概要
SMEG 50's Style Toasterは、イタリアの家電メーカーSMEGが展開する「50's Style」小型家電シリーズのトースターである。丸みのある本体とクロームの部材、複数の色で構成される。
このシリーズは、ミラノを拠点とするデザインスタジオ、ディープデザインのマッテオ・バッツィカルーポとラファエッラ・マンジャロッティが手がけ、2014年に発表された。同社を象徴するFAB28冷蔵庫のスタイルを起点に、そのデザイン言語を小型家電へと展開したもので、スチールのボディに粉体塗装を施す。
特徴とコンセプト
レトロスタイルの造形
本体には角を持たない曲面が用いられる。角がある形状では拭き取りの際に汚れが隅に残るが、曲面が連続すれば布が届く。操作部にはステンレスのレバーとクロームのノブを配し、本体の塗装面と素材を分けている。
機能
スロットの幅は各36mm。厚みの異なるパンでも、中央に保持する機構により両面が発熱体から等距離に置かれる。位置がずれれば片面だけが強く焼ける。
6段階の焼き加減調整と、再加熱・解凍・ベーグルの3つの設定を備える。ベーグルは切断面だけを焼くため、片面のみを加熱する。取り外せるクラムトレイ、コードを巻き取る機構、滑り止めを備える。消費電力は950W(EU仕様)。
カラーバリエーション
複数の色が用意される。粉体塗装による光沢仕上げのため、塗装と違って表面が剥げにくい。SMEGはエナメルと金属加工を出自とする。
評価と影響
同じ「50's Style」シリーズでは、SMEG FAB28 冷蔵庫が起点となり、SMEG ECF02 エスプレッソマシンなど小型家電へ展開されている。曲面と色の扱いを共有するため、複数を並べたときに輪郭が揃う。
グッドデザイン賞、iFデザイン賞、レッドドット・デザイン賞を受けている。本製品の美術館収蔵は、公開情報の範囲では確認できていない。
スメグの歴史や他の製品について詳しくはスメグブランドページをご覧ください。
基本情報
| デザイナー | ディープデザイン(マッテオ・バッツィカルーポ&ラファエッラ・マンジャロッティ) |
|---|---|
| ブランド | SMEG |
| 発表年 | 2014年(50's Styleシリーズ) |
| デザイン国 | イタリア(製造はイタリアおよび中国) |
| 主要モデル | TSF01(2スライス)、TSF02(4スライス長型)、TSF03(4スライス) |
| スロット数 | 2(各幅36mm) |
| 消費電力 | 950W(TSF01・EU仕様) |
| 寸法 | H198 × W310 × D195mm(TSF01/ボールレバーノブ含め全幅325mm) |
| 重量 | 2.4kg(TSF01) |
| 材質 | パウダーコーティングスチールボディ、クロームベース、ステンレススチール |
| カラー展開 | ホワイト、ブラック、レッド、クリーム、パステルブルー、パステルグリーン、ピンク、クロームほか |
| 主な機能 | 6段階焼き加減調整、リヒート、解凍、ベーグルモード、自動ポップアップ、セルフセンタリング機構 |
| 受賞歴 | グッドデザイン賞、iFデザイン賞、レッドドット・デザイン賞 |
| オプション | サンドイッチラック(TSSR01)、バンウォーマー(TSBW01) |