Flexform(フレックスフォルム)
Flexformは、イタリア・ロンバルディア州メダに拠点を置く家具メーカーである。1900年代初頭の家族の工房を前身とし、1959年にGalimberti兄弟がFlexform di Galimbertiとして創業した。1967年にFlexform S.p.A.として法人化されている。1970年代に始まった建築家Antonio Citterioとの協働が長期にわたって続き、同人が製品と対外的な表現の統括を担ってきた。
事業と製造の実体
Flexformの拠点はメダにある。ブリアンツァ地方は家具の産地として知られ、同社もこの地域の技術を基盤とする。
製品はソファと肘掛け椅子が中心となる。詰め物と外皮の扱いが座り心地と外形を決めるため、骨組みの形状、詰め物の硬さの配分、外皮の裁断が同時に検討される。羽毛や複数の密度のフォームを層状に重ねる構成では、各層の厚みが沈み方を規定する。
長期にわたって単一の設計者が製品群を統括する体制では、寸法と仕上げの体系を一貫させることが可能になる。異なる年に発表された製品を同じ空間に並べても、脚部の形状や張り地の選択肢が揃う構成が採られる。
製造はイタリア国内で行われる。素材には木材、金属、革、生地が用いられる。
沿革
Flexformの前身は1900年代初頭の小規模な家族経営の工房である。1959年、Galimberti兄弟がFlexform di Galimbertiとして創業した。
創業者の子の世代が工房を工業的な生産の体制へ移し、1967年にFlexform S.p.A.として法人化している。この時期に社名もFlexformへ簡略化された。
1970年代、建築家Antonio Citterioとの協働が始まった。Citterioは同社の対外的な表現と製品設計の大部分を手がけ、40年以上にわたって統括を担っている。
2001年には米国の設計者John Huttonとの協働による系列が発表された。その後、Carlo Colombo、Roberto Lazzeroniらも加わっている。
デザイナーとの協働
Flexformの製品開発は、単一の設計者が長期にわたって統括する体制で進んできた。この構成では、異なる年に発表された製品の寸法と仕上げの体系を揃えることが可能になる。一方、製品群の性格は統括者の判断に強く依存する。
1970年代から統括を担うのはAntonio Citterioである。このほかJohn Hutton、Carlo Colombo、Roberto Lazzeroniらとの協働がある。
Antonio Citterioの設計思想や経歴について詳しくはAntonio Citterioプロフィールページをご覧ください。
主な製品群
ソファと肘掛け椅子が製品の中心にある。グラウンドピースは座面の高さを抑え、背の外側に棚を組み込める構成を持つ。詰め物には羽毛や複数の密度のフォームを層状に重ねる構成が用いられる。
このほか、卓、収納、寝台、屋外用の製品を扱う。いずれも共通の寸法と仕上げの体系のもとで揃えられる。
基本情報
| ブランド名 | Flexform(フレックスフォルム) |
|---|---|
| 創業 | 1959年(Flexform di Galimbertiとして) |
| 法人化 | 1967年(Flexform S.p.A.) |
| 創業者 | Galimberti兄弟 |
| 本社所在地 | イタリア・ロンバルディア州メダ |
| 設計の統括 | Antonio Citterio(1970年代〜) |
| 事業内容 | 家具の設計、製造および販売 |
| 公式サイト | https://www.flexform.it |
Reference
- Flexform - 公式サイト
- http://www.flexform.it/
- Wikipedia - Flexform
- https://en.wikipedia.org/wiki/Flexform