Rolf Benz(ロルフ・ベンツ)
Rolf Benzは、ドイツ南西部の黒い森地方ナゴルトに拠点を置く家具メーカーである。1964年、椅子職人のRolf Benzが約35名の従業員とともに創業した。創業と同時に発表した組み合わせ式のソファは、部屋の隅に沿って配置できる構成を持ち、応接用の家具だったソファを居間でくつろぐための家具として扱う契機となった。1993年にウォルター・ノルを取得している。
事業と製造の実体
Rolf Benzの製品を規定しているのは、詰め物の構成である。硬さの異なる高密度のウレタンフォームを層状に重ねる方式が用いられる。表層を軟らかく、深層を硬くすることで、座った直後の当たりを和らげながら沈み込みを抑える構成にあたる。各層の厚みと硬さの配分が座り心地を決める。
組み合わせ式のソファでは、単位を並べて構成を変えられる必要がある。単位ごとに独立して座り心地が成立し、かつ連結した際に段差や隙間が生じない設計が条件になる。部材の寸法と接合の精度がこれを左右する。
製造は黒い森地方の自社工場で行われる。2020年には、家具の分野で公的に認められた地理的表示の認証を取得している。
張り地の家具は、住宅に加えて公共の空間でも使える耐久性を備える仕様が用意される。
沿革
1960年代、テレビが一般の家庭へ普及し、居間が家族の過ごす場として新しい意味を持ち始めた。椅子職人のRolf Benzはこの変化を受け、1964年に約35名の従業員とともにナゴルトで会社を創業している。
創業と同時に発表された組み合わせ式のソファは、部屋の形状に沿って単位を配置できる構成を持つ。従来の応接の一式とは異なり、テレビを囲んで家族が過ごす配置に対応した。
1974年、ナゴルト近郊のメッツィンゲンに第二の工場が設けられた。
1993年、Rolf Benzはウォルター・ノルを取得している。現在はMarkus Benzが両社の経営責任者を務める。
デザイナーとの協働
Rolf Benzの製品開発は、詰め物と外皮の構成を軸として進む。座り心地が層の配分によって決まるため、設計案は詰め物の仕様の検討と並行して進められる。組み合わせ式の製品では、単位の互換性が設計の条件になる。
外部の設計者との協働により、ソファと椅子の系列が展開されている。
主な製品群
アディフォルムは創業と同時に発表された組み合わせ式のソファで、部屋の隅に沿って単位を配置できる。詰め物には硬さの異なるフォームを層状に重ねる構成が用いられる。
このほか、肘掛け椅子、卓、寝台を扱う。
基本情報
| ブランド名 | Rolf Benz(ロルフ・ベンツ) |
|---|---|
| 創業 | 1964年 |
| 創業者 | Rolf Benz |
| 本社・生産拠点 | ドイツ・黒い森地方ナゴルト |
| 関連会社 | Walter Knoll(1993年取得) |
| 事業内容 | ソファを中心とする家具の設計、製造および販売 |
| 公式サイト | https://www.rolf-benz.com |
Reference
- Rolf Benz - 公式サイト
- https://www.rolf-benz.com
- Wikipedia - ロルフ・ベンツ
- https://ja.wikipedia.org/wiki/ロルフ・ベンツ