
Promenade および Beaulieu(2018年、Gebruder Thonet Vienna)
Gebruder Thonet Vienna(GTV)との協働により誕生した「Promenade」コレクションおよび「Beaulieu」チェアは、歴史的なThonetの遺産と現代デザインの対話を体現している。これらの作品は、1906年にオットー・ワーグナーがThonetのために最初に使用した角型断面の曲げ木技術を再解釈したものである。
「Promenade」ファミリーでは、伝統的な丸型断面ではなく角型断面の木材を使用し、露出した構造が快適なクッションを包み込む形態を創出している。カナレット・ウォールナット材のフレームがポリエステルとダウンのクッションを抱擁し、背面にはウィーン藁(Viennese straw)または同じ張地のパネルで装飾されている。この椅子は、精巧で可視的な木製構造により、部屋の中央に展示するのに理想的な、時代を超越した優雅さと魅力を持つマスターピースである。
「Beaulieu」チェアと小型アームチェアは、構造の曲線が出会い、重なり合う特徴的な造形によって識別される。曲げブナ材を用いた現代的な精神を持つこの作品は、調和的に輪郭づけられた背もたれと肘掛けにおける曲線の出会いが特徴である。合板座面バージョンとクッション付き座面バージョンが用意され、Thonetの伝統的な職人技と現代的な快適性を融合させている。
Phileas ソファ(2019年、Ligne Roset)
2019年のimm cologneで発表された「Phileas」ソファコレクションは、ニグロとLigne Rosetの10年にわたる協働関係における最新の成果である。このコレクションは、オリエント急行の豪華なバンケットから英国紳士クラブの静謐なラウンジまで、幅広いノスタルジックな参照からインスピレーションを得た垂直キルティングが特徴である。
ニグロはこのプロジェクトについて次のように説明している。「3年前、レトロルックがまだ勢いを増し始めたばかりの頃、Phileasの作業を開始しました。Phileasがこの時代のために作られたかのように見えることが、残念なことなのか、良いことなのかわかりません。しかし正直に言えば、私はトレンドには特に興味がなく、トレンディになりたくもありません。私は新しいものを創造したいのです。」
Phileasの特徴は、Ligne Rosetが通常実現する1970年代の低いソファとは異なり、より高い座面高を持つことである。これは高齢の使用者にもアピールする設計であり、同時にすべてのLigne Rosetの作品、非常に低いモデルを含めて、調和する完璧にマッチしたコレクションとなっている。ウォールナット材の脚またはブラックもしくはブロンズ仕上げのスチール脚が選択可能で、レザー、ベルベット、マイクロファイバー、ウールファブリックなど、多様な張地素材が用意されている。
快適性は常に最優先事項であり、Ligne Rosetのフォーム素材に関する広範なノウハウが、この作品にも活かされている。Phileasは、アヴァンギャルドなモダニティと1950年代の椅子のノスタルジアを結びつける時間の旅を提供し、驚くべき現代的アイデンティティを持ちながら、遠い記憶と歴史の一部を優しく撫でるソファとなっている。
Hémicycle チェア(2018年、Ligne Roset × Mobilier National)
「Hémicycle」チェアは、Ligne RosetとMobilier National(フランス国立家具公社)のパートナーシップから生まれた最新作の一つである。このプロジェクトは、ニグロが2018年にフランス文化省所管のMobilier Nationalによって選出され、実験的な作品の研究・デザインを委託されたことから始まった。
Hémicycleは、家庭空間と公共空間の両方で使用可能な汎用性を持つチェアとして設計された。「Hémicycle(半円形)」という名称は、おそらくその座面または背もたれの形態的特徴を示唆している。Mobilier Nationalの委託という性格上、この椅子は高い耐久性と快適性を維持しながら、公的機関での使用に適した格調高いデザインが求められた。
この作品は、ニグロがフランス国家から認められた卓越したデザイナーであることの証であり、同時に彼のデザインが個人住宅から公共建築まで、多様な文脈において機能する普遍性を持つことを示している。Ligne Rosetの製造技術とMobilier Nationalの品質基準が融合したこのプロジェクトは、現代フランスデザインの新たな基準を提示している。
功績と業績
主要な賞と栄誉
- 1996年
- Habitatコンペティション優勝(照明「Flac」、C.ガルデとの共同プロジェクト)
- 2005年以降
- VIA(フランス家具イノベーション振興協会)による継続的支援——「Spiral」「Storage-Unit」「Intersections」「Twin-Chairs」「Universal Base」などの実験的プロジェクトへの助成
- 2008年
- 「Autogrill」レストランコンペティション第2位(M.ビッフィとの共同)
- 2009年
- Red Dot賞 Best of the Best(Confluencesソファ、Ligne Roset)
- Young & Designコンペティション優勝(Confluencesソファ)
- FNAC(フランス国立現代美術基金)コレクション収蔵(Confluencesソファ)
- パリ装飾美術館コレクション収蔵(Confluencesソファ)
- ポンピドゥー・センター永久コレクション収蔵(Twin-ChairsおよびT.U.)
