Montblanc(モンブラン)

Montblancは、ドイツ・ハンブルクに拠点を置く筆記具メーカーである。1906年、銀行家Alfred Nehemias、技術者August Eberstein、文具商Claus-Johannes Vossの三名が、インク漏れの少ない万年筆を作る事業として始めた。1908年にSimplo Filler Pen Co.として設立され、1913年に山の頂を象った記号が採用された。1924年発表のMeisterstückが現在も主力の系列にあたる。1993年よりRichemontの傘下にある。

事業と製造の実体

Montblancの製品を規定しているのは、ペン先の製作である。金のペン先は板材を打ち抜き、先端に硬質の合金を溶接し、割りを入れて研磨する工程を経る。割りの幅とペン先の弾性がインクの流れと書き味を決めるため、この工程の精度が製品の性能そのものになる。同社はハンブルクでペン先の製造を行っている。

軸には樹脂が用いられる。モンブラン マイスターシュテュック 149では黒い樹脂の軸に金の部材を組み合わせる構成が採られ、天冠には白い記号が嵌め込まれる。この記号はモンブラン山の頂を上から見た形を象ったもので、1913年に採用された。

吸入の機構も製品の性格を決めてきた。1924年発表の系列では、軸の後端を回すことでピストンが動き、瓶からインクを直接吸い上げる方式が用いられる。カートリッジ式と異なり、部材の精度が漏れの有無を左右する。

現在の製品は筆記具に加えて、時計、革製品、装身具に及ぶ。

沿革

設立

1906年、銀行家Alfred Nehemias、技術者August Eberstein、文具商Claus-Johannes Vossの三名が、当時普及していた万年筆のインク漏れを解決する製品を作る事業を始めた。1908年、ハンブルクでSimplo Filler Pen Co.として設立されている。

1910年、Montblancの名称が用いられるようになった。1913年には山の頂を象った白い記号が採用され、以後製品の天冠に付されている。

Meisterstück

1924年、Meisterstückの系列が発表された。ピストン式の吸入機構と金のペン先を持つ万年筆で、以後同社の主力の製品となる。この系列は寸法と仕様の異なる複数の型を含み、モンブラン マイスターシュテュック 149はその一つにあたる。

資本の移動

1985年、英国のDunhillが同社を取得した。1993年、DunhillがVendôme Luxury Groupの一部となったことで、Montblancも同グループに属する。同グループは後にRichemontとなり、現在も同社はその傘下にある。

1990年代以降、製品の範囲は時計、革製品、装身具へ広がった。

デザイナーとの協働

Montblancの製品開発は、社内の技術部門と設計の担当者によって進められる。筆記具の性能がペン先と吸入機構の精度に依存するため、機構の設計と外形の設計が分離しにくい構成にあたる。

時計や革製品など、後年に加わった分野では外部の設計者との協働も行われている。

主な製品群

モンブラン マイスターシュテュック 149は、1924年に始まる系列に属する万年筆である。黒い樹脂の軸に金の部材を組み合わせ、ピストン式の吸入機構と金のペン先を持つ。

このほか、寸法の異なる万年筆、ボールペン、シャープペンシル、インクを扱う。1990年代以降は時計、革製品、装身具も製品群に含まれる。

基本情報

ブランド名 Montblanc(モンブラン)
創業 1906年(1908年にSimplo Filler Pen Co.として設立)
創業者 Alfred Nehemias、August Eberstein、Claus-Johannes Voss
本社所在地 ドイツ・ハンブルク
資本関係 1985年Dunhill、1993年以降Richemontの傘下
事業内容 筆記具・時計・革製品・装身具の製造および販売
公式サイト https://www.montblanc.com

Reference

Wikipedia - Montblanc (company)
https://en.wikipedia.org/wiki/Montblanc_(company)
Montblanc - 公式サイト
https://www.montblanc.com/