Leander(レアンダー)
Leanderは、1998年にデンマーク・シルケボーで創業した子ども向け家具のメーカーである。創業者Stig Leanderは鍛冶職人として訓練を受けた人物で、双子を授かった義妹のために吊り下げ式の揺りかごを考案したことが事業の起点にあたる。子どもの成長に応じて形を変えられる構成を製品の方針とし、寝台は学童用の寝台へ、高い椅子は成人用の椅子へ組み替えられる。
事業と製造の実体
Leanderの製品を規定しているのは、形を変えられる構成である。子ども向けの家具は使用できる期間が限られるが、部材を組み替えて用途を変えられれば期間を延ばせる。この方式では、初期の形と後の形の双方で構造が成立する必要があり、部材の寸法と接合の位置がその条件になる。
レアンダー・クレードルは、天井から吊す揺りかごである。赤子の動きに反応して揺れる構成で、吊り下げの支点と重心の関係が揺れの周期を決める。創業者は段ボール、接着剤、糸といった材料で試作を重ねてこの形に至った。
素材はFSC認証を受けたブナ材が中心となる。塗装には溶剤を含まないラッカー塗装が用いられる。子どもが口に触れる可能性があるため、素材と塗装の選定は安全に関わる条件になる。同社は欧州の安全規格への準拠を公表している。
曲線を用いた部材が多く、木材の曲げ加工と削り出しが工程の中心となる。角を丸める処理も安全のための要件にあたる。
沿革
Stig Leanderは鍛冶職人として訓練を受け、椅子、自転車、乳母車の開発に携わった。双子を授かった義妹のために、一方に授乳している間にもう一方を落ち着かせられる揺りかごを構想している。
段ボール、接着剤、糸といった材料で試作を重ね、赤子の動きに反応して揺れる吊り下げ式の揺りかごが生まれた。1998年、Leanderがデンマーク・シルケボーで創業している。
その後、製品の範囲は寝台、高い椅子、おむつ替えの台、収納へ広がった。いずれも成長に応じて形を変えられる構成を採る。
現在は国外へも展開し、創業者が引き続き製品の設計を担っている。
デザイナーとの協働
Leanderは外部の設計者へ委嘱する方式を採らず、創業者が全製品の設計を担う構成にあたる。形を変えられる構成では、部材の互換性と各段階での構造の成立を同時に検討する必要があり、設計と製造の条件が分離しにくい。
設計はStig Leanderによる。
Stig Leanderの設計思想や経歴について詳しくはStig Leanderプロフィールページをご覧ください。
主な製品群
レアンダー・クレードルは、天井から吊す揺りかごである。赤子の動きに反応して揺れる構成を採り、吊り下げの支点と重心の関係が揺れの周期を決める。
このほか、学童用の寝台へ組み替えられる寝台、成人用の椅子へ組み替えられる高い椅子、おむつ替えの台、収納を扱う。
基本情報
| ブランド名 | Leander(レアンダー) |
|---|---|
| 創業 | 1998年 |
| 創業者 | Stig Leander |
| 所在地 | デンマーク・シルケボー |
| 主素材 | FSC認証のブナ材、溶剤を含まないラッカー塗装 |
| 事業内容 | 子ども向け家具・用品の設計、製造および販売 |
| 公式サイト | https://leander.com |
Reference
- Leander - 公式サイト
- https://leander.com