Design House Stockholm(デザインハウス ストックホルム)
Design House Stockholmは、1992年にAnders Färdigがスウェーデン・ストックホルムで設立したブランドである。自社で設計者に主題を与えて開発を依頼するのではなく、設計者から持ち込まれた案を検討して製品化する方式を採る。同社はこの構成を出版社の仕組みになぞらえて説明している。1997年、Harri Koskinenが設計した照明で製品群を始めた。現在は60名を超える設計者と協働する。
事業と製造の実体
Design House Stockholmの事業を規定しているのは、案を募って選ぶという製品開発の方式である。企業が主題を定めて設計者へ委嘱する通常の方式と異なり、持ち込まれた案のなかから製品化するものを選ぶ。このため、設計者の実績にかかわらず案そのものが判断の対象になる。
この方式では、製品化の可否を判断した後に、量産の条件を検討する作業が生じる。案が既存の工程で作れるとは限らないため、素材と製造先の選定が製品ごとに必要になる。同社は自社工場を持たず、外部への委託による生産を行う。
1997年に製品化された照明は、ガラスの塊の内部に電球の形の空洞を設け、そこに電球を収める構成を採る。ガラスは二つの部分を貼り合わせて作られ、内部の空洞を成形するには、鋳型と冷却の管理が要る。光源が厚いガラスを通して見えるため、透明度と気泡の有無が製品の性能に直結する。この製品はニューヨーク近代美術館が2000年1月19日に取得し、収蔵番号30.2000として登録している。
製品の範囲は照明、繊維製品、食卓用品、家具、生活用品に及ぶ。素材と工程は製品ごとに異なる。
沿革
創業者Anders Färdigはスウェーデン南部スモーランド地方のボーダで育った。ガラス工房を統合してブランドを形成した経営者Erik Rosénから影響を受けている。Färdig自身も陶器やガラスの企業で設計に携わった。
1992年、Färdigはストックホルムでこの事業を設立した。設計者から案を募って製品化する方式を採っている。
1997年、フィンランドの設計者Harri Koskinenによる照明で製品群が始まった。この製品は1996年の設計にあたる。
その後、協働する設計者は60名を超えた。国籍を限定せず、北欧のほか日本を含む各国の設計者の案が扱われている。
デザイナーとの協働
Design House Stockholmの製品開発は、設計者から持ち込まれた案を検討して製品化する方式で進む。企業側が主題を定めないため、案の内容が製品群の構成を決める。実績のない設計者の案も同じ基準で検討される。
協働相手にはHarri Koskinenをはじめ、北欧および各国の設計者が含まれる。
Harri Koskinenの設計思想や経歴について詳しくはHarri Koskinenプロフィールページをご覧ください。
主な製品群
ノットクッションは、繊維を結び目の形に成形した製品である。
このほか、ガラスの塊に電球を収める照明、繊維製品、食卓用品、家具、生活用品を扱う。
基本情報
| ブランド名 | Design House Stockholm(デザインハウス ストックホルム) |
|---|---|
| 設立 | 1992年 |
| 創業者 | Anders Färdig |
| 所在地 | スウェーデン・ストックホルム |
| 事業内容 | 照明・繊維製品・食卓用品・家具・生活用品の企画および販売 |
| 公式サイト | https://www.designhousestockholm.com |
Reference
- The Museum of Modern Art - Collection(収蔵データ)
- https://github.com/MuseumofModernArt/collection
- Design House Stockholm - 公式サイト
- http://www.designhousestockholm.com/
- Wikipedia - Design House Stockholm
- https://en.wikipedia.org/wiki/Design_House_Stockholm