- 2012年
- Interior Innovation Award Cologne: "Best of the Best"(Cuts テーブル、Ligne Roset)
- 2014年
- Maison & Objet Designer of the Year——パリで開催される国際家具見本市における最高の栄誉
- ミラノ・トリエンナーレ・デザイン・ミュージアム第7回展のセノグラフィー委託
- 2018年
- Archiproducts Design Awards 家具部門最優秀賞(Louiseアームチェア、Zanotta)
- Mobilier National(フランス文化省所管)による選出——実験的作品の研究・デザイン委託
主要な展覧会とインスタレーション
- 2010年
- INTERNI Think Tank展 参加(Think Station for De Castelli)
- 2013年
- Hermès「Les Nécessaires d'Hermès」コレクション展示(ミラノ・サローネ、Circolo Filologico)
- 2014年
- ミラノ・トリエンナーレ・デザイン・ミュージアム第7回展「Il Design Italiano oltre le Crisi(危機を超えたイタリアンデザイン)」セノグラフィー
- 2015年
- Lexusスタンド・デザイン(ミラノ・サローネ)
- 「Ultralin」インスタレーション(パリ、Place des Vosges、European Linen and Hemp Confederation)
- 「Sololino」インスタレーション(ミラノ、European Linen and Hemp Confederation)
主要コラボレーションブランド
フィリップ・ニグロは、ヨーロッパおよび世界の一流ブランドと長期的な協働関係を築いている。以下は主要なパートナーブランドである。
- 家具メーカー
- Ligne Roset(フランス)——2009年から継続的な協働、10点以上の製品
- Hermès Maison(フランス)——2013年「Les Nécessaires」コレクション
- Gebruder Thonet Vienna / GTV(オーストリア)——「Promenade」「Beaulieu」コレクション
- Zanotta(イタリア)——「Louise」アームチェア
- De Padova(イタリア)——「Pilotis」コレクション、「Albereta」アームチェア
- Wittmann(オーストリア)——アップホルスタリーコレクション
- Novamobili(イタリア)——「Tape」ベッド、「Pontile」シェルフ、「Belt」サイドボード
- Serralunga(イタリア)——「Canisse」アウトドアソファ
- Nube Italia(イタリア)——「Vertigo」ソファほか
- Skitsch(イタリア)——「Triangolazione」テーブル、「Squilibri」シェルフ、「BuildUp」子供用家具
- Sintesi(イタリア)——「Cross-Unit」収納
- Et al——「Shade」メタルチェアファミリー
- Brdr. Krüger(デンマーク)
- 照明メーカー
- DCW Éditions(フランス)——「Respiro」シリーズ、「Poudrier」ウォールランプ
- Foscarini(イタリア)——「Nuage」ランプ
- Artemide(イタリア)——Michele De Lucchiとの共同プロジェクト
- Artuce(フランス)——「Noctiluque」アウトドアランプ
- 素材・仕上げメーカー
- Marsotto Edizioni(イタリア)——大理石家具「Rendez Vous」シリーズ
- Piba Marmi(イタリア)——「Saturnina」ライン
- Glas Italia(イタリア)——「Nu」ミラー
- Venini(イタリア)——ガラス製品
- Lithea(イタリア)——「Imbrex」3次元壁装材(地中海の屋根瓦からインスピレーション)
- Lea Ceramiche(イタリア)——「Filigrane」磁器タイル(大理石の再解釈)
- De Castelli(イタリア)——「Think Station」
- その他のブランド
- Baccarat(フランス)——クリスタル製品
- Moleskine(イタリア)——文房具・アクセサリー
- Driade(イタリア)
- Rado(スイス)——時計
- Lexus(日本)——展示空間デザイン
- Barilla(イタリア)
- Pernod-Ricard(フランス)
評価と後世への影響
フィリップ・ニグロは、21世紀の現代デザイン界において、機能性と詩的表現の融合を体現するデザイナーとして高く評価されている。2014年のMaison & Objet Designer of the Year受賞は、彼が単なる有能なデザイナーではなく、業界をリードする創造者であることを国際的に認知させる契機となった。
デザイン界における位置づけ
ニグロは、Michele De Lucchiという20世紀後半の巨匠の下で研鑽を積んだ世代を代表するデザイナーの一人である。De Lucchiから学んだ厳格なデザインメソドロジーと、フランス人としての感性、そしてイタリアでの長期滞在によって培われた職人的アプローチの融合が、彼の独自のデザイン言語を形成している。
彼の作品は、モダニズムの機能主義的伝統を継承しながらも、より人間的で感情的な要素を取り入れている点で特徴的である。「Confluences」における「多様な身体と嗜好を持つ人々すべてに快適性を提供する」という民主的アプローチや、「Hermès Les Nécessaires」における「驚きと魔法」の追求は、デザインが単なる問題解決ではなく、人間の経験を豊かにする手段であるという信念を示している。
フランスとイタリアの橋渡し
ニグロの重要な貢献の一つは、フランスとイタリアのデザイン文化を橋渡しする存在として機能していることである。フランスのエコール・ブールで教育を受け、イタリアのミラノで12年間デ・ルッキの下で実務経験を積んだ彼は、両国の美学と製造哲学を深く理解している。
フランスの洗練された知性とエレガンス、イタリアの職人技と素材への敬意——これらの要素が彼の作品に自然に融合している。Ligne Rosetとの長期的な協働関係は、フランスの家具産業における革新性と品質への追求を体現し、一方でZanotta、De Padova、GTVなどイタリアの名門ブランドとのプロジェクトは、伝統的な製造技術と現代デザインの対話を実現している。
持続可能性への貢献
ニグロのデザインアプローチは、現代の持続可能性の課題にも応答している。「Louise」アームチェアにおける素材効率の追求——最小限の木材から最大限の構造的堅牢性を抽出する——は、持続可能な製造の模範である。彼の多機能家具は、より少ない家具でより多くの機能を提供することで、過剰消費を抑制する。
また、彼の作品の多くが時代を超越した美学を持つことも、重要な持続可能性の要素である。Confluencesが15年以上にわたって生産され続け、Hermèsコレクションが今なお現代的な魅力を保っていることは、トレンドに左右されない真のデザインが、結果的に最も環境に優しい選択肢であることを証明している。
次世代デザイナーへの影響
ニグロの作品とキャリアは、若い世代のデザイナーにいくつかの重要な教訓を提供している。第一に、長期的なブランドとの協働関係の価値である。Ligne Rosetとの10年以上にわたる協働は、相互理解と信頼に基づいた創造的パートナーシップが、いかに継続的なイノベーションを生み出すかを示している。
第二に、多様な分野での活動の重要性である。ニグロは家具デザイナーとして出発しながらも、照明、空間デザイン、展示デザイン、さらにはクリスタル、陶磁器、テキスタイルといった素材分野にまで活動を広げている。この多面的アプローチが、彼のデザイン言語に豊かさと深みをもたらしている。
第三に、トレンドに追随しない勇気である。「私はトレンドには特に興味がなく、トレンディになりたくもありません。私は新しいものを創造したいのです」という彼の言葉は、真のイノベーションが流行の模倣ではなく、独自の視点から生まれることを示している。
批評家の評価
デザイン批評家は、ニグロの作品を「洗練されていながらも時に遊び心があり、しかし常にエレガント」と評している。2014年のDesigner of the Year受賞時、審査委員会は「機能性を核心に置きながらも、作品にひねりを加える能力」を特に高く評価した。
建築・デザイン専門誌STYLEPARKは、Phileasソファについて「フィリップ・ニグロは常に機能性をデザイン実践の中心に置いています。しかしフランスのクリエイティブ・プロフェッショナルは、彼の作品にひねりを加える方法を知っています。時に洗練され、時にほぼ遊び心があり、しかし常にエレガントです」と評している。
Dezeen誌は、Cosseソファのレビューで「自由に流れる形態」「シリーズ生産の制約の習得と、最適化された技術および素材との協働」を賞賛し、ニグロが工業生産の現実的制約の中で詩的な造形を実現する稀有な能力を持つことを指摘している。
文化的・産業的影響
ニグロの最も重要な貢献の一つは、ラグジュアリーブランドと現代デザインの交差点における新たな可能性を示したことである。Hermèsとのプロジェクトは、ファッション・ラグジュアリーブランドが家具分野において、単なるライセンシング・ビジネスを超えた真正な創造性を発揮できることを証明した。
また、VIAの支援を受けた実験的プロジェクトがポンピドゥー・センターのコレクションに収蔵され、その後商業製品として成功を収めるという経路は、公的支援と商業的成功の好循環のモデルケースとなっている。これは、国家による文化的・産業的支援が、いかに革新的なデザインを育成し、最終的に産業全体の競争力を高めるかを示している。
現在、ニグロは40代後半を迎え、デザイナーとして成熟期に入っている。彼のこれまでの実績は、今後さらに大きな文化的影響力を持つプロジェクトへと発展する基盤となるであろう。フランスとイタリアのデザイン界を結ぶ橋として、また機能性と詩的表現の融合を追求する創造者として、フィリップ・ニグロは21世紀のデザイン史において重要な位置を占め続けることは疑いない。
Reference
- Philippe Nigro Biography, furniture and design objects | Casati Gallery
- https://www.casatigallery.com/designers/philippe-nigro/
- Philippe Nigro - Designer Biography and Price History on 1stDibs
- https://www.1stdibs.com/creators/philippe-nigro/
- Philippe Nigro, Designer | Archiproducts
- https://www.archiproducts.com/en/designers/philippe-nigro
- Philippe Nigro Design - Designer | dedece
- http://dedece.com/designers/philippe-nigro-design
- Michele De Lucchi & Philippe Nigro: Biography and Works | Poltrona Frau
- https://www.poltronafrau.com/en/designer/michele-de-lucchi-philippe-nigro
- Philippe Nigro | twentytwentyone
- https://www.twentytwentyone.com/collections/designers-philippe-nigro
- Philippe Nigro Ligne Roset Designer
- https://www.ligne-roset.com/en/designers/philippe-nigro
- Philippe Nigro - designer profile | STYLEPARK
- https://www.stylepark.com/en/designer/philippe-nigro
- Philippe Nigro - Wittmann
- https://www.wittmann.at/en/designer/philippe-nigro
- Designer marble furnishings Philippe Nigro | Marsotto Edizioni
- https://www.edizioni.marsotto.com/en/designers/829/philippe-nigro
- les necessaires d'Hermes by philippe nigro | Designboom
- https://www.designboom.com/design/les-necessaires-dhermes-by-philippe-nigro/
- Les Nécessaires d'Hermès collection by Philippe Nigro | Wallpaper
- https://www.wallpaper.com/design/les-ncessaires-dherms-collection-by-philippe-nigro
- Philippe Nigro: Necessary Luxe | W Magazine
- https://www.wmagazine.com/story/philippe-nigro-hermes-maison
- Confluences by Philippe Nigro | Dezeen
- https://www.dezeen.com/2009/01/25/confluences-by-philippe-nigro/
- Cuts table by Philippe Nigro for Ligne Roset | Dezeen
- https://www.dezeen.com/2013/02/22/cuts-table-by-philippe-nigro-for-ligne-roset/
- Philippe Nigro designs curvaceous sofa for Ligne Roset | Dezeen
- https://www.dezeen.com/2014/01/16/philippe-nigro-designs-curvaceous-sofa-for-ligne-roset/
- Polsterharmonie: "Phileas" by Philippe Nigro for Ligne Roset | STYLEPARK
- https://www.stylepark.com/en/news/philippe-nigro-ligne-roset-imm-cologne-phileas
- Passio. Philippe nigro for ligne roset | DesignApplause
- https://objects.designapplause.com/2014/passio-philippe-nigro/34475/
- Philippe Nigro - Italian Design Contract
- https://www.italiandesigncontract.com/en/designers/philippe-nigro/
- Zanotta's Louise by Philippe Nigro wins top prize at Archiproducts Design Awards 2018 | Zanotta
- https://www.zanotta.com/en-us/magazine/awards/milano-zanotta-s-louise-by-philippe-nigro-wins-top-prize-at-archiproducts-design-awards-2018
- Chaise Twin chairs - Centre Pompidou
- https://www.centrepompidou.fr/en/ressources/oeuvre/cAbg9KL
- POUDRIER - Wall lights from DCW éditions | Architonic
- https://www.architonic.com/en/p/poudrier-20747517/
- RESPIRO of Philippe Nigro DCW éditions Paris | Lumitop
- https://www.lumitop.com/en/72-respiro-of-phlippe-niro-dcw-editions-paris
- Philippe Nigro - Nedgis Lighting
- https://www.nedgis.com/en/designers/philippe-nigro
- Philippe Nigro - Domus
- https://www.domusweb.it/en/news/2014/02/03/philippe_nigro.html
作品一覧
| 年月 | 区分 | 作品名 | ブランド |
|---|---|---|---|
| 1996年 | 庭園 | Ailleurs | Chaumont-sur-Loire(C.ガルデとの共同) |
| 1996年 | 照明 | Flac | Habitat(C.ガルデとの共同、コンペティション優勝作) |
| 2005年 | 家具 | Vertigo Sofa | Nube Italia |
| 2005年以降 | 収納 | Spiral Shelf | VIA(実験プロジェクト) |
| 2005年以降 | 収納 | Storage-Unit | VIA(実験プロジェクト) |
| 2005年以降 | ソファ | Intersections Sofa | VIA(実験プロジェクト、後にConfluencesとして製品化) |
| 2008年 | 収納 | Cross-Unit | Sintesi |
| 2009年 | 椅子 | Twin-Chairs | VIA / Centre Pompidou Collection |
| 2009年 | テーブル脚 | T.U. (Tréteau / Universal Base) | Ligne Roset / Centre Pompidou Collection |
| 2009年 | ソファ | Confluences | Ligne Roset |
| 2009年 | テーブル | Triangolazione Tables | Skitsch |
| 2010年 | スツール/テーブル | Inséparables | Ligne Roset |
| 2010年 | 家具 | Think Station | De Castelli(INTERNI Think Tank展) |
| 2010年 | 椅子 | Passe-passe | Ligne Roset |
| 2011年 | ソファ | Passio | Ligne Roset |
| 2011年 | ソファ | Résille | Ligne Roset |
| 2011年 | ソファ | Entailles | Ligne Roset |
| 2011年 | ソファ | Canisse (Outdoor Sofa) | Serralunga |
| 2011年 | 収納 | Cuts Shelving | Ligne Roset |
| 2011年 | 照明 | Noctiluque (Outdoor Lamp) | Artuce |
| 2012年 | アームチェア | Flax Armchair | Ligne Roset |
| 2013年 | テーブル | Cuts Table | Ligne Roset |
| 2013年 | 照明 | Stripes Lamps | Ligne Roset |
| 2013年 | 家具コレクション | Les Nécessaires d'Hermès (12点) | Hermès Maison |
| 2013年 | ベンチ | Cheval-D'Arçons Bench | Hermès Maison |
| 2013年 | スツール | Carrés d'assise Stool | Hermès Maison |
| 2013年 | 収納 | Coffre à Lutrin | Hermès Maison |
| 2013年 | 収納 | Valet / Groom | Hermès Maison |
| 2013年 | パーティション | Partition / Screen | Hermès Maison |
| 2014年 | ソファ | Cosse | Ligne Roset / Cinna |
| 2015年 | 照明 | Respiro 900 Pendant | DCW Éditions |
| 2015年 | 照明 | Respiro 1200 Pendant | DCW Éditions |
| 2015年 | 照明 | Respiro Wall M / L | DCW Éditions |
| 2015年 | 家具 | Mèstissage Collection (Marble Benches) | Casati Gallery |
| 2016年 | ソファ | Pilotis Collection (Armchair, Pouf, Sofa) | De Padova |
| 2016年 | アームチェア | Albereta Armchair | De Padova |
| 2017年 | 花瓶 | Urushi Lacquered Wood Vases | Casati Gallery(日本滞在後のプロトタイプ) |
| 2017年 | 照明 | Nuage Lamp | Foscarini |
| 2018年 | アームチェア | Louise Armchair | Zanotta |
| 2018年 | 家具コレクション | Promenade Collection | Gebruder Thonet Vienna (GTV) |
| 2018年 | 椅子 | Beaulieu Chair / Armchair | Gebruder Thonet Vienna (GTV) |
| 2018年 | 椅子 | Hémicycle Chair | Ligne Roset × Mobilier National |
| 2018年 | 椅子 | Smusso Chair | Discipline |
| 2018年 | 収納 | Rideau de Bois Cabinet (Wood Curtain) | Mobilier National |
| 2019年 | ソファ | Phileas Sofa | Ligne Roset |
| 年代不詳 | ベッド | Tape Bed | Novamobili |
| 年代不詳 | 収納 | Pontile Shelf (Modular) | Novamobili |
| 年代不詳 | 収納 | Belt Sideboard (Modular) | Novamobili |
| 年代不詳 | 椅子 | Shade Family (Metal Chairs) | Et al |
| 年代不詳 | 壁装材 | Imbrex (3D Wall Covering) | Lithea |
| 年代不詳 | タイル | Filigrane Collection | Lea Ceramiche |
| 年代不詳 | 収納 | Squilibri Shelf / Unbalanced Bookcase | Skitsch |
| 年代不詳 | 子供用家具 | BuildUp (Children's Chairs & Tables) | Skitsch |
| 年代不詳 | 家具 | Saturnina Line | Piba Marmi |
| 年代不詳 | 鏡 | Nu Mirror | Glas Italia |
| 年代不詳 | 収納 | Niche Shelf | Testi |
| 年代不詳 | テーブル | Rendez Vous 87 / 105 / 110 (Marble Tables) | Marsotto Edizioni |
| 年代不詳 | スツール | Giro Pouf (Swiveling Top) | 不明 |
| 2023年 | 照明 | Poudrier Wall Lamp | DCW Éditions |