ブランド情報
- 正式社名
- GIORGETTI S.P.A.
- 創業・本社
- 1898年 イタリア・メーダ
- 創業者
- Luigi Giorgetti
- 生産
- 自社工場で製造
- 事業内容
- 家具・厨房の設計、製造および販売
- 親会社・グループ
- Solida Capital(2025年〜)
- 公式サイト
- www.giorgettimeda.com
本社・所有・生産・日本での取扱いなどは 2026年10月21日に確認
Giorgetti(ジョルジェッティ)
Giorgettiは、イタリア北部ブリアンツァ地方メーダに拠点を置く家具メーカーである。1898年、Luigi Giorgettiが約8名の職人とともに工房を開いたことに始まる。当初は古典様式の家具を製造し、1970年代から現代的な製品群へ移行した。無垢材の加工を基盤とし、設計から生産までをイタリア国内で行う。2015年に投資会社Progressioが経営権を取得し、2025年9月にSolida Capitalを中心とする投資家グループへ売却された。
事業と製造の実体
Giorgettiの製造の基盤にあるのは無垢材の加工である。メープル、エボニー、ブナ、ウォールナット、パウフェロといった材が用いられる。無垢材は含水率の変化で伸縮するため、乾燥の工程で含水率を管理する必要がある。この管理が接合部の狂いを左右する。
製造では職人の手作業と数値制御の加工が併用される。曲面や細部の仕上げは手作業を要し、部材の切り出しと粗加工は機械が担う。パウフェロのように硬く重い材では、切削の条件が加工の可否を決める。
木材のほか、石、ガラス、革、金属を組み合わせる製品も扱う。素材ごとに工程が異なるため、製品によって加工の担当が分かれる。
沿革
古典様式の家具から
1898年、Luigi Giorgettiがメーダに工房を構えた。当初はミラノの上流階級向けに古典様式の家具を製作している。メーダを含むブリアンツァ地方は、家具製作が盛んな地域にあたる。
1920年代には米国向けの輸出を始めた。半完成品の彫刻の枠という製品で規模を広げ、量産の体制を整えている。1960年代には完成品の製造と輸出を始めた。
現代的な製品群への転換
1970年代に最初の現代的な製品群を発表した。1980年代には、創業者の孫で長く経営を率いたCarlo Giorgettiが建築家との協働を進めている。
1987年、社内の設計研究部門が肘掛け椅子の系列を発表した。1990年代には建築家Massimo Scolariがアートディレクターを務め、ばねの機構を備えた椅子などを手がけている。
資本の移動
2011年、自社の製品のみで構成した住居型の展示場の方式が発表され、主要な都市へ展開された。
2015年、Giorgetti家は事業を投資会社Progressioへ売却した。Poltrona FrauやMolteni&Cでの経歴を持つGiovanni Del Vecchioが経営責任者に就いた。
2016年には最初の厨房の体系を発表し、2018年には内装工事を手がけるBattaglia Interior Contractorsを傘下に加えた。2025年9月、Progressioは保有株式をSolida Capitalを中心とする投資家グループへ売却した。
デザイナーとの協働
Giorgettiの製品開発は、社内の設計研究部門と外部の設計者の双方によって進む。
協働相手にはMassimo Scolari、Carlo Colombo、Roberto Lazzeroni、Ludovica & Roberto Palombaらがいる。
主な製品群
プロジェッティは1987年発表の肘掛け椅子の系列で、古い杖の握りを思わせる形状の肘掛けをパウフェロ材で作る。
このほか、1992年発表のばねの機構を備えた椅子、卓、収納、厨房の体系を扱う。
Reference
- Giorgetti - 公式サイト
- https://www.giorgettimeda.com