Pedrali(ペドラリ)
Pedraliは、イタリア・ベルガモ県モルニコ・アル・セーリオに拠点を置く家具メーカーである。1963年、Mario Pedraliがブレシア県パラッツォーロ・スッル・オリオの工房で錬鉄の屋外家具を手がけたことに始まる。1970年代以降、事業は屋内の家具へ広がり、宿泊施設や飲食施設、事務空間といった業務用の市場を主とする工業生産へ移った。2000年代にウーディネ県マンツァーノへ木工の製造部門を設けている。
事業と製造の実体
Pedraliの製造は二つの拠点に分かれる。本社のあるモルニコ・アル・セーリオでは金属と樹脂の加工を、ウーディネ県マンツァーノでは木材の加工を担う。マンツァーノは木製の椅子の産地として知られ、木工の技能を確保できる立地にあたる。素材ごとに拠点を分ける構成は、加工の設備と職人の技能が素材ごとに異なることによる。
創業時の錬鉄の加工が、現在の金属加工の基盤となっている。屋外用の家具では耐候性が要件となるため、素材の選定と表面処理が製品の条件を規定する。
業務用の市場を主とするため、積み重ねや連結への対応、繰り返しの使用に耐える強度が設計の条件になる。同一の意匠で寸法と仕様の異なる製品を揃えられることも、この市場からの要求にあたる。
2016年、本社の敷地に自動倉庫が開設された。2018年には主に植物由来の樹脂を用いる水性の塗料を木製品へ導入し、2020年からは再生した樹脂を用いる製品の製造も始めている。2023年に創業60年を迎えた。
沿革
1963年、Mario Pedraliがブレシア県パラッツォーロ・スッル・オリオの小さな工房で錬鉄の屋外家具を手がけた。この地域の金属加工の職人の技術が基盤にあたる。
1970年代には、イタリア国内に加えてドイツ、フランス、米国へ輸出が広がった。同じ時期に建築家や設計者との協働が始まり、屋外家具から屋内の家具へ事業が広がっている。
1980年代後半、Mario の子であるMonicaとGiuseppe Pedraliが経営に加わった。
2000年代、ウーディネ県マンツァーノに木工の製造部門が設けられた。同じ時期に最初の照明の系列も発表されている。
2016年に本社の敷地へ自動倉庫が開設され、2023年には創業60年に合わせて敷地内に木造の建物が開設された。
デザイナーとの協働
Pedraliの製品開発は、外部の設計者との協働によって進む。業務用の市場を主とするため、設計案は積み重ねや連結の可否、繰り返しの使用への耐性と並行して検討される。素材ごとに製造の拠点が分かれるため、素材の選定が工程の選定を兼ねる。
協働相手にはJorge Pensi、Patrick Jouin、Eugeni Quitllet、Odo Fioravanti、Sebastian Herknerらがいる。
主な製品群
椅子が製品の中心にある。フリーダは曲木による枠と成形合板の座を組み合わせ、積み重ねに対応する。このほか樹脂や金属を用いる系列がある。
このほか、卓、ソファ、腰掛け、照明、屋外用の製品を扱う。
基本情報
| ブランド名 | Pedrali(ペドラリ) |
|---|---|
| 創業 | 1963年 |
| 創業者 | Mario Pedrali |
| 本社所在地 | イタリア・ベルガモ県モルニコ・アル・セーリオ |
| 生産拠点 | モルニコ・アル・セーリオ(金属・樹脂)、ウーディネ県マンツァーノ(木工) |
| 事業内容 | 家具・照明の設計、製造および販売 |
| 公式サイト | https://www.pedrali.com |
Reference
- Pedrali - 公式サイト
- https://www.pedrali.com