ノットクッション(Knot Cushion)は、アイスランド出身のデザイナー、ラグンヘイズル・オゥプ・シグルザルドッティルが2011年にデザインし、2016年にデザインハウス ストックホルム(Design House Stockholm)から発表されたクッションである。数メートルにおよぶニットのチューブを結んでつくられ、柄や模様ではなく結び目という立体的なフォルムそのものによって個性を表す。2016年のストックホルム・ファニチャーフェアで発表され、ニューヨークのMoMAデザインストアやDesign Within Reachといったデザインショップで扱われている。
誕生の経緯
ノットクッションは、意図しない実験から生まれた。シグルザルドッティルは手編みのテディベアの脚を編み機で効率よくつくる方法を試すうちに、チューブ状のニットができあがり、それを結んでみることを思いついた。子どもの頃にガールスカウトで習った結びの技術が、この発想につながっている。
一目見ただけでは何か分からないという曖昧さに面白さがある、と本人は語っている。オリジナルは「Notknot」という名で制作され、その後「Maybeknot」(2014年)を経て、デザインハウス ストックホルムが「Knot」として2016年に製品化した。
彫刻性と機能性
航海用のロープワークである「モンキーフィストノット(猿の拳結び)」にインスパイアされたデザインで、数メートルのニットチューブを結ぶことで、コンパクトながら存在感のある立体形状をつくり出している。クッションとしての柔らかさを保ちながら、彫刻的なオブジェとしても成立する。
サイズは約30×30×15cmで、ソファやアームチェア、ベッドのアクセントとして空間の焦点になる。ホワイト/グレー、クリーム、ブラウン、フォレストグリーンはウール50%・アクリル50%、その他のカラーはウール30%・アクリル70%で、中綿はポリエステル100%である。
基本情報
| 製品名 | Knot Cushion(ノットクッション) |
|---|---|
| デザイナー | ラグンヘイズル・オゥプ・シグルザルドッティル(Ragnheiður Ösp Sigurðardóttir) |
| ブランド | デザインハウス ストックホルム(Design House Stockholm/スウェーデン) |
| デザイン年 | 2011年 |
| 発表年 | 2016年 |
| サイズ | 約 W30 × D30 × H15 cm |
| 素材 | ホワイト/グレー・クリーム・ブラウン・フォレストグリーン:ウール50%/アクリル50% その他のカラー:ウール30%/アクリル70% 中綿:ポリエステル100% |
| 取扱 | MoMAデザインストア、Design Within Reach ほか |