Lapalma(ラパルマ)
Lapalmaは、イタリア・パドヴァ近郊に拠点を置く家具メーカーである。1978年、Dario MarcatoとRomano Marcatoの兄弟が自宅の車庫で週末に家具を作り始めたことに端を発する。両名は精密な電子部品の製造に携わった技術的な背景を持つ。住宅向けと業務用の双方に対応する家具を扱い、2013年からFrancesco Rotaがアートディレクターを務める。
事業と製造の実体
Lapalmaの製品を規定しているのは、部材を細く保ちながら強度を確保する構成である。木材、金属、革、生地を組み合わせ、断面を抑えた部材で荷重を支える。断面を小さくすれば軽くなる一方、接合部への負担は増すため、接合の方式が寸法を左右する。
創業者が精密な電子部品の製造に携わっていた経歴は、公差の管理という点で家具の製造に接続する。部材を細くする構成では、加工の誤差がそのまま組み立ての可否に影響するためである。
組み合わせて構成を変えられる製品も扱われる。この方式では、単位ごとに独立して成立し、連結した際にも寸法が揃う設計が条件になる。
同社はISO 9001の認証を取得し、素材の選定から製造、梱包、流通までを自社の基準で管理している。
沿革
1978年、Dario MarcatoとRomano Marcatoの兄弟がイタリア・パドヴァ近郊の自宅の車庫で家具の製作を始めた。両名は精密な電子部品の製造に携わっていた。
以後、住宅向けと業務用の双方に対応する家具を扱う事業へ展開している。
共同創業者のRomano Marcatoは、経営に加えて設計も担当し、複数の系列を手がけた。
2013年、イタリアの設計者Francesco Rotaがアートディレクターに就いた。組み合わせ式のソファ、卓の系列、肘掛け椅子、間仕切りなどを手がけている。
このほかEnzo Berti、Patrick Norguetをはじめとする設計者との協働が行われている。
デザイナーとの協働
Lapalmaの製品開発は、アートディレクターが方向を統括し、外部の設計者との協働で進む。部材を細く保つ構成では加工の精度が組み立ての可否に影響するため、設計案は接合の方式と並行して検討される。
2013年からFrancesco Rotaがアートディレクターを務める。このほか共同創業者のRomano Marcato、Enzo Berti、Patrick Norguetらが製品を手がけた。2000年発表の腰掛けは、ロンドンを拠点とした安積伸・安積朋子が設計している。
主な製品群
レムは2000年発表の腰掛けで、細い金属の部材で脚と背を一続きに構成し、湾曲した座を組み合わせる。高さを変えられる型もある。
このほか、椅子、卓、組み合わせ式のソファ、間仕切り、腰掛けを扱う。屋内と屋外の双方に対応する製品がある。
基本情報
| ブランド名 | Lapalma(ラパルマ) |
|---|---|
| 創業 | 1978年 |
| 創業者 | Dario Marcato、Romano Marcato |
| 本社所在地 | イタリア・パドヴァ近郊 |
| アートディレクター | Francesco Rota(2013年〜) |
| 事業内容 | 家具の設計、製造および販売 |
| 公式サイト | https://www.lapalma.it |
Reference
- Lapalma - 公式サイト
- https://www.lapalma.